Anazonのフーヴァー長官の本

 

トリヴィア目次

マカロニ三部作

ダーティハリーシリーズ

許されざる者

硫黄島二部作

ミスティック・リバー

アルカトラズからの脱出

パーフェクトワールド

Changeling チェンジリング

Gran Torino グラントリノ

Invictus インビクタス

アウトロー

The Hereafter ヒア アフター

 

 

 

 

 

クリント・イーストウッド最新作情報サイト

“The 15:17 to Paris”
『15時17分、パリ行き』2018年3月1日(木)より、
丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他にて全国公開


日本の公式サイト


映画で扱われる事件の概要(Wikipedia転載)

タリス銃乱射事件(タリスじゅうらんしゃじけん)とは、2015年8月21日に発生した、高速鉄道タリス車内でイスラーム過激派の男が銃を乱射した事件。2015年8月21日、乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内でトイレに入ろうとしたフランス人の乗客がトイレ内で自動小銃AK-47の装填音に気づき、出てきたところを取り押さえようとしたところ、男が自動小銃を発砲した。このときフランス系アメリカ人の乗客が被弾し重傷を負った。発砲が起きると乗務員は客室の通路を走って乗務員室に逃げ込み鍵をかけた。乗客達が乗務員室の扉をたたき開けるよう求めても乗務員は扉を開かなかった。しかし、乗客のアメリカ軍人2名(アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン)、アメリカ人大学生(アンソニー・サドラー)、フランス在住イギリス人ビジネスマン(クリス・ノーマン)が男を制圧し、取り押さえに成功した。アメリカ空軍兵士であるスペンサー・ストーンは犯人にカッターナイフで切り付けられ、首と手を負傷した。犯人を取り押さえたアメリカ人3名は友人であり、幼馴染でもあった。オレゴン州兵であるアレク・スカラトスが、アフガニスタン駐留から帰国したのを祝っての旅行のため3名はタリスに乗車していた。犯人はシリアへの渡航歴もあるイスラーム過激派の26歳のモロッコ国籍の男で事件前から情報機関にマークされており、事件当時はAK-47のほかにも複数のナイフや拳銃を所持していた。また、搭乗していたフランス人俳優のジャン=ユーグ・アングラードは警報器を鳴らそうとしてガラスをたたき割り軽傷を負った。また、乗務員が乗務員室に逃げ込み、扉を施錠して閉じ籠ったこともあり乗客全員が殺害されることを覚悟したと述べている。事件後の顕彰犯人を制圧したアメリカ人たちの行動に対して、フランスのベルナール事件後、兵士は再び軍務に復帰している。

パリ列車テロを未然に防いだ
3人の偶然乗り合わせた乗客の物語

 

以下本作品に関わるネットニュース・作品情報

2018年3月10日
北米2月9日に公開された本作。金曜から日曜の最初の週末は興収1,255万ドル(約13億円)と批評、評判通りのずっこけスタート。まぁイーストウッド監督はアメリカン・スナイパー。ハドソン川の奇跡の2連続大ヒットをかましているので、基本的にコケのほうが多いイーストウッドだけに、今回はあやしかったが、どうやら批評・興業とも失敗作となりそうだ。
日本では3月1日木曜から公開開始。
公開最初の週末となる土日の2日間で動員9万1000人、興収1億2000万円をあげて週末ランキングでは5位。公開4日間では動員16万4000人、興収2億0300万円。
なお前作ハドソン川の奇跡は興業最初の週末となる土日2日間で動員17万3000人、興収2億2500万円。最終的な興行成績は13.5億円だった。

2018年2月9日
以下角川のWebページに記載された原作本訳者のあとがき
https://www.hayakawabooks.com/n/na3f85d05fb6e

テロリストvs普通の若者! イーストウッドが惚れ込んだ衝撃の実話。映画化原作『15時17分、パリ行き』訳者あとがき公開

※クリント・イーストウッド監督の最新作『15時17分、パリ行き』。その原作は、2015年8月21日にテロを未然に防いだ若者たちが自ら語ったノンフィクション。
彼らは何を思い、行動に出たのか? 衝撃の現場とともに、彼らの軌跡を描いた『15時17分、パリ行き』(ハヤカワ文庫)を2月9日に発売します。その読みどころを、田口俊樹氏による「訳者あとがき」でご紹介します。

田口俊樹

2015年はフランスという国にとってまさにテロ受難の年だった。1月には風刺週刊誌を発行している《シャルリー・エブド》本社が複数のテロ犯に襲われ、風刺漫画の作者ら12名が殺害される。この事件については、犠牲者との連帯を表明することば「私はシャルリー」がSNSで世界に拡散し、犠牲者を悼いたむデモ行進には、明らかにメディア向けとはいえ、イギリス、ドイツ、トルコなどの首相も参加した。さらに11月には、いわゆるパリ同時多発テロが発生し、死者130名、負傷者300超という大惨事となる。

同年8月21日、テロを目論み、重武装したモロッコ人の青年が15時17分アムステルダム発パリ行きの国際高速列車〈タリス〉に乗り込む。この列車に休暇中のアメリカの3人の若者がたまたま乗り合わせていなければ、不吉なことを言うようだが、フランスの受難がもうひとつ増えていたかもしれない。

本書は、下手をすればこれまた大惨事になりかねなかったその列車テロ未遂事件の詳細と事件に至るまでの経緯、その後日譚、テロを未然に防いだ三人の若者とテロ未遂犯の若者のそれまでの人生を丁寧に追った出色のノンフィクションである。

まずプロローグでは、3人の若者のひとり、アンソニーの眼から見た息づまる事件の現場が再現され、第一部では、まさに英雄的行動を示す若者のひとり、スペンサーが主役となり、第二部ではそれを3人目の若者、アレクが引き継ぎ、第三部でまたアンソニーの視点に戻って、主に事件後の3人の当惑ぶりが語られる。また、プロローグ、第一部、第二部を通して、テロ未遂犯アイユーブの生い立ちと事件を惹き起こすまでの足取りが克明に描かれ、このモロッコの青年も、英雄となったアメリカの3人の青年同様、ごく普通の若者であったことが読者に知らされる。

そんな普通の若者がどうしてここまでおぞましい凶行に及ぼうとしたのか。その心の闇にまでは踏み込んでいないが、《シャルリー・エブド》事件に対する世界の大方の反応に対して──イスラム教徒としては当然の憤りだろうが──アイユーブが抑えようのない憤りを覚えたというくだりは示唆的だ。

テロは断じて容認されるものではない。が、風刺というのは強者に報いる一矢のようなものだ。社会的弱者を揶揄して何を笑おうというだろう? この襲撃事件以前にも《シャルリー・エブド》社には編集部に火炎瓶が投げ込まれるといった事件が起きており、同社はフランス政府から自粛を求められていたという。《シャルリー・エブド》事件にはそんな背景があった。

一方、こうしたテロが起こるたび、民衆の恐怖をむやみに煽り、取り締まりや管理体制の強化を声高に訴える政治家がまたぞろ出てきて勢いを得る。社会も不寛容に傾き、委縮する。本書でも触れられているとおり、これこそテロリストの思うつぼである。また、監視社会を築けば、それでテロを防げるというものでもない。現にアイユーブもフランス当局に合法的に監視されていなければ、職を失うこともなかったかもしれない。職を失わなければ、そもそもこのような事件など起きていなかったかもしれない。テロ対策の一筋縄ではいかないところだ。

本書は、列車テロ未遂事件の緊迫した場面については言うまでもないが、一躍世界的な英雄になった、3人の普通の若者の普通ぶりがユーモアを交えて描かれ、そこもまた読みどころになっている。子供の頃の三人の腕白ぶり、事件後、アメリカ大使公邸に招かれた3人のはしゃぎぶり、オバマ大統領との謁見場面など、思わず頬がゆるむ。

それでも、本書を通読して多くの読者の心になにより強く残るのは、よくもまあこれほどの偶然が重なったものだということではないだろうか。そのことについては本書の中でも繰り返し言及されているが、そもそも3人はなぜ一度は取りやめようと思った予定をもとに戻したのか。旅先で会う人ごとにパリ行きはやめたほうがいいと言われ、三人ともアムステルダムという市(まち)があれほど気に入っていたのに。アムステルダムにとどまる理由はいくらもあり、アムステルダムをあとにする理由は誰にも何もなく、実際、一度はパリ行きの延期を決めさえするのに。

ほかにも決定的な偶然がある。にわかには信じられないような偶然だ。あえてここには書かないが、その偶然がなかったら、いったいどんなことになっていたのか。何人、何十人もの乗客の命が奪われていた可能性は決して低くない。

本書の巻頭には、19世紀のフランスの文学者ゴーティエの箴言が引かれているが、まことに当を得た引用だ。偶然もここまで重なると確かに神がかってくる。どこかに神の署名を探したくなる。しかし、奇跡のような偶然がいくつ重なろうと、テロを根絶することはできない。言うまでもない。サクラメントに錦を飾ったアンソニーはその祝賀式典でアレクに言われて気づく。州の議事堂の屋根の上にはスナイパーが配置されており、自分たちを警護していることに。そのとき彼は危険が依然としてすぐそこにあることを改めて悟るのである。

本書はクリント・イーストウッド監督の手で映画化され、全米で2月、日本では3月に劇場公開される。イーストウッド作品の前二作は『アメリカン・スナイパー』と『ハドソン川の奇跡』で、今回は『15時17分、パリ行き』。3作とも実話に基づく英雄ものだ。が、今回の作品にはなんとアンソニー、スペンサー、アレク自身が本人役で主演している。イーストウッドによれば、最初はもちろんプロの俳優を探したそうだが、ふと思いついて本人たちを試したら、3人が3人とも天賦の才を持っていたということだ。試写を見せてもらった感想を言えば、確かに3人の演技はなかなかどうして堂に入っている。原作にはないスペンサーの子供の頃の祈りのことばが胸に残る名作である。

***

2018年2月9日
Pro.Boxoffice.comの北米今週末の興行成績予想。

1 Fifty Shades Freed Universal $39,000,000
2 Peter Rabbit Sony / Columbia $19,000,000
3 The 15:17 to Paris Warner Bros. $15,000,000

2018年2月8日 どうやら失敗作で終わりそう
「The 15:17 to Paris」。どうやら本国では爆死しそうな雰囲気。
今週金曜に北米公開の本作。現地メディアの批評が出始めているが散々の出足。批評集計サイトのRotten Tomatoesではまだ8批評であるがフレッシュ(肯定的レビュー)わずか1、rotten(腐った否定的レビュー)7と否定的批評が圧倒的。採点的には平均以下レベルの作品という評価。各サイトの平均点は10点満点で4.6点。

 

2018年2月5日話題3
以下LA Timesの本作品に関する記事抄訳。

テロ行為で信じられないほど多くの生存者がいた場合“映画のような”との表現がされるがスペンサー・ストーン、アレックス・スカラタス、アンソニー・サドラーの活躍ほどそれにふさわしい表現はなかった。
2015年8月、3人の若いアメリカ人がヨーロッパ旅行中にアムステルダムからパリへ進む列車の中で起きたサブマシンガンを持ったテロリストを制圧。世界中でその物語が語られた。その物語が"The 15:17 to Paris『15時17分、パリ行き』"だ。
カリフォルニア州サクラメントで3人は子供のことから友達として成長した。学校の劇でさえ演技経験の無い3人がなんとメジャー映画製作品で、そしてハリウッドレジェンドの映画に主演した。
「僕たちはクリント・イーストウッド映画を見て育ったからね。僕たちはスペンサーの家で“奴らを高く吊せ”とか“続・夕陽のガンマン”を見たことを覚えてるよ」とスカラタス。
イーストウッドは本作の主演探しのために数週間オーディションを重ねた。しかし実際の英雄達を使ってはどうか・・・と思い続けていた。
「彼ら3人はカリスマチックであり、3人ともとてもスマートに見えた。もし彼らに必要以上に考え込ませたり、追い込んだりしないようアプローチ出来れば・・と考えたんだ」とイーストウッド。最初にイーストウッドが3人に自分たちでやれるかと尋ねたとき、3人はどう反応していいかわからなかった。プロダクションスタートの3週間前だった。3人はすぐにYESという結論を出した。しかし結論を出した後に悩み出した。
サドラーは
「映画を壊したくなかった。それで“俳優がやったほうが良い映画になるのでは”と思い始めた」と話す。しかし結局のところイーストウッドがいた。
「でも20年後になって思い出したとき。クリントイーストッドの映画に出られるチャンスがあったのに、出なかったんだ・・・なんて思ったら。それが決めてだった。これを拒否するなんて馬鹿なことがあるかって」
3人は短い準備期間で出来る準備をやろうと思った。
ストーンは
「セットが出来ると“凄い。本当にチャンスをくれたMR Eastwoodに感謝しなくちゃ”って思ったと同時に、演技の勉強を少しでもしないとけないって思ったんだ。そうしたらイーストウッド監督は“駄目だよ。そんなことしたら君たちが演技をしているように見えるから。私は君たちに現場で、自然に、起こったとおりのことをしてほしいんだ”って言われたよ」と話す。
イーストウッドによると主役3人を本人達にやらせることに、ワーナースタジオは当初難色を示していたという。
「最初は彼らも喜んでいなかっただろうね。」とイーストウッド。
とはいえワーナーも3人を主役とすることを認めた。
撮影当初は3人は新人のミステイクを多く犯した。しかし撮影が進むにつれ3人は一体化していった。スタジオからの関係者は現場で喜びを見せた。
「多分そうだといいんだけど、スタジオは3人の演技の驚いたんじゃ無いかな」とイーストウッド。
列車内のテロの模様は5日間、パリ~アムステルダム間の列車を何度も往復させて撮影された。撮影には首を負傷したアメリカ人Mark Moogalianや英ビジネスマンChris Normanらも参加した。わずか2分間の襲撃シーン。イーストウッドはハリウッドのエキストラスタイルを排除し、出来るだけ忠実に場面を再現した。
「本当に強烈な記憶が頭をよぎったよ。僕たちは同じ洋服を着て、同じ状況で撮影したんだ」とストーン。
映画のテーマは、3人の若者がこの危機的な状況でなにがモチベーションとなり危険に立ち向かったかだ。
「多くの人ならこのような場面でどうするか。自分自身ならどうしたか?多くの人は列車の椅子の下に隠れるだろう。“何が”人を席から飛び出させ、“何が”自分たちに銃を向けている誰かに向かう行動をとらせたのか」とイーストウッド。
ところでスカラタスが撮影中に驚いたことがある。
「ベニスで撮影していたころにクリント・イーストウッド監督がボディウェイトディップスを10回もやったんだよ。87才だよ!!。あれは人生でもた最もクールな場面だったよ」とスカラタス。
3人とは本作以降、またスクリーンで会えるかもしれない。
サドラーは
「監督と話していたら、僕を見て“演技で食っていくのも悪くないだろ?”って言ったんだ。僕は“そうですね。確かに。ええ悪くないかもしれないですね”って答えたんだ。僕たち3人、今俳優になろうとしているんだ」と話す。ストーンはすでにハリウッドに部屋を借りた。サドラーも続いて越してくるという。
「もしこれ一本で終わったとしても十分だよ。それにもし皆がこの映画を好んでくれなくてもいい。僕たち3人にはこの映画を嫌うことなんて出来ないよ。これば僕たちに起こったことなんだからね」とサドラー。

 

以下映画.comさんの記事
「15時17分、パリ行き」より、監督を務めたクリント・イーストウッドのコメントが到着した。

2015年8月にオランダ・アムステルダムからフランス・パリへ向かう特急列車タリスで起きたテロ事件を題材とする本作。イスラム過激派の男に立ち向かったアメリカ人旅行者、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトス、アンソニー・サドラーを当事者本人が演じた。

アメリカのテレビ局スパイクが主催した2016年のイベントでストーンたちに“英雄賞”を贈ったイーストウッド。彼らが自分たちの体験を本にすると知ったイーストウッドは「完成したら私にも読ませてほしい」と伝えた。その後届いた本を読んだイーストウッドは、米サクラメント出身の幼なじみ3人の姿に魅せられ映画化を決意したという。

イーストウッドはストーンたちだけではなく、タリスの職員や事件の第一対応者、現場となった12号車の乗客たちからも綿密なリサーチを行った。俳優のオーディションを進めながらも、当事者たちが本人を演じるべきだとイーストウッドが判断した結果、ストーンたちだけではなく多くの当事者がカメラの前に立つことに。

鉄道会社の全面協力のもと、撮影は運行するタリス内や実際の事件現場で行われた。イーストウッドは「窮屈な場所での撮影を成功させるために費やしたエネルギーは、映画の中にちゃんと存在しているはずだ。フィルムは再装填する余分な時間がかかるから、デジタルで撮影する必要があった。私はその時間も惜しかったんだ」と振り返っている。

「15時17分、パリ行き」は3月1日より東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にてロードショー。

 

2018年1月31日話題3
本作原題がThe 15:17 to Parisであり西部劇の名作3:10 to Yuma(オリジナル1957年『決断の3時10分』、リメイク2007年『3時10分、決断のとき』)をイーストウッドが意識しているのでは?とブログやTwitterでの書き込みが見られるがThe 15:17 to Parisというタイトルは原作本のタイトルそのままである。

 

2018年1月31日話題2
イーストウッド次回作か?
「新作「15時17分、パリ行き」がまもなく全米公開されるクリント・イーストウッド監督に早くも次回作の噂。監督・主演を兼任する新作「The Mule」で、90歳にして麻薬の運び屋として暗躍した実在の退役軍人レオ・シャープの半生を描く。主演作は2012年の「人生の特等席」以来。」 だそうです。
あくまでも噂です。「The Mule」はゾンビ・ランドやLA ギャングストーリーの監督として知られるルーベン・フライシャーが監督すると2014年にThe New York Times Magazineが伝えていました。なおイーストウッド次回作か?はそのまま立ち消えの単なる噂のケースも多いです。なだしイーストウッド監督は何かしらの準備はしているとみられ、ワーナー映画の2019年公開予定作にもイーストウッド監督作品が含まれていると伝えられています。

2018年1月31日話題1
イーストウッド新作のフランス・パリでのプレミアが話題に

【1月31日 AFP】フランス・パリ西郊のヌイイシュルセーヌ(Neuilly-sur-Seine)で29日、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)監督の作品『15時17分、パリ行き(The 15:17 to Paris)』が劇場公開を控え上映された。映画は、2015年にパリ行きの国際高速列車「タリス(Thalys)」の車内で、イスラム過激派の男による襲撃を阻止した米国人3人の実話を描いたもの。3人は映画に本人役として出演している。上映イベントにはこの3人のほか、事件の目撃者らも出席した。公開は、パリでは2月7日、日本では3月1日。(c)AFPBB News

2018年1月30日
人気トーク番組・The Ellen DeGeneres Show(日本放送タイトル・エレンの部屋)に出演した本作主演の3人。
現実のヒーローが映画でも自分の役を演じることで話題になっていますが、番組でエレンに
「実際の俳優で演じるとしたら誰がよかった?」の質問に3人の答えは下の写真。


デンゼル・ワシントン・・・・については
「これは難しい役柄だよ」だそうです!

2018年1月29日
日本でマスコミ向け試写が本日行われた模様。
青井邦夫氏がTwitterで本日鑑賞とつぶやいていた。青井氏は以下ご本人のTwitter紹介文によると、イラストレーター&ムービーウェポンアナリスト。メカや猫のイラスト描いたりアクション映画の解説したり。映画秘宝のピストル番長です、というお方。

2018年1月17日
日本の多くの映画サイトが本作を紹介。
公開間近となりメディアの取り上げ・宣伝が活発に。
以下その一つeiga.comに掲載された宣伝記事

「[映画.com ニュース] 「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」を手がけたクリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」の特別映像が、公開された。メイキング映像と、イーストウッド監督や出演者のコメント映像で構成されている。

2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材に、実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングした作品。554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、武装したイスラム過激派の男が自動小銃を発砲。たまたま乗り合わせていた幼なじみの若者3人が、テロリストに立ち向かっていく。「LOGAN ローガン」「夜に生きる」などでアシスタントを務めてきた、新人脚本家ドロシー・ブリスカルが脚本を担当した。

イーストウッド監督は、「意識して英雄をとり上げてはいないが、普通の人々による偉業は興味深いものだ。主人公の3人は幼なじみで普通の若者たち。彼らはとっさの行動が要求された。ある日、パリ行きの列車に乗っていた500人の命を救うためにね」と解説し、「数多くの俳優たちに会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時を再現することでカタルシスも得られた」と前代未聞の挑戦に踏み切った理由を語っている。

大役を任された幼なじみ3人の1人、スペンサー・ストーンは「撮影現場を見まわし、信じられなかった。イーストウッド映画で、自分自身を演じるなんて。僕の人生を!」と驚きを隠せない様子。アンソニー・サドラーは「追体験した感じだ。あんなにすごい体験をやり直すなんて。2年前から自分たちがどう変化したか、実感できた」、アレク・スカラトスは「“英雄”なんて呼ばれると、びっくりしてしまう。僕らは生きているだけで感謝している。衝撃的な行動だったし、神の見守りで生き延びられた」とそれぞれ語っている。

映像では、スリリングな列車内のシーンの舞台裏がふんだんに盛り込まれている。イーストウッド監督は、映像の最後で「これは実際に彼らが体験した物語だ。事実なんだよ」と締めくくっている。

「15時17分、パリ行き」は、3月1日から全国公開。」

 

 

 

2018年1月15日
本作品の原作本が早川書房より2月9日発売決定。

タイトル 15時17分、パリ行き

著者
アレク・スカラトス [著・文・その他]
アンソニー・サドラー [著・文・その他]
スペンサー・ストーン [著・文・その他]
不二 淑子 [翻訳]
田口 俊樹 [翻訳]
出版社 早川書房

本体価格
(予定) 900円
シリーズ ハヤカワ文庫NF
ページ数 432p
発売予定日 2018-02-09
ISBN 9784150505165


2018年1月12日
本作の上映時間が約94分であることがあきらかに。British Board Of Film Classification(全英映像等級審査機構)のサイトによる情報。

2018年1月6日
北米2月9日公開の本作。Boxoffice.comでは週末3日間の興業予想16ミリオン、トータル50ミリオンの興業予想を出している。同日9日は恋愛映画のフィフティ・シェイズシリーズの「Fifty Shades Freed」、家族向け映画「Peter Rabitt」が公開。Fiftyは3日間40ミリオン、トータル100ミリオン、Rabittは3日間25ミリオン、トータル103ミリオンの予想。また翌週16日にはマーベルのアメコミ「Black Panther」が公開。100億ドルを超える予想の映画に囲まれて北米興業はあまり大きなヒットになるとは見られていない様子。
なお日本では3月1日公開。同日は日本でマーベルの「Black Panther」、ギレルモ・デル・トロ監督の「The Shape of Water」、3日にはドラえもん等と興業争いを。
イーストウッド監督の日本での興業を見てみると、は前作「ハドソン川の奇跡」は13億5千万円、その前作「アメリカン・スナイパー」は約22億5千万円と10億円を超えた。しかし今回はやや日本人にはアピール出来る点が少なく苦戦か。上映館数が現時点では不明だが、アメリカン・スナイパーの前作「ジャージー・ボーイズ」の3億8千万、その前作(監督作ではなく出演作)「人定の特等席」の3億8千万、さらにその前の「J.エドガー」の3億5500万円らの仲間入りしないすかっとした興行成績を期待したい。

2017年12月16日
本作のレイティングがRからPG13へ変更された。元々Classification and Rating appeals boardにより暴力的なシーンなどの理由からR指定となっていたがイーストウッド側がもっと拾い年代の人が見られるようすべきと抗議。認められPG13へと変更された。

 

2017年12月15日
Telegraph電子版の本作品の記事。イーストッド監督のインタビュー映像もあるビハインドシーンで撮影風景などが見ることが出来ます。

http://www.telegraph.co.uk/films/0/1517-paris-featurette-clint-eastwood-explains-cast-real-life/

また日本の公式サイトも出来ています。
http://wwws.warnerbros.co.jp/1517toparis/

多くのサイトでも日本公開日決定のニュースを掲載。

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督最新作「THE 15:17 TO PARIS(原題)」が、「15時17分、パリ行き」の邦題で2018年3月1日に全国公開されることがわかった。題材となったのは、2015年に起こったタリス銃乱射事件。実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングするという前代未聞の試みで、究極のリアリティを追及している。

タリス銃乱射事件は15年8月21日、554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で発生。イスラム過激派で武装したモロッコ国籍の男がブリュッセルから乗車し、トイレで自動小銃AK-47を補填後に無差別殺傷を試みたが、旅行中でたまたま乗り合わせていたアメリカ空軍兵のスペンサー・ストーン氏とオレゴン州兵アレク・スカラトス氏、2人の友人でアメリカ人大学生アンソニー・サドラー氏の3人がテロリストを取り押さえ、大惨事となるところを未然に防いだ。

「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」など実話の映画化が続くイーストウッド監督。「ハドソン川の奇跡」でも実際に現場にいた人々がエキストラとして参加したが、本作では主演3人をストーン氏ら自身が演じるという徹底したリアリズムにこだわっている。さらに当時の列車に乗り合わせていた乗客も出演し、事件が起きた場所で撮影に挑むという手法をとっており、「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」と語るイーストウッド監督の新境地を垣間見ることができそうだ。

「15時17分、パリ行き」は、「LOGAN ローガン」「夜に生きる」などでアシスタントを務めてきた、新人脚本家ドロシー・ブリスカルが脚本を執筆している。18年3月1日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次公開。 以上映画comさん

2017年12月14日
IMDBによると、本作の音楽にトーマス・ニューマンが参加している。
IMDBの本作のスタッフ項に
Music by
Christian Jacob
Thomas Newman とある。
Jacobはイーストウッド監督の前作「ハドソン川の奇跡」を担当している。Newmanは「ショーシャンクの空に」や007前2作などで知られる大物。イーストウッド映画で大物作曲家が担当するのは近年では珍しい。また編集はおなじみのJoel Coxではなく前作の「ハドソン川の奇跡」を担当したBlu Murray。Murrayのお父さんAlan Robert Murrayは40年近いイーストウッド組で音響などを70年代からずっと担当。Bluは11年間イーストウッド映画の編集アシスタントと勤めており、本作が長編映画の編集3作目、イーストッド映画の編集は2作目。なおCoxは前作「ハドソン川の奇跡」を担当しないのは、他の映画のスケジュールとバッティングしてしまったためと話していたが、今回も外れたのは、またスケジュールのバッティングか、イーストウッド監督がBluの手腕を認めたためか・・・。なお撮影はTom Sternが今回も担当。IMDBによると撮影カメラはイーストウッド監督前作「ハドソン川の奇跡」と同じARRI Rental ALEXA 65を使用。イーストッド監督作品は「アメリカンスナイパー」「ハドソン川の奇跡」と続けて2作IMAXシアターで上映されているが、今回も6Kカメラを撮影しているということはIMAXシアターでの上映の可能性も。

 

2017年12月13日
本作の予告編第一弾公開

2017年12月08日
本作の全米公開は2018年。ワーナー映画はすでに本作を含め2018年公開作品はすでに決定。すでに2019年公開映画の調整に入っている。17-20作品の公開を予定されており、情報筋によると、その中にタイトル未定のクリント・イーストウッド作品も含まれているという。Hollywood Reporterが伝えた。

2017年11月22日 
Entertainment Weeklyの12月1日号に本作の監督であるクリント・イーストウッドのインタビューが掲載されている。
主演には役者を使わずに、実際の事件の英雄たちをキャスティング。
「たくさんの素晴らしい仕事をしている俳優たちも検討したんだ。だが若き英雄たちの顔を見るとこのボーイズ達は、僕は彼らをボーイズと呼んでいるだけど、とてもユニークな顔をしていると感じたんだ。演じることに彼らが挑戦しようという熱意もあったしね。映画が公開すれば彼らを見て皆びっくりすると思うよ」とイーストウッド。
また撮影地はなるべく実際の場所で行ったという。
「実際の現場で行った。実際の人物にとって同じ場所に戻るということはカタルシス、浄化になったんではないかと思う」と監督。
テロの実行犯であるAyoub El-Khazzaniに関しては、彼の人生、背景などは彼の物語ではんと、映画では焦点を当てていないとイーストウッド。
インタビューの最後にまた俳優としてカメラの前に戻るのか?との質問に
「良いキャラクターで自分に合ううものがあればね。そういうものが無ければまぁ今のままカメラの後ろで仕事を続けるよ。A man’s got to know his limitationsだからね(ダーティハリー2のセリフ。自分の限界を知っておかないとね、自分の身の丈を知っておかないとねの意。なお複数ある日本語吹き替えでは。ツキっていうのはいつか落ちるもんだ、となっていたバージョンもあった)。」
終わり

 

2017年10月25日
ワーナーがクリント・イーストウッド監督の次回作“The 15:17 to Paris,”の北米リリースを2018年2月9日と明らかにした。アカデミーの資格を得るために年内の限定公開があるのかどうかについては言及されていない。

2017年9月2日
9月1日付フランスの地元紙がイーストウッド率いるロケ隊のフランスロケ終了の報を伝えた。

2017年8月25日
8月24日付けDaileyMail電子版によると、現在ロケ隊はフランスのパリで撮影中。

2017年8月18日
8月17日付けANSA Cultura電子版がイーストウッドらロケ隊のイタリアのヴェネツィア(ベニス)ロケ2日目の様子をリポート。
イタリア語のメディアゆえ何が書いてあるかまったく不明でした。本作は事件のヒーロー本人が映画でも自身たちの役を演じることで話題となったが、写真にはテロリストを取り押さえた米軍1等空士スペンサー・ストーンさんとその友人アンソニー・サドラーさんを演じる米軍1等空士スペンサー・ストーンさんとその友人アンソニー・サドラーさんの姿が。ヒーローとなったストーンさんらは事件をヨーロッパ旅行中に遭遇。事件が起きたアムステルダムからパリに向かう電車に乗る前に、イタリアも旅行で回ったいたのであろうか。前日のDailey Mailのリポートではヴェネツィアでのロケの目的が不明となっていた。

右端 事件当時大学生だったサドラーさん。
左端 軍人のストーンさん

 

2017年8月17日
8月16日付けDailyMail電子版によるとイーストウッドらロケ隊がイタリアのヴェネツィア(ベニス)到着、撮影を開始と伝えた。本作品を描く事件は2015年8月21日高速鉄道タリス車内で起きた。撮影班は事件が起きてまる2年となる日を、事件が起きたヨーロッパで過ごすことになる。ただしイタリアのベニスは事件にはまったく関連がなく、DailyMaileは“ミステリー。事件の起きた列車はオランダアムステルダムからフランスパリ行きの電車で起きたもの。イーストウッドらが撮影しているヴェネツィアが物語にどんな関係があるか不明”と伝えている。
なおイーストウッドファンの番画家・荒木飛呂彦氏。自作ジョジョの奇妙な冒険で2部そして5部でヴェネツィアを舞台にておりヴェネツィアがお気に入りの場所。そこにイーストウッドがロケで訪れるなんて、何かしらの思いがあるでしょう!

 

2017年8月14日
香港生まれでハリウッドでカメラオペレーターなどで活躍しているArtur Toさんが自身SNSで
「アトランタロケの撮影終了!”と書いた写真をアップした。“The 15:17 to Paris”は夏にジョージア州での撮影と伝えられていた。アトランタ分が終了となっているので、オールアップではなさそうで、今後他の土地へロケに向かうのか、もしくはカリフォルニアに戻り撮影スタジオでの収録があるの。とにかく撮影は順調に進んでいるようだ。

 

2017年7月14日
キャスト情報昨日はテロを未然に防いだ物語の主役3人を当人達が演じるというニュースが驚きを持って伝えられたが、また本日も昨日よりはインパクトはないが驚きのキャスティングが伝えられた。なんでコメディアンばかり??という驚きで伝えられたキャスティングは
トニー・ヘイル(Tony Hale)とトーマス・レノン(Thomas Lennon)。
2人は主人公達の通っていた学校の体育の先生と校長先生を演じる。
へイルはコメディアンというわけではないが俳優としてコメディ系の映画や演技が多い。今年のサマー映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」にも出演している。
レノンは学生時代からコメディ集団をつくり、コメディで慣らし、また脚本でもベン・スティーラーの「ナイトミュージアム」などに参加している。

他キャストとしては以下がすでに伝えられている
〇ジェナ・フィッシャー(Jenna Fischer)
映画「ホール・パス(Hall Pass)」
TVドラマ「ザ・オフィス(The Office)
〇ジュディ・グリア(Judy Greer)
映画「猿の惑星:聖戦記」
〇レイ・コラサニ(Ray Corasani)

2017年7月13日
まさかの実話主役3人俳優つかわず本人起用の現地イーストウッドファンサイトの反応
・正しい判断になるかは完成を待たないとね。事実としてはイーストウッド監督はリスクを恐れないってことだ。まぁハリウッドじゃ彼くらいのもんだろう。
・よくないと思うな。俳優でない人間の配役はグラン・トリノを危うくダメにするところだった。
・実際に近づけたいというイーストウッド監督にはショウサンするが、演じるには能力が必要だしな。元の事件で汽車の乗客を救った彼等には救える能力があったのと同じ事で、映画で彼等が同じ役を演じる必要はない。
・記事を読んだ限りリアルな英雄達のパートは少ないんじゃないか
・俳優がいないんじゃボックスオフィスでは期待出来ないな

なお本作は3人の英雄達の子供時代から描くそうです。英雄達の若い時代は役者が演じます。
もしかすると実際の英雄3人の映画出演パートは実際の電車での英雄行為のみ。そのシーンをドキュメントタッチでセリフもあまりなければ俳優を使う必要がないかもしれませんね。物語の中心はのちに英雄行為を行う3人の子供の頃からの人生を描くことが映画のメインなのかもしれません。列車内のテロ行為阻止のフラッシュバックと3人の若い頃の生活のフラッシュバックを多用した流れも想像出来ます。

2017年7月13日
えぇ!本作の主役3人、俳優使わずご本人達が演じるってぇ!!!
以下共同通信の報
「クリント・イーストウッド監督(87)が、2015年8月にパリ行きの国際特急列車内で、武装した男によるテロ行為を阻止した米兵ら3人を起用して事件を映画化する。米メディアが11日までに報じた。 事件はアムステルダム発パリ行き国際特急列車で、イスラム過激派の男が乗客2人を負傷させた。休暇中で列車に乗り合わせた米軍1等空士スペンサー・ストーンさんと友人のアンソニー・サドラーさん、オレゴン州兵のアレク・スカラトスさんの3人が格闘の末、制圧。映画ではこの3人を本人が演じる。 3人は、勇敢な行為をたたえられ、フランス最高位のレジオン・ドヌール勲章のシュバリエ章を受章した。」

下の写真はヒーローアワードでイーストウッドと握手する物語の主人公達3人

 

 

2017年6月30日
映画の話題とは関係ないけど、面白いお話が。なんとスペインで発見された恐竜にイーストウッドの名前が付けられた。Europatitan eastwoodiと名付けられた雷竜。
記事の中に命名理由として
Etymology: Dedicated to US actor Clint Eastwood, the protagonist of the film “The Good, the Bad and the Ugly,” which was partially filmed near Salas de los Infantes.」
”アメリカの俳優クリント・イーストッドに捧げる、彼が主人公を演じた続夕陽のガンマンの一部はSalas de los Infantesの近くて撮影がされた”
となっている。

上恐竜の全身想像図
下恐竜とイーストッドの大きさ比較の想像図。
白い部分が発見されている骨。・


2017年6月28日
本作は間もなく撮影開始することがイーストウッド本人からも確認が取れた。イーストウッドが住むカーメルの地元紙が7月23日付けで本作の記事を掲載。そのなかでイーストウッドは予算は30-40ミリオン、恐らく今年末の公開になるだろうとしている。本格的撮影は8月。
イーストウッドは今回の物語の主役となる英雄達とアメリカンヒーローアワードで合っているが(下の写真)式の後での彼等との会話で本作の映画化のアイデアが出たと話している。
英雄の一人で軍人のスペンサー・ストーンさんは
「式の後で彼に、”もし映画化されてあなたのような偉大な人に演出してもらえたら光栄です”と話したんだ。彼(イーストウッド)からは原作となる本が出来たら送って欲しいと言われたよ」と話している。本を気に入ったイーストウッドは本を元に脚本を起こすことを決めた。
「この物語の英雄達は子供の頃はけして学年で目立っていた子供ではなかった。普通の子供達だったんだ。そんな彼たちが正しい行動が必要な時に行動を起こしたんだ。僕はとても原作の本が気に入った。ワーナー映画に映画化権の購入を持ちかけたな」とイーストウッド。
原作は英雄達の背景を子供時代から詳細に描いているのだという。
日本語訳では原作はまだ未発売。どこかの出版社が準備してないかなー。もう年末公開しちゃうよ!!

2017年6月27日
“The 15:17 to Paris” 「15時17分発パリ行き」のプロダクションが5月よりスタートされていることが明らかに。キャスティングが進行中。現在現地エキストラ事務所が7月10日から8月11日にジョージア州で撮影される"軍人に見える”もしくは子役の募集が行われている。
募集要項によると募集されている軍人タイプは18-30才、民族問わず他ジョージア州ワーナー・ロビンス空軍基地での撮影が予定されている。エキストラ代は125ドルで8時間以上働いても残業代は加算されず、1日10-12時間の拘束予定だという。
また子役に関しては6-17才が募集されており民族問わず、1日80ドルのギャラだという。募集によると様々な民族、体型を求めているとなっている。
公開時期は公式には何らリリースされていないが、超早撮りイーストウッドだけに、まさかの年末公開で来年のアカデミー争いに加わる可能性もという妄想・予想を伝える現地メディアも。
現在の映画製作の予定からすると無謀な意見もイーストウッドだけにとても無理とはいえない。たとえば「グラントリノ」は7月~8月に撮影されその年の12月17日公開しいている。

 

 

2017年4月22日
イーストウッド次回作は昨年後半に伝えられていた「インポッシブル・オッズ(原題) / Impossible Odds」ではないようだ。米ヴァラエティがイーストウッドの新作を伝えた。以下その情報筋から書かれた日本語のシネマトゥデイさんの記事

「クリント・イーストウッド監督の次回作は、2015年に国際特急列車で大規模テロを阻止した米軍人ら3人を題材にした作品になりそうだ。Deadlineが報じている。 米ワーナー・ブラザースの下で進められている本企画は、2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの国際特急列車タリスの車内で、銃を発砲したイスラム過激派の男を取り押さえ、大惨事へと発展するのを防いだ乗客の米軍人アレク・スカラトスさん、スペンサー・ストーンさん、米大学生アンソニー・サドラーさんの3人が、作家ジェフ・E・スターンとともに執筆した著書「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train, and Three American Heroes」を原作に、イーストウッド監督がメガホンを取るというもの。  新人のドロシー・ブリスカルが脚本を執筆済みで、イーストウッド監督は『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』などでもタッグを組んだティム・ムーアらとともにプロデュースも担当する。イーストウッド監督はすぐにも本作のキャスティングに取りかかり、年内には撮影を開始させる予定だという。公開時期などは明らかになっていない。航空機事故で全旅客を救った機長を描いた前作『ハドソン川の奇跡』に続いて、衝撃の実話ベースの次回作に期待が高まる。(編集部・石神恵美子)」
記事ここまで
なおこの乗客3人とイーストウッドは事故後、アメリカのヒーローアワードで壇上で握手をしている。


2016年10月20日 イーストウッド監督 次回作は ミリタリーアクションか
○名匠クリント・イーストウッド監督の次回作が、2011年にソマリアで誘拐され、3か月監禁された人道支援家ジェシカ・ブキャナンさんについての映画になる可能性があると The Hollywood Reporter など多数媒体が報じた。

 ブキャナンさんによる回顧本「インポッシブル・オッズ(原題) / Impossible Odds」の映画化権をワーナー・ブラザースが獲得し、製作準備中の企画。2011年10月、地雷撤去などの支援活動を行っていたアメリカ人のブキャナンさんとデンマーク人のポール・ティステドさんが地元の武装集団に拉致され、92日間におよび監禁された後にオバマ大統領の指揮のもと米海軍特殊部隊シールズにより救出された。

 映画『ミスティック・リバー』『ブラッド・ワーク』でイーストウッド監督とタッグを組んでいる脚本家ブライアン・ヘルゲランドが、本作の脚本を手掛ける。 (鯨岡孝子)

 

 

 

 

 

 



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