TROUBLE WITH THE CURVE
原題「トラブル・ウィズ・ザ・カーヴ
9・21 米公開!
11・23 日本公開
邦題「人生の特等席」

公式サイト
http://troublewiththecurve.warnerbros.com/


予告編 上が明るい音楽のUSA版 下の静かな音楽が日本版 日本版なんで暗いんねん。
米版の予告編の曲は著名な曲。日本国内での使用は使用料がまた別かかるので差し替えということなのだろうか。



 



左二枚 米版ポスター 右端イギリス版ポスター

 

現在まで判明していること
2012年9月21日北米公開
監督 
ロバート・ロレンツ(イーストウッド作品の助監督や製作を勤めていた。初監督)
脚本
ランディ・ブラウン 初脚本映画化作品
出演 
クリント・イーストウッド Gus Lobel 目が悪い老スカウト
エイミー・アダムス イーストウッドの娘でスカウト活動をヘルプ ディズニーのお姫様出身らしく役名はミッキー!
ジャスティン・ティンバーレイク Johnny Flanagan 若いスカウト アダムスと恋物語が展開
ジョン・グッドマン
マシュー・リラード スカウト仲間
スコット・イーストウッド Billy Clark マイナーリーグの野球選手
エド・ローター
ボブ・ガントン テレビドラマ「24」など多くの出演歴をもつ。見たらすぐわかる狐顔のおじさん
ダレン・ル・ガーロ エイミーアダムスの実生活での連れ。 2人の間には子供もいる
チェルシー・ロス あちゃこっちゃの映画、テレビドラマに出演している個性派脇役俳優

これまにで伝えられたニュース
・2011年
・10月6日さまざまなメディア配信
イーストウッドがスクリーンに戻ってくるかもしれない。
TROUBLE WITH THE CURVEというタイトルで、野球選手のスカウト活動旅を続ける老スカウト役で本人は演じるオファーを受ける寸前だという。視力がだんだん悪くなってきた老スカウトは最後のスカウトとしてアトランタへ将来が嘱望される選手を娘をつれて見に行くというストーリー。
このニュースでは驚きが満載。まずイーストウッドがまたも引退撤回。本人は”役があればやるがもうないだろう”と話しており完全引退とは本人は言ってはいないが、近年何かというと”イーストウッド引退”の文字がメディアをにぎわせてきた。現在最後の出演のグラントリノはジョンウェインの遺作ラストシューティストと並び偉大な俳優の最後のふさわしい作品と商業的にも作品的にも大成功していた。今度こそイーストウッドも引退と多くの人が信じていた。
映画の背景も驚き。脚本を書いたのはRandy Brown。Brownはヴィジュアルエフェクトの専門家。最新作ではヒュージャックマンの「Real Steel」にも参加していた。多くのイーストウッド映画に効果マンとして参加していた。
さらに驚きは監督がRobert Lorenzで話が進んでいるという。1990年代中ごろからイーストウッド映画のセカンド助監督としてイーストウッド映画にかかわり、その後はプロデューサー兼チーフ助監督で最新作のJ・エドガーまで一緒に仕事をしている人物。
1970年代はイーストウッドは自分の主演を自身の作品にかかわったスタッフに監督をまかせたことはあったが(ジェームズファーゴ、リチャードタグル、さらには友達のスタントマンのバディヴァンホーンなど)、今回の話が実現すると1993年の「シークレットサービス(ウルフガングピーターセン監督)以来の自分以外の監督の下での作品になる(カメオ出演のキャスパーやドキュメンタリーなどを除く) 。
公開は来年末が予想されている。

・10月12日 Twitch Film配信
サンドラ・ブロックがTROUBLE WITH THE CURVEの出演オファーを受けているという。
ブロックはかつてミリオンダラーベイビーを自身主演で映画化に動いていたが映画会社から資金援助を受けられず断念。その後脚本がイーストウッドに渡り、もともと主演としてやってもらえないかという話だったがイーストウッドが監督を希望、映画化となった過去がる。ヒラリースワングが主演しアカデミー賞を受賞した。
当初はブロックがミリオンダラーの役を断ったと伝えられていたが、ブロックは
「私はミリオンダラーを何度も何度も何度も作ろうと努力したけど、女性のボクシング映画なんて誰もみないって相手にされなかった。しょうがないから私はデンジャラスビューティー2に出ることにした。そしたらプロデューサーがヒラリースワンクをつれてきて、クリントを得た。物事がそう進んだんだから、それはそう進むべきものだったのだと思う」と話していた。

・10月16日
カーメル映画祭でイーストウッド映画の編集マンJoel Coxの人の講演に参加した人の情報。Coxとその助手と講演後話をしたという。それによると撮影は2012年3月スタート予定。 物語は、近代的なスカウト法となった現代で昔ながらのスカウト法でスカウトを行う、仕事が減ってきている老スカウトの話。映画はグラントリノが好きな人は気に入るよと言われたという。

・11月4日 hollywood reporter
イーストウッドの
TROUBLE WITH THE CURVEに関する発言
「父と娘の物語。父は昔気質の人間。娘は法律家でキャリアをあきらめて老いた父の手助けをするんだけど、父のほうはそれに感謝しているわけじゃないんだ。面白いキャラクターが出ているよ。たぶん次の作品になると思うけど、まだ製作の初期の段階だよ」

・11月19
イーストウッド主演作Trouble with the Curveでイーストウッドの娘役としてオファーされたというサンドラブロックがスーパー忙しくて役を受けることが不可能、ゆえエイミー・アダムスへオファーが。ただしアダムスも忙しいという。ワーナースタジオ側は、スケジュールのバッティングはあるが、アダムスと契約にこぎつけられることに期待を持っているという。
また同作で監督をすると伝えられているRobert Lorenzが代理人会社CAAと契約した。Lorenzは長らくイーストウッド映画とかかわりをもっており、助監督から近年ではプロデューサーの一人にまで昇格していた。かつてはWMEと代理人契約をしていたがここ数年は代理人をもたず仕事をしていた。今回のCAAとの契約は監督デビューすることが大きな理由と見られる。

2012年
・1月19
久々にニュースが。イーストウッドのスカウト仲間役としてMathew Lillard、役不明でJoe Massingillへオファーが出されているという。Massingillはイーストウッドがスカウトする野球選手ではとの予想も。
なおこの映画の出演オーデションが昨年12月に始まっているようで米映画サイトの掲示板でオーディションを受けることが決まったが映画会社は脚本を与えてくれないと書き込んでいた人がいた。


・1月31
Hollywood Repoterが伝えたところによると、イーストウッド&エイミーアダムス主演のTROUBLE WITH THE CURVEは9月28日公開とワーナーは発表したという。
この週にはディカプリオのお友達で映画「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルースウィルス共演のSF「Looper」、オリバーストーン監督の「Savages」の公開が予定。

・2月1
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)がキャストに加わったと米多数メディアが伝えた。
イーストウッドが目が見えなくなってきた老スカウト、アダムスが手助けをする娘役。ティンバーレイクは若いライバルスカウトでアダムスとちょっとした恋模様になる役と予想される。撮影は3月から予定されている。

・2月6日
J.エドガーの監督イーストウッドはやっぱり画面にうつってナンボ?
現地5日アメリカインディアナポリスで開催されたアメリカ最大のイベント、NFLの優勝決定戦のスーパーボウルの放送で今年も数多くの超大作CMがオンエア。視聴率で10%いけば怪物的大ヒット視聴率といわれるアメリカで40%以上の視聴率を稼ぐスーパーボウル。スポンサーがこの日のために特別なCMを製作するため毎年話題になっている。そのCM郡の中でこの日一度のみの放送と宣言されたイーストウッド出演のデトロイトの車メーカーのクライスラーのCMがアメリカ人の心をとらえネットの人気調査では支持率25%近い数字を得てぶっちぎりのトップとなっている。
映画グラントリノで見せたアメリカの誇り、デトロイトの誇り(イーストウッドはクライスラーでなくフォードの元社員という設定だったけど)を2分間ノンストップのナレーションで見せている。

2月7
ジャスティン・ティンバーレイクがTrouble With Curveの出演契約を終えたと米メディアが伝えた。ニューヨークヤンキースのスカウトでイーストウッド扮する老スカウトの友人のジョニーフラニガンという役。イーストウッドの娘役のエイミーアダムスとロマンチックな関係を持つキャラクターという。

・2月7日 スーパーボウルでのイーストウッドのCMが物議に CNN Japanより
「ワシントン(CNN) 5日に開催された米プロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル1 件」でハーフタイム時に放送されたテレビコマーシャル(CM)が、政治的だとして物議を醸している。

5日に開催された米プロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル1 件」でハーフタイム時に放送されたテレビコマーシャル(CM)が、政治的だとして物議を醸している。スーパーボウルは米国で最も視聴者数が多いスポーツイベントの一つとして知られており、前半と後半の間のハーフタイム中に流されるCMも人々の注目を集める。

今回、物議を醸しているCMは、自動車メーカー、クライスラーが人気俳優のクリント・イーストウッド(81)を起用したもの。CMは、「モーターシティー(自動車の街)」として知られるデトロイトの労働者やその家族の真剣な表情、老朽化した工場、自動車産業の落ち込みで疲弊した町が復活しようとする様子を映し出すなか、イーストウッドが「ハーフタイムだ。両チームはロッカールームに戻り、試合に勝つために後半で何が出来るか話し合っている」とナレーションをかぶせる。

ナレーションはさらに続き、「米国もハーフタイムだ。人々は休職中で、傷ついている。彼らは皆、カムバックするために何をしようか考えている。私たちは皆、恐れている。なぜなら、これは試合ではないからだ。デトロイトの人々は、そのことについて少しは理解している。彼らはほとんど全てを失った。しかし、私たちは皆、一つになった。今、モーターシティーは再び戦っている」。

このCMが、共和党が批判していたオバマ政権による自動車業界救済を支持しているかのようだとして、一部の政治アナリストから非難の声が上がっている。今秋にはオバマ大統領が2期目を狙う大統領選が控える。 おわり」
なおイーストウッドは放送翌日に
「この広告は政治的メなちおnセージを含む意図はない。これはアメリカの誇りと雇用増加のメッセージ」と話した。

・2月8日 イーストウッド クライスラーCM騒動続報 cinema cafeより
”クリント・イーストウッドが、5日(現地時間)に開催されたアメリカのプロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル」のハーフタイム時 に放送されたTVCMの出演料を全額寄付したと公表、内容に政治的意図はないことを強調した。同CMは、内容が政治的だとして放送直後から物議を醸してい た。

イーストウッドが出演したのは自動車メーカー「クライスラー」の2分間のイメージCMで、自動車産業の中心であるデトロイトの街と、産業の不振に苦しみながらも復活を目指す人々の様子を映す映像にイーストウッド本人の映像とナレーションが被せられる。

「ハー フタイムだ。両チームはロッカールームに戻って、後半戦に勝つために何ができるか話し合っている」。続けてイーストウッドは「彼らはほとんど全てを失っ た。だが、私たちは一つになった。いま、モーターシティ(デトロイト)は再び戦っている。そう、アメリカもハーフタイムだ。我々の後半戦はいま、始まろう としている」と語りかける。

アメリカではこのCMが、今秋の大統領選挙で二期目の当選を目指すオバマ大統領を支持する内容だと指摘する声 が一部から上がった。イーストウッドはこれに対して、「私はオバマ氏と政治的なつながりは全くない。CMは、雇用の増加とアメリカの精神についてのメッ セージで、どんな政治家でも賛成する内容だと思う」とFox Newsに反論。「私は現時点で支持する政治家はいない。クライスラーはこのCMに自動車を登場させていない。このCM出演で彼らからもらったものは全て チャリティに寄付した。オバマでも誰でも、政治家がこのCMのスピリットに賛同したいならば、そうすればいい」と語った。

高視聴率を誇るスーパーボウルのTV中継では、ハーフタイム中に放映されるCMの注目度も高く、ベールに包まれた新作映画のCMなどが登場することもある。” 記事終わり

・2月11日
新キャスト二人追加。
まずデブッチョおじさんのジョングッドマンの出演が明らかに。
さらにクリントイーストウッドの息子スコットイーストウッド(スコットリーブス名義での仕事もあり)の出演も決まった。息子の役どころはマイナーリーグの有望な選手役。スコットは映画インヴィクタスではラグビーの選手役もこなしている。

・2月14日
新たなキャストが明らかに
We Love Cultのインタビューでロバート・パトリックがまもなくTrouble with the Curveの撮影に入ると話した。パトリックは2006年公開のイーストウッド監督作「父親たちの星条旗」にも出演。今回は共演となる。パトリックはターミネーター2でシュワターミネーターを抹殺する進化型ターミネーター役やXファイルの後期主演などで知られている。

・2月21日
トラブル・ウィズ・ザ・カーヴの撮影が3月8日、ジョージア州のMaconにあるLuther Williams Fieldで行われる予定であることが明らかになった。同映画のスポーツコーディネーターのAimee McDanielが語ったもの。イーストウッドも撮影に参加するという。McDanielは撮影に参加する野球のシングルAのマイナーリーグの選手役のエキストラを探しており、2月16日の土曜日に撮影場所となるフィールドで選手のオーデションを行った。18歳から30歳の男性で20人のエキストラを集めるという。
開催されたオーデションには300人近い人が集まった。
Luther Williams Fieldは1929年に立てられた歴史のあるスタジアムでイーストウッドの製作会社はこのスタジアムでの撮影交渉をMacon市と行っており交渉成立寸前だという。
オーディションをフェンスから見守っていたRetiree Ephariam氏64歳は1959年のローハイドからのクリントイーストウッドファン。
「これで俺たちの町Maconが地図で目立つぞ」と興奮していた。
また同じくジョージア州のDawsonvilleのPravin Patel氏経営のモーテルでも撮影が行われる。Patel氏は45年間このモーテルで働いており、オーナーとなって20年。稼ぎはよくなく”もう引退したいよ”と話している。その一方で”でもすごく幸せだよ”とも話している。来月の撮影に備え撮影隊が無料でオフィスの外に屋根をつけてくれるなどしていることも幸せの一つ。さらに撮影隊が数週間このモテルを完全に借り切ったことが一つ。そしてイーストウッドに会えるかもしれないことが一つ。
「彼はベストな映画スターだし、特に西部劇などのアクションの世界ではね。彼の西部劇は全部見ている。」とPatel氏。Patel氏の一人息子はメディカルスクールに通っておりあと一年で卒業になるが学費は今後楽に払えそうだ。イーストウッドらの撮影隊が引き払った後Patel氏は一晩45ドルの宿泊費を95ドルへの値上げを予定しているという。

・2月29日
新たなキャストが明らかに。Matt Bush。ピザの配達人役でピザを配達するうちにイーストウッド演じるキャラクターと仲を深めていくという役。Matt Bushという大リーグ選手とはもちろん関係ない。

・3月9日
イーストウッドの新作が現在撮影に入っている。現地3月8日には小さな町のMaconのレストランCheersで撮影。イーストウッドは午後2時すぎに到着。4時にはレストランを後にした。イーストウッドはアトランタからヘリコプターでMaconへ移動。SUVでレストランまでやってきた。

・3月11日
レストラン「Cheers」で撮影を行った撮影隊。作中では「Jimmy's」というレストラン名になっていたという。またイーストウッド扮するキャラクターは作中では「Gus(ガス)」と呼ばれていたという。

・3月31日
アトランタ界隈で撮影を続けている同作品。IMDBの出演欄を見ていたら。エド・ローターの名前が!アカデミーを受賞した「Artist」にも出演していた72歳の大ベテラン。イーストウッドとは初共演になる(多分)。
1980年にAlcatraz:The Whole Shocking Storyというテレビ映画でなんとフランク・モリス役で出演。モリスといえばアルカトラズを脱出した唯一の男たちのリーダー。イーストウッドが「アルカトラズからの脱出」で演じた役だ。

・4月15日
アメリカのイーストウッドファンサイトの掲示板のレギュラー投稿者のイギリス人のおじさんが4作連続でイーストウッド映画エキストラ出演を果たした。元々はインヴィクタスの時にエキストラ出演権のチャリティーオークションで権利落札、南アフリカのロケに参加したのが始まり。次のイーストウッド作品はこの方の住むイギリスでの撮影があったためなんとイーストウッドのマルパソカンパニーからエキストラで出る?とお声がかかり出演。さらに次のJ.エドガーにも連絡があり出演。そして今回の野球映画でも撮影に参加したよと掲示板に投稿してくれた。撮影したのは4月5日で場所はアメリカはジョージア州のDunwoodyでの撮影。今回は監督がイーストウッドではなく、監督デビューとなるロブ・ロレンツ。現場の雰囲気はイーストウッド監督映画と同じで、誰も怒鳴り声をあげることなく、静かに、スピーディーで、笑いにあふれる現場だったという。この方の撮影シーンはイーストウッド出演シーンだったそうで、イーストウッドの演技を地殻で見ると興奮すると話している。この方は今までの3作品はイーストウッド監督作品だったが、イーストウッド出演作品では初エキストラ出演になるのだ。もし最終カットで出演シーンが残っていたら
「偉大なる彼と、ジャスティンティンバーレイクとエイミーアダムスと一緒に映るよ」と書き込んでいる。一ファンからイーストウッド映画常連のエキストラさんになったこの方は今は毎度イーストウッドの会社が映画を作るたびに連絡が来るようになっているのだという。
彼は毎回必ずイーストウッドの簡単な会話をする機会を持っているという(最初のインヴィクタスの時は一緒の食事会の落札権利に入っていたため奥さんと彼とイーストウッド3人でビールを飲んでいる写真を投稿してくれた過去がある)。今回はゴルフのマスターズが近かったこともありゴルフファンのイーストウッドはゴルフの話をしたという。撮影現場では他のエキストラの人ともよく話をしていたという。彼は最初のインヴィクタスの時は初めてだったためサインをお願いしたが、イーストウッドの迷惑になると考えてそれ以降一度もサインなどのお願いはしてないという。でも今回の撮影の時も、イーストウッドは撮影前に野球映画ということもあってか、たくさんの野球のボールにサインをしていたという。

私デニルルヘインのパトリック&アンジーシリーズが好き。そのルへインの新作小説のLive by Nightの映画化権利をワーナーが獲得してなんやらレオナルドディカプリオの製作会社が製作するらしい。えっ・・・・・。この作品は5年ほど前に出た「運命の日」の続編的作品。第一次世界大戦直後のボストンの物語だった前作からちょっぴり時代が流れて禁酒法時代のギャングの物語。同じ登場人物も出ている作品だという。本は秋に発売される。運命の日にはFBI長官になるまえの司法省の下っ端だったエドガーフーバーも出演していた。禁酒法時代というとフーバーが長官になった時代。まさか、今回の作品にもフーバーが出てくるのか・・・・。
なお運命の日のほうもサム・ライミ監督で映画化と伝えられていたがルヘインによると”ぽしゃったらしい”。
ディカプリオはルヘインのシャッターアイランドの映画化に主演している。

・4月23日
Internet Movie Data Baseによるとオーストラリアとニュージーランドで10月11日公開、フランスは2013年1月16日となっている。

 

・5月9日
クリントイーストウッドの本は多い。伝記と称しながら女性関係やゴシップを拾ったセックス関連ばかりの駄本から本人公認のバイオグラフィーまで。今年10月にも新しい本が出される。Clint Eastwood: Master Filmmaker at Workという本。著者はMichale Goldman。序文をお友達のモーガン・フリーマンとこれまたお友達のスティーブンスピルバーグが書いている。本の紹介文によると、イーストウッドの映画製作の方法、撮影用コンテ、美術スケッチなどが掲載。監督32作品すべてを網羅しているという。イーストウッドのインタビューや、イーストウッド一家といわれたスタッフのインタビュー。マット・デイモン、レオナルド・デカプリオ、ジーン・ハックマン、ショーン・ペン、メリル・ストリープ、ヒラリー・スワンク、フォレスト・ウィテカーらのインタビューも収録されているという。
ほか12月1日には現地イーストウッド掲示板にいろいろ投稿している人が共同編集をしたClint Eastwood: Interviews, Revised and Updatedという本も発売。こちらは様々なメディアにより行われたインタビューを集めたもの。Amazonの紹介文によると、主に映画製作や映画作家としての考えを中心にまとめられているそうだ。多くはヨーロッパのメディアのもので英語媒体としては初めて紹介されるインタビューも含まれているという。こち
しかし現地イーストウッドのファンサイトの掲示板はイーストウッド映画の常連エキストラやらイーストウッド本を編集した人やらいろんな人が書き込みしてるなぁ・・・。
もう一冊9月にもLife Icons Clint Eastwoodという本も出る。Life Magazine社が出す本のようで、Life社のライターがイーストウッドのお宅にお邪魔して、一緒のゴルフしながら取材し、素顔のイーストウッドに迫ったものだという。

 

・5月27日
IMDBによると各国の公開予定日は
USA 28 September 2012
Australia 11 October 2012
New Zealand 11 October 2012
Denmark 1 November 2012
Netherlands 8 November 2012
Germany 29 November 2012
Italy 30 November 2012
Spain 30 November 2012
France 16 January 2013

・5月28日
イーストウッドが住むカーメル市で発行されているCarmel Magazineにイーストウッド近況情報。すでに俳優としての新作Trouble With the Curveの撮影は終了。
イーストウッドは
「素晴らしかったよ。監督業の骨休みになった。監督業は時間を使う仕事だしね。僕には弟子のRob Lorenzがいるんだ。ちょっと仕事をしてくれて休ませてくれた。彼は長いことマルパソカンパニーのために素晴らしい仕事をしてくれた。彼には演出をするにふさわしい人間と感じたんだ。彼の監督の下でとても感じがよくやれたよ」とイーストウッド。
Rorenzは
「18年以上映画のマスタークラスを受講しているようなものだからね。彼は俳優の考え、スタジオの重役との駆け引き、ストレスの多い製作過程での健康管理、みんな教えてくれた。クリントのような偉大な映画作家を演出するなんて考えると恐れ多いけどね。でも彼のイージーゴーイングのスタイルはとてもいいものを生み出す」と話している。
イーストウッドは年内に次回作「スター誕生」の製作を開始する。そのかたわら多くの脚本を定期的に読み次のチャレンジを探し続けている。

・6月5日 メジャーキャスト以外の撮影まだ終わっていなかった
撮影終了と伝えられている本作。6月1日付けミルウォーキーの地元ラジオ局のネットニュースで
「ミルウォーキーで、三度目のメジャースタジオ製作の野球映画の撮影が行われる」と伝えた。撮影シーンは多くないとも伝えている。ミルウォーキーの撮影では現大リーグコミッショナーであるBud Seligの出演シーンも撮影されるという。Seligはすでにオフィス内のシーンの撮影を行っているという。撮影シーンにはメジャーキャストは参加しないという。
なおミルウォーキーで撮影されたほかの二本の野球映画とは、一作眼の”メジャーリーグ”と”Mr.3000 ”だという。

・7月19日
Marco Beltramiが先週の早い時期にTrouble With the Curveのサウンドレコーディングに参加した。Beltramiはアクション系の映画で多くの作曲を手がけている。以下はInternet Movie DatabesのBeltramiのページ。
http://www.imdb.com/name/nm0001937/

・7月26日
スカウト役で出演しているマシュー・リラードがインタビューで最近の撮影は?と聞かれ
「秋に公開されるクリントイーストウッドのコメディの撮影をした」と返答。
まさかダーティファイターシリーズやピンクキャデラックみたいなぬる~いコメディなのか??

・7月27日 Entartainment Weekley配信
監督Robert Lorenzは
「彼(イーストウッド演じる野球のスカウト)はまだスカウトの能力があることを証明するチャンスを得る。同時に父親としてのチャンスを(娘役はエイミーアダムス)。彼らは常に問題を抱えている。そしてその関係を修復しなければいけないところまできてしまった。彼は助けを必要としていて、娘はその手助けをする価値があると手助けを決めるんだ」と話している。
視力が落ちた老スカウトにかわって娘が眼の替わりとなり話は進む。
巨漢俳優ジョングットマンはイーストウッド演じるスカウトの上司の役でアトランタブレーブスのスカウト部のボスだ。
「ボスはガス(イーストウッド)がもうスカウトとして無理なのではと感じている。若い人間が増えて、新しい世代に任せる時期と感じている。ガスは古典的なスカウトだし周囲もガスを追い払いたいと思っている。」とLorenz監督。
ジャスティンテインバーレイクは若手スカウトだが老スカウトの敵対役ではなく、その反対。イーストウッド演じる老スカウトを尊敬し友人のような関係を築く。
「彼らは友人だ。ジョニー(ティンバーレイクが演じるスカウト)は元野球選手でガスがスカウトした選手だったんだ」とLorenzo。
ジョニーは父親イーストウッドと娘アダムスの微妙な関係の潤滑的な役割もになっている。
まだこの映画の詳細は1イニング分しか出ていない。それでもこの映画には感傷的なハードボール映画であると期待させられる。

・8月6日
http://www.albertafilmratings.ca/recentclasstrailers.aspx
によるとカナダでTrouble With the Curveの予告編の検閲が終了。予告編の時間は2分22秒。間もなく予告編が見られることになりそう。

・8月14日 Totalfilm.com配信の記事
今週全米公開のエクスペンダブル3。シルベスタースターローンを筆頭にアクション映画で長い間観客を楽しませてきたアクションスター総出演のシリーズ第2弾。プロデューサーがAvi Lernerと同サイト記者のインタビューで、第3弾に向けクリントイーストウッドの連絡をとった、ことを明らかにした。
「クリントイーストウッドに連絡をとった。彼の演じるキャラクターがもう頭にあるんだ。ハリソンフォードとも話をしている。ウェズリースナイプスも刑務所から出たら欲しいと思っている。あと一人決まっているのがいる。ニコラスケイジが出るよ」とLerner。

・8月23日 Script Shadwod.com配信
映画の脚本レビュー。Carson Reevesという人が書いたもの。・
「このレビューのため読んだ脚本は2011年版になっているがリファレンスを読むとオリジナルは15年前に書かれたもののようだ。通常15年間無視され続けた脚本には期待出来ない。正直この脚本もひどいものと予想していた。その私の意見は間違っていた。この脚本は良い脚本を書くための教科書に近い。この脚本でとてもすてきな所はキャラクターの関係にある。とても単純だがとても賢く書かれている。とても素晴らしい。もしスポーツが娘より大事と感じている男が、そのスポーツの世界で生きるために娘の力を借りなくてはいけなくなったら。しかもその娘はその男が理由でスポーツ嫌い。この作品より美しく衝突のトライアングル構造を書くことはとても難しい。主人公のガスが娘を頼り始めていき皮肉にも二人の関係が近づいていく。これは完璧だ。オスカー受賞にふさわしいものかどうかはわからない。それは演出家の手腕によることになる。しかし基礎はもうすでにある。本当にこの脚本は私を驚かせた。」
となんだか絶賛状態。
なおこの脚本はかなり出回っているようで、野球の会話が少し今の時代と違うと感じた人もおり、それも上記の”15年前にかかれた”ことが理由なのかもしれないと同サイトの掲示板に書き込みがあった。

・8月29日 日本のエンタメサイト ハリッドチャンネルで日本タイトル、公開日などが以下のように伝えられた。
映画界になくてはならない名宝=クリント・イーストウッドが、御年82歳にして俳優復帰を飾る映画「人生の特等席」の日本公開が11月23日に決定。スクリーンへのカムバックは4年ぶり、自身が監督していない作品としては実に19年ぶりとなる。

2008年に自ら監督を務めた映画「グラン・トリノ」の主演を最後に「もう積極的に役は探さない」と実質的な俳優引退宣言をしたイーストウッドだが、"愛弟子"であるロバート・ロレンツの初監督作となる新作「人生の特等席」への出演を決めたという。

ロレンツは「マディソン郡の橋」(95)から17年に渡り助監督としてイーストウッドの作品に携わり、彼から直接映画作りのノウハウや情熱を学んできた。ロレンツはイーストウッドについて、こう語っている。「監督という仕事を学ぶのに彼以上の師匠はいないよ。私はとにかく何でも吸収した。クリントはいい意味でとても昔かたぎで、映画の事を他の誰よりも理解している」。

愛弟子に映画の魂を引き継ぐため、再びカメラの前に戻ったイーストウッド。本作の撮影中、彼はロレンツを見守るようにモニター見つめていたそうだ。「とにかく完璧に準備した。一瞬でも迷いは見せられなかった。撮影が始まってある時点までクリントは私を観察していて、力を見極めようとしているのを感じたよ」とロレンツは言う。

大リーグの伝説的なスカウトとして何十年も活躍してきたガス(イーストウッド)は、年齢による衰えをごまかしきれない。それでも引退するつもりの無いガスに対し球団のフロントは疑問を持ち始める。そんなガスを助けられるかもしれない人物は唯一の家族、娘のミッキー(エイミー・アダムス)。彼女がスカウトに同行し、ガスの目の代わりを務めることだった。しかし長年離れて暮らしていた二人の関係は良好とは言えない。不本意ながらそれでもミッキーは、ガスの抵抗を受けながらスカウトのため彼に付き添うことになる。仕方なく何年ぶりに一緒に過ごすうち、二人はお互いを見つめなおし、今までガスが何も語らなかった長く秘められてきた真実が明らかになっていく…。

「人生の特等席」は2012年11月23日(金・祝)、丸の内ピカデリー3ほか全国ロードショー

 

・8月30日 イーストウッドが米共和党大会で登壇へ、ロムニー氏に援軍

[30日 ロイター] 米フロリダ州で開催中の共和党全国大会に30日、サプライズゲストとしてクリント・イーストウッド(82)が登壇する。米共和党関係者が明らかにした。

イーストウッドは今月に入り、アイダホ州で行われた共和党大統領候補ロムニー前マサチューセッツ州知事の政治資金パーティーに出席し、オバマ大統領に挑むロムニー陣営の支持を表明していた。

共和党全国大会のサプライズゲストが誰なのかは様々な憶測が出ていたが、会場の音響テストで「続・夕陽のガンマン」の音楽が流れたことで、 イーストウッドが登壇するとの見方が強まっていた。30日には、ロムニー氏が指名受諾演説を行う。イーストウッドはその演説の直前に登壇し、会場を盛り上 げるとみられる。

11月6日の米大統領選に向けた支持率は、ロムニー氏が共和党大会を背景に追い上げを見せており、ロイターとイプソスが実施した最新の世論調査では、オバマ大統領と43%で並んでいる。


・8月31日
【タンパ時事】米大物映画俳優・監督のクリント・イーストウッド氏(82)が30日、共和党全国大会に登場し、失業問題などを改善できないオバマ大統領を厳しく批判、政権交代を訴えた。
同氏は、オバマ大統領が3年半前、変革を訴え華やかに登場したが、「2300万人もの失業者がいる。嘆かわしいことだ」と非難。「仕事をしない者は退陣させるべきだ」と述べた。

なおイーストウッドは前回の主演映画グラントリノは2008年、その前のミリオンダラーベイビーは2004年と大統領選のある年に映画に主演している。偶然なのだろうか。

・9月1日 映画評論家の重鎮 Roger Ebert ”素晴らしい映画”
すでに試写会も行われたイーストウッド主演作「人生の特等席」
イーストウッドの話題は現在のところ映画ではなく共和党大会でのコント演説。イスにオバマ大統領が座っているという設定で繰り広げられた演説は大失敗と多くのメディアに批判されている。
その批判の記事が出回っている中、ひょっこりと新作に対する文章が。
書いたのは大物映画評論家Roger Ebert。Ebertはイーストウッドの演説の後にTwitterで"彼は俺のヒーローなのに。なんであんなことしてんだ”とつぶやいていたが、その後Chicago Sun Timesに改めて今回の演説におけるコラムを掲載。
こんなみっともないことしないでよクリントといいたいEbertの記事の中に以下の文があった。。
「クリントイーストウッドは映画の歴史でもっとも賞賛を受けている一人。そして未だに成長を続ける稀な人物。彼の新作「人生の特等席」ももう見ているがとても素晴らしい映画だ。一つ明らかにしておきたい。私は彼を愛している。彼の政治的な考えはどうでもいい。ジョンウェインに対しても私はそうだった」

またIntenert Movie Data Baseの掲示板で試写会を見た人の感想が出ていた。素晴らしい脚本と演出。俳優陣も素晴らしく作品の最後は観客の拍手でエンディング。大推薦できる映画という。

・9月2日すこしネタバレ
8月末に一般向けにも試写が開かれたようでネットにも鑑賞した人の感想が続々アップされている。イーストウッド映画の助監督が初監督を担当ということでかつてのジェームズファーゴやイーストウッドのお友達スタントマンのバディバンホーンの作品のような、なまぬるーーーいダーティファイターやピンクキャデラックのような作品を思わず想像してしまっていたのだけど肯定的意見のほうが否定的意見より多い。
基本的に否定的でつまらんと言っている人の意見は、話が遅い!、野球映画が大好きなのに野球が少ない!、ちょっと話が予想できる!、面白いパートもあるけど退屈なパートもちよっとありすぎ!、最後の30分しか面白くない!面白いんだけどキャラクターが多すぎてあっちこっち行き過ぎ!試写会の1時間前に会場についたのにもう満員で入れませんって試写会の人数集めすぎだふざけんな!などなど。
肯定的意見は
笑えて、ちょびっとセンチメンタルな気持ちになって感情が揺れ動く傑作。年老いて次の人生を受け入れるしかない老人をテーマにした素晴らしいエンターテイメント!イーストウッドは一級、ジャスティンティンバーレイクだって言うほど悪くない!人生で一番の映画!人生の教訓がちりばめられた作品、話は陳腐だけどそれでも話にどんどん引き込まれる!野球のトリヴィアも楽しめる野球ファンのマストムービー!コメディと悲しみの融合したベストの作品!映画のすべての要素のてんこ盛り映画。誰にでもお薦めできる映画!
などなど。
評論家からの評はRoger Ebertが”素晴らしい映画”とコラムおよびTwitterでつぶやいた以外はまだ無い(みつけてない)。
なお上映時間は2時間弱だそうです。

・9月5日 「人生の特等席」が東京国際映画際のクロージングに
Movie Walker配信の記事より
4年ぶりに俳優業に復帰したクリント・イーストウッド主演の人間ドラマ『人生の特等席』(11月23日公開)が、10月20日(土)から28日(日)まで開催される第25回東京国際映画祭の公式クロージング作品に決まった。

現在、82歳のクリント・イーストウッドが『グラン・トリノ』(09)以来、4年ぶりに俳優復帰を果たす本作。監督・俳優としても数々の作品に携わり、ア カデミー賞をはじめとする賞レースで数々の賞を受賞しているクリント・イーストウッドだが、第19回東京国際映画祭でオープニング上映された監督作『父親 たちの星条旗』(06)以外は東京国際映画祭への関わりはなく、意外にも主演として東京国際映画祭で上映されるのは本作が初となる(第10回東京国際映画 祭では『ワイルド・ビル ウィリアム・ウェルマンの生涯』というドキュメンタリー映画でコメント出演あり)。

さらに、東京国際映画祭では市川崑監督(『ビルマの竪琴』)やリドリー・スコット、スティーヴン・スピルバーグなど名だたる名監督たちがクロージング作品 を飾ってきたが、本作が初監督作品となるロバート・ロレンツは新人でありながら選出された。これは、第13回に『チャーリーズ・エンジェル』(00)でク ロージングを飾ったマックG監督以来、12年ぶりとなる。それもそのはず、本作で監督を務めるロバート・ロレンツは『マディソン郡の橋』(95)以来、 17年にわたってクリント・イーストウッドから直接映画作りを学んだ唯一の愛弟子。映画の魂を継承する監督なのだ。

そのほか、出演者に『魔法にかけられて』(08)のエイミー・アダムス、『ソーシャル・ネットワーク』(11)、『TIME タイム』(12)のジャスティン・ティンバーレイクなど。新旧映画スターの思いが交錯するヒューマンドラマが第25回東京国際映画祭の最後を締めくくる。 【Movie Walker】

・9月9日 米版予告編で使用されている曲。
ギターのリフで始まる明るい曲はThe HolliesのLong Cool Woman in a Black Dress。
アコースティックギターのアルペジオで始まる静かな曲はPhillip PhillipのHome。

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=UdJPvXLemVs

Long Cool Woman in a Black Dress
http://www.youtube.com/watch?v=lP94PlEtsEQ

Home
http://www.youtube.com/watch?v=HoRkntoHkIE

・9月10日 制作費は33ミリオン?
監督のRobert Lorenzがインタビューで
「制作費は特撮があるわけでもないから大してかかっていない。グラントリノと同じくらい」と答えている。グラントリノの制作費は多くのサイトで33ミリオンと伝えられている。なお舞台がジョージア州の町が多いが脚本を書いたRandy Brownがジョージア出身なのだという。イーストウッドは前回の出演作で監督もしたグラントリノは脚本家がミネソタ出身で舞台もミネソタの町だったが車の町ということで(+ロケ費が安く上げられるから)デトロイトに変えられていた。

・9月14日
以下Box Office Mojo.comより9月21日公開の映画のおおよその上映館数。なんと人生の特等席が新作で3100以上で一番の上映館数。
また右端の数字はboxoffice.comの公開一週目の週末興行予想。

NEW RELEASES
1 - Trouble with the Curve 人生の特等席   3,100+     17ミリオン
2 - End of Watch 警官ドラマ   2,600-2,900     13ミリオン
3 - House at the End of The Street ホラー   2,600     24ミリオン
4 - Dredd 3D ジャッジドレッドもの   2,400      11ミリオン 
5 - How to Survive a Plague   4      
6 - The Perks of Being a Wallflower   4      

・9月17日
野球の世界を舞台にした「人生の特等席」。プレイシーンも多く登場。Aimee McDanielの出番となった。スポーツシーンのためのキャスティング、トレーニングの担当だ。野球シーンでおかしな動きがあればそれは全部彼女の責任。野球シーンでおかしな動きがなければそれは全部彼女の手柄。McDanielのこの業界の師匠はMark Robert Ellis、Michael J. Fisher。映画マネーボールでスポーツシーンコーディネーターやプレイシーン用のキャスティング、役者のスポーツトレーニングを担当していた人達だ。
McDaniel女史は子供の頃からおスポーツファン。フットボールはDallas Cowboysが好きで野球は故郷のAngelsのファン。本人は陸上、野球、バレーボール、バスケットボールをプレイしていた。バスケでは高校時代の1988と1989年にLos Angels Times選出のオレンジカウンティー郡の最優秀選手選出。5インチ6フィートのポイントガードは"Baby Face Assassin(童顔の暗殺者)”のニックネームで知られていた。残念ながら大学を卒業した1994年にはThe Women’s National Basketball Associationはまだ生まれていなかった(1997年)。ゆえスポーツ選手としての道はあきらめショービジネス界で働くことを選択。前述の師匠Ellisの下働く20人のインターンになった。McDanielのみが解雇されずにEllisの下働くことになった。Ellisはスポーツ専門のスタジオを開設。スポーツシーンのカウンセルやキャスティングなどを行い、アメリカンフットボールのNFL、バスケのNBA、大リーグのMLBとライセンス契約をしている。
McDanielの始めてのアシスタントではない責任者としての仕事はイーストウッド監督のインヴィクタスだった。
「始めての仕事がMr.イーストウッドとの仕事。Mrイーストウッドを殺したら私のキャリアも終わっちゃうって思った。イーストウッド監督は”もしプレイのシーンで監督の僕が飛び出して中に入ってきてもそのまま続けてくれ”って言うの。だから私は"入ってきてもプレイの真ん中には入ることは出来ないですからね!”って彼に言ったの」とMcDanie。
この映画「人生の特等席」ではスポーツのプレイシーンはメインの役者ではない。
しかしAmy Adamsの指導は問題だった。Adamsは野球が出来る女の子の役。しかしAdamsはボールが怖かった。
「彼女は"顔に向かってくるものは全部駄目。野球も駄目だしバスケも駄目”という人だった。」とMcDaniel。Adamsの最初の練習はテニスボールで行った。徐々に野球のボール、15マイルのスピード、とレベルを上げていった。
「一生懸命やっていた。彼女も彼女のパートが重要とわかっていたし」とMcDaniel
それでも出来ることは限られている。Adamsには15歳の吹き替え選手が用意された。時速80マイルのボールをキャッチするは吹き替えだ。
McDanielの次回作は師匠Ellisが監督デビューをするアメリカンフットボール物のOne Heart。まもなく撮影地のTexas州入りする。

・9月18日
イーストウッドの次回作「スター誕生」に関してイーストウッドは
「次の作品で動いているけど、今すぐ製作開始というわけではない。半年くらい先の話だ」と話している。

・9月19日
エクスペンダブルズ3出演はなし
プロデューサーAvi Lernerがエクスペンダブルズ3でイーストウッドの出演を望んでいると発言したことに対し
「エクスペンダブルズを見ていないし出演するよりも何か監督するほうを選ぶよ。エクスペンダブルズ3の監督するほうを選ぶよ」とイーストウッドは半分本気で最後の半分を冗談で答えた。

・9月21日
アメリカ現地金曜の公開される「人生の特等席」。先月の共和党大会で無人のイスに話しかけるスピーチを行ったイーストウッド。この評判のよくなかったこのスピーチは映画の興行に大きな痛手になるとの予想も出ている。しかし先日行われた映画のプレミアでは無人のイスを見るや”あぁ神様 はい”と話しかけ爆笑をさそうなどイーストウッドは失敗ではと言われたスピーチを題材に笑いを誘うなど話題になっていることを楽しんでいる。

ロイター発の Zorianna Kitのボックスオフィス週末展望の記事は以下のように書かれている。
「ホラー映画House at the End of the Streetと興行トップ争い濃厚で、予想サイトでは人生~が18.5ミリオン、House~は18ミリオン。Box Office.comのPhil Contrinoは”クリントは人を驚かせる。グラントリノと時は大ヒットをかっとばし全員がショックを受けた。彼のファンの観客は保守的だし共和党大会のスピーチは興行には影響しないと思う。逆に人がそれを話題にしていることで宣伝にもなっているかもしれない”と話している。この映画はオスカー候補になるとは概ね考えられていない。しかし評論家からは概ね平均~上出来の部類の評価を受けている。Variety誌はイーストウッドとエイミーアダムスのケミストリーを賞賛。Boxoffice Magazineは心温まるユーモアのある家族ドラマで演技もファンタスティックと賞賛。
その一方でNew York Observerはもっと面白くなったはずと低評価。Hollywood &Filmは退屈で笑いも十分でなく最後まで見ていられないとくそみそ評価。
映画はどうなるかは別として、イーストウッド本人は老いた役を演じることを楽しんだという。映画のキャラクターとは違い自分の老いの恐怖はないという。
”ある年になるともう生きてるだけで感謝することになる。自分は人生の旅を楽しんできたし。これからも残りの旅を楽しむつもりだ”とイーストウッド。」

大ベテランのエドローターがイーストウッドと初仕事。ローターは”信じられないことだけどイーストウッドとの仕事は初めてですよね”との質問に”そうなんだよ。だから一緒に仕事をしたかったんだ。もうクリントイーストウッドと仕事したことってありましたっけって質問されるのには飽き飽きだったんだ。”と話している。

・9月24日 Trouble with Box Office!(人生の特等席は空席だらけ!)
興行失敗!。共和党大会で無人の椅子に話しかけるという設定で行われたイーストウッドの応援演説が原因・・・・、かとうかはわからないがイーストウッド主演映画としては4年ぶりになる人生の特等席は予想をはるかに下回る興行成績でスタート。公開最初の週末三日間では見積もりでわずか$12,7ミリオン。予想では18ミリオン程度とみられていただけに失敗感が強い。
夏の興行が終わりかなりの冷え込みが見えるこの時期だが、今年は例年にくらべてもひどい。今週見積もり1位はホラー映画House at the End of The Streetで$13,000,000。2位はポリスアクション物のEnd of Watchの $13,000,000。ともに13ミリオンだがホラーのHouse~のほうが上映館が少ないため暫定1位。なお見積もりで正確な数字では順位は変わるかもしれない。とはいえどの作品も15ミリオンにも届いておらず順位は慰めにもならない数字。
今回のイーストウッド映画はジャスティンティンバーレイクも出ていることから若い女性の層も取り込めると予想されていたが、ホラー映画のHouse~の動員のうち61%が女性、動員の70%が25歳以下と若い女性層がホラー映画を選択。またイーストウッド映画の層である男性層は、アメリカンフットボールのNFLやカレッジが開幕したばかりでこの時期映画に目を向けるのは厳しいということがあげられる。
ただし評論家からの評価がああ公開直前に出されたものは否定的な意見が増えていたが、観客の鑑賞後の評価は平均B+と割と高い。平日興行では若い人中心の映画よりは強いことが予想され最終興行成績は今週公開組ではトップになりそうだ。慰めにもならないが。
興行全体も冷え込みはひどく昨年の同時期に比べ20%もダウンしている。


・10月3日
秋興行での冷え込みがひどかった北米興行成績。今週はようやくひさびさに活気のある興行に。モンスターアニメ映画「Hotel Transylvania」が予想をはるかに上回る4200万ドルを週末三日で上げ大ヒット。Looperの予想を上回る2000万ドル以上を売り上げた。
第2週目の週末興行を迎えた「人生の特等席」は週末三日で720万ドル。先週より40%ダウンで4位だった。数字的には予想通りのダウン振り。年配の人は平日に鑑賞に来るため平日成績はよいものになるのではと予想された「人生の特等席」だが平日もそれなりの成績で、どうやらこのまま興行的には期待はずれで終わりそうだ。

・10月10日
第三週目の週末を終えた「人生の特等席」。興行成績速報値では7位、三日間3.8ミリオン。ほとんどの映画と同じパターンの失速振りとなっている。これまでの総興収は29ミリオン。制作費は明らかになってはいないが、Rolenz監督がグラントリノと同じ位と話していたので33ミリオン程度。北米興行は制作費レベルで落ち着きそうだ。

・10月26日
現在のところ北米では $34.2ミリオンの興行成績。ほぼ予想される制作費をクリアしている。まだ上映中で興行ランキングでも10位代にいるものの早速DVDの発売が決定。12月21日のにアメリカでリリース。米AmazonではDVDが20.29ドル、ブルレイが25.19ドル。

・11月26日
23日より日本公開が始まった「人生の特等席」。最初の週末24-25日の興行成績は5位。初登場組では一番上のランキング。3日間では1億0538万円だった。イーストウッド映画では前作の監督のみでレオナルドディカプリオ主演の「エドガー」は土日の2日で7567万円。その前の監督のみでマットデイモン主演の「ヒアアフター」は2日で1億6879万円。さらのその前の同じ監督主演コンビの「インびくタス」は2日で1億5800万円。

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