1996年のアトランタ五輪の爆破事件で人生を狂わされた警備員ジュエル氏を描いた伝記物
The Ballad of Richard Jewell
をイーストウッドが監督か?との報が流れる。
2019年
5月25日 本作、ワーナー映画で製作へ
FOX&ディズニーで準備されてた「The Ballad of Richard Jewell」。DEADLINE.comによるとイーストウッドの本拠映画会社ともいえるワーナーで製作されることに。Varietyも同様に伝えている。来月撮影開始予定だという。ただしキャスト、スタッフは今のところ一切明らかになっていない。
4月19日 4年ぶりにイーストウッド次回作か?と報道される。
イーストウッド監督次回作は復活の「The Ballad of Richard Jewell」か?。2015年にイーストウッドが監督か?と報道されていたプロジェクト。、まだ決定ではなく、Deadlineがその可能性がありこの2019年夏にも撮影か?と伝えたもの。
本作は1996年のアトランタオリンピックで起きた爆弾テロ事件を扱った映画。
主人公となるのは爆弾を発見した警備員のリチャード・ジュエル氏。一時はヒーローになったが実際は犯人だったのではとの憶測で、マスコミの餌食になった。実際の犯人エリック・ルドルフは2003年に逮捕され犯行を認めている。ジュエル氏はその後は大きくメディアに出ることもなく2007年に死去。2015年の時は主役のジュエル氏はコメディアンのジョナ・ヒル。主人公を助ける弁護士はレオナルド・ディカプリオと伝えられていたが新しい出演で再出発という。前回同様FOX製作となるが、FOXがディズニーに買収されたため、FOX&ディズニーということになる。
2015年はイーストウッド監督は本作ではなく「ハドソン川の奇跡」を監督することを優先したためプロジェクトはストップ、その後主にプロデューサーのエズラ ・ エデルマンが監督として候補になったことがあったという。
2015年 このプロジェクト終わり
4月23日 The Ballad of Richard Jewellの監督はしません
クリントイーストウッドがCinemaConの場で、噂されていたRichard Jewellをモデルにした映画を監督しないことを明らかにした。次回作に関しては、詳細は明らかではないが、別の作品に向けて動いているという。
「少し動いていたけど、現在では実現はどうかな。うまくいく時もあるがそうでない時もある。面白いプロジェクトだったけどね。今は他の興味あるほうに向いている」とイーストウッド。
4月13日
イーストウッドが別映画のフェラーリの映画も監督?の報道が為される
「映画『タクシードライバー』『レイジング・ブル』などでおなじみの名優ロバート・デ・ニーロが新作『フェラーリ(原題) / Ferrari』で、イタリアの自動車会社フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリ氏を演じることがイタリアのニュース紙、Il Messaggeroによって明らかになった。
Il Messaggeroのニュースを訳したGuardianによると、本作はエンターテインメント会社、トライワールドのジアンニ・ボザッキとロバート・デ・ニーロの制作会社トライベッカ・プロダクションのもと企画が進められている作品。脚本は、まだ暫定だが映画『ニクソン』のスティーヴン・J・リヴェルとクリストファー・ウィルキンソンが執筆するようだ。監督は、クリント・イーストウッドが興味を示しているそうだ。
今のところ、フェラーリ氏の1945年~1980年代までを描くとされているが、彼の1920年代のレーシング・ドライバー時代も含める可能性もあるようで、もしそうなれば、当然若きフェラーリ氏を演じる若手俳優のキャスティングも必要となるが、まだ明確なストーリーは明かされていないようだ。
今回の決定についてデ・ニーロは、「自動車業界に革命をもたらした素晴らしい男(フェラーリ氏)を演じられることを光栄に思っている」とコメントを残している。さらに彼は、撮影はほとんどイタリアで行い、近く撮影に入るとも語っている。フェラーリ氏は、1988年に腎不全で90歳で亡くなっている。」
文中ででは「イーストウッドが興味を示している」となっているが、英語の映画サイトでは、「デニーロ、プロデューサーがイーストウッドに監督として迎えたい」となっている。
3月31日
3月31日付けのDeadlin.comによるとイーストウッドの次回作は高い可能性で「1996年のアトランタオリンピックで起きた爆弾テロ事件を扱った映画」となるという。
主人公は爆弾を発見した警備員のリチャード・ジュエル氏。一時はヒーローになったが実際は犯人だったのではとの憶測で、マスコミの餌食になった。実際の犯人エリック・ルドルフは2003年に逮捕され犯行を認めている。ジュエル氏はその後は大きくメディアに出ることもなく2007年に死去。
脚本はBilly Ray、ジュエル氏役には小デブコメディアンで人気のJonah Hill。Hillを助ける南部の弁護士訳にはLeonardo DiCaplioの可能性があるという。製作はFOX。
Deadlineはイーストウッドがこの映画を監督するには、製作のFOX側がクリアにしなくてはいけないことがあるとしている。イーストウッドといったらワーナー映画の大株主にして長年に亘りワーナーの貯金箱を潤わしてきた映画人。両スタジオの幹部クラスのお話し合いが必要になるかもしれないとしている。なおイーストウッドの個人会社マルパソカンパニーもワーナースタジオ内にある。とはいえ、イーストウッドは自分がやりたいと思えば、スタジオの意向完全無視で映画製作することは今までも何度もあった。イーストウッド本人がやりたければ問題になることはないと思われる。多くのサイトはFOXとワーナーの共同製作か?と伝えている。
イーストッド最後のワーナー映画以外の作品は主演では1993年の「ザ・シークレットサービス」以来となる。また2004年の「ミリオンダラー・ベイビー」は撮影前にワーナーがイーストウッドに映画化不可を通達。イーストウッドは「じゃあ勝手に作る」と勝手に作り始めて、のちに慌てたワーナーが「御免許して、制作費も出すから御免」とワーナー映画になったこともあった。この時はスタジオ側がイーストウッドに撮影現場を見たいと伝えたところ、すでにイーストウッドは編集作業に入っていた。この映画がワーナー映画なのに、ワーナーがアメリカ国内配給のみで、海外配給は別会社だったのは、すでにワーナーが入ったときには海外興行権を売ってしまっていたからだった。
監督作でワーナー映画以外だと70年代まで遡らなくてはいけない。1975年のアイガー・サンクションはユニバーサルだった。
以下は2014年2月7日にシネマトゥデイさんが伝えていたニュース。
レオナルド・ディカプリオが、1996年のアトランタオリンピック開催中に起こった実際の爆破事件を扱う新作映画で、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で共演したジョナ・ヒルと再タッグを組む見込みであることを、Deadline.comが報じた。今回はジョナが主演を務め、ディカプリオが脇に回ることになるようだ。
事件はアトランタ五輪開催中、市内の公園に仕掛けられた爆弾によって、2名の死亡者と多数の負傷者を出した出来事。映画では、当時爆弾を発見し警察に通報したことで英雄扱いされながら、後に事件の犯人として疑われ、メディアや世間から強烈なバッシングにさらされた警備員リチャード・ジュエルさんの物語が描かれる。後に真犯人が捕まるなどしたことで、ジュエルさんが無実であったことが判明。ジュエルさんは44歳で死去している。
映画はヴァニティ・フェア誌に掲載された記事を基に製作され、ディカプリオは、ジョナや自身の製作会社アッピアン・ウェイのジェニファー・デイヴィソン・キローランらと共にプロデュースも手掛けるとのこと。ジュエルさんにはジョナがふんし、ディカプリオが彼の弁護士を演じる予定で企画が進行しているようだ。
ディカプリオとジョナは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で仲良く第86回アカデミー賞にノミネート。今度は主演と助演の立場を入れ換えて臨む同企画も、完成の暁には賞レースを騒がす一本になるに違いない。(編集部・入倉功一)
以下は2014年9月21日にシネマトゥデイさんが伝えたニュース
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオとジョナ・ヒルが再共演する映画『ザ・バラッド・オブ・リチャード・ジュエル(原題) / The Ballad of Richard Jewell』の監督候補に、映画『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』や『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラス監督の名が挙がっているとDeadline.comが伝えた。
本作は、1996年のアトランタオリンピックで実際に起きた爆破事件が題材の作品。リュックに入った爆弾を発見し警察に通報、被害の拡大を防いで一時は英雄扱いされながらも、FBIにテロ関与の汚名を着せられた警備員、リチャード・ジュエルさんを描いた作品だ。後にジュエルさんの無実は証明され、真犯人も逮捕されたものの、メディアや公の目にさらされ平穏な生活が脅かされた。ジュエルさんは元々心臓が弱く、2007年に44歳で病死している。
ジュエルさんの役をヒル、彼の弁護士役をディカプリオが演じることになっており、脚本家に『キャプテン・フィリップス』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたビリー・レイが決定している。(鯨岡孝子)
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