Anazonのフーヴァー長官の本

 

トリヴィア目次

マカロニ三部作

ダーティハリーシリーズ

許されざる者

硫黄島二部作

ミスティック・リバー

アルカトラズからの脱出

パーフェクトワールド

Changeling チェンジリング

Gran Torino グラントリノ

Invictus インビクタス

アウトロー

The Hereafter ヒア アフター

 

 

 

 

 

ハドソン川の奇跡
155人の命を救い容疑者になった男

運輸安全委員会の事故調査で厳しく問われただけで
別に容疑者というわけではない




日本公開2016年9月24日
映画『ハドソン川の奇跡』日本版オフィシャルサイト

映画レビューサイト「Filmarks」の本作レビューページ

Yahoo映画本作レビューページ

Coco本作レビューページ


2016年に報道されたこの映画に関するニュース

11月1日
日本での公開も間もなく終了の本作。日本の興業収入は約12ミリオン(13億円程度)と、アメリカン・スナイパーの22億には及ばずとも近年のイーストウッド映画としてはなかなかのヒットとなった。
この数字はアメリカ本国とカナダの北米以外では世界で最も稼いだ国となった。次に稼いだのはオーストラリアで約10億円。
本作は今のところ北米興業収入122ミリオン+北米以外の外国興業60ミリオンで世界興業収入は約182ミリオンとなっている。とはいうものの本作の世界興業はまだまだこれから。日本ではイーストウッド映画にしては珍しくアメリカ本国の公開から時間を置かずに公開されたが、これはイーストウッド映画あまり当たらないから秋でいいや・・・ということだったのかもしれない。イーストウッド映画大好きカントリーのイタリア、フランス、イギリ、スペインなどかなりの興業が期待出来る地域では本作は11月末から12月のクリスマスのホリデーシーズンの公開となっている。これらの地区は前作アメリカンスナイパーが10ミリオンから20ミリオンの興業を上げている地区ばかり。
さらに12月9日からは中国での公開も決定。中国は外国映画は年間34本までと制限している国(訂正 この記事をアップした後で知ったのですが、通常は34本が今年は38本以上の外国映画が中国で公開されるそうです。通常ハリウッドのブロックバスターの大作映画が多く、とんでもない興行成績をあげる。そこになぜか本作の映画が公開されることが決定!他に大作がなかったのか、なんだったのか。とにかく配給のワーナーにとっては嬉しい中国公開決定。最終的には北米興業より、海外興業のほうが多く稼ぐことになりそうだ。

10月20日 イーストウッド監督 次回作は ミリタリーアクションか
○名匠クリント・イーストウッド監督の次回作が、2011年にソマリアで誘拐され、3か月監禁された人道支援家ジェシカ・ブキャナンさんについての映画になる可能性があると The Hollywood Reporter など多数媒体が報じた。

 ブキャナンさんによる回顧本「インポッシブル・オッズ(原題) / Impossible Odds」の映画化権をワーナー・ブラザースが獲得し、製作準備中の企画。2011年10月、地雷撤去などの支援活動を行っていたアメリカ人のブキャナンさんとデンマーク人のポール・ティステドさんが地元の武装集団に拉致され、92日間におよび監禁された後にオバマ大統領の指揮のもと米海軍特殊部隊シールズにより救出された。

 映画『ミスティック・リバー』『ブラッド・ワーク』でイーストウッド監督とタッグを組んでいる脚本家ブライアン・ヘルゲランドが、本作の脚本を手掛ける。 (鯨岡孝子)

 

9月26日 記事2本
○北米興業3週目の週末の「ハドソン川の奇跡」。週末三日の興業は速報見積も額で13.8ミリオン。2週目の週末から36%ダウンとダウン幅を抑え好成績。これで北米興業は約931ミリオン。来週の今頃には100ミリオン(1億ドル)突破ということになる。
また北米以外の国すべての世界興業は127ミリオンとなり、制作費の2倍を超えた。

○Rob Kolodjayを覚えている?覚えていない・・・そりゃそうだ。
この人は事故機に乗っていた乗客。息子、甥とゴルフに行くんでお願いだから飛行機にのせてーーーーと走っていたお父さん。映画では息子と離れてしまったため、必死に息子の安否を確認しようとしていたお父さん。このお父さんのグループは事故後わりと有名になった。映画では3人のグループだったが実際は6人グループ。地元のゴルフ仲間。ゴルファーが乗客にいたというので事故後ゴルフメーカーのタイトリストやキャロウェイがゴルフ道具を6人>に贈るなど、救出後も何度かメディアに登場している。このお父さん、映画では”息子が・・・息子が・・・”とオロオロするばかりだが英雄的な行為で女性を救っている。ハドソン川に不時着し救助隊を待つ間、翼から海へ落ちた女性を助け上げたのだ。
「怖くてしょうがなかったんだ。でも翼から女性がおっこちちゃって。こういう状況になると何かがお尻を蹴っ飛ばしてやる気を起こすんだよ」とお父さん。
息子さんのほうは間もなく子供が生まれる予定だった。息子さんは救助をされてテレビの取材を受けた1番最初の乗客グループの一人。其の時の格好がTシャツ一枚にジーパンという姿だったので注目を集めた。救出され岸についてボードから降りて気が付いたら何百のメディアのマイクが自分のほうを向いていたという。

 

9月22日
IMDBにのっていた映画のトリヴィアに少し情報を付け足して
○水に不時着した飛行機を救出に来たフェリーの船長・ヴィンセントロンバルディ氏は本作品でも自分の役で出演。またNYPDのヘリコプターからハドソン川にダイブした二人の警官ダイバーも同じ役で出演。実際の救出シーン同様、映画でもヘリコプターからダイブするスタントもやってくれた。
彼ら3人とも出動前や救出の際にセリフを貰っている。警官ダイバー2人は出動前にロッカーで大リーグの救援投手の話題で会話をしているシーンがある。
○飛行機が不時着、救出するボートが集まる場所は、実際に飛行機が不時着した場所。ただし飛行機はカリフォルニアのスタジオの人口湖で撮影。のちに2つを合成し、飛行機に集まるボートの映像になった。
○上映96分はイーストウッド監督作品で最短映画。
○トムハンクスは実際の機長・サリーの西海岸の家を訪問。半日ほど過ごした。
○作品中でニューヨークマリオットダウンタウンホテルが何度も出てくるが、実際に事故当時、救出された人達が使ったホテル。
○客室乗務員の一人を演じたアン・キューザック。ジョン・キューザックの姉であるが、トムハンクスとは1992年のプリティ・リーグでも共演。ハンクス監督の下でプレイする女子野球選手を演じた。
○作品中でサリー機長にインタビューをしているシーンで出演のKatie Couric。実際の事故から24日後に放送された60 Minutesでサリー機長にインタビューしている。つまり本人役で出演ということになる。
○サリー機長の妻役のローラ・リニーは90年代に「目撃」、2000年代に「ミスティックリバー」、2010年代に「ハドソン川の奇跡」と3ディケイド連続イーストウッドと仕事をした。
○ローラ・リニーとアーロン・エッカートは「そりゃないぜ!? フレイジャー」にゲストでカップル役で共演。
○アーロン・エッカートは2008年のダークナイトでトゥーフェイスを演じていたが、テレビシリーズのバットマン(1966ー1968)の第三シーズンで登場するトゥーフェイス役にイーストウッドが考慮されていた。しかし第三シーズン途中に打ちきりとなった。
*この話はイーストウッドファンの私も初耳でした・・・。1968年というとイーストウッドはマンハッタン無宿、荒鷲の要塞、奴らを高く吊せに出演。すでに自分の好きな映画をとるために自社映画会社であるマルパソカンパニーを設立後で、奴らを高く吊せはマルパソ製作。もはやイーストウッドがテレビシリーズに出るような時代では無かったと思うのですが。単にバットマン製作側がイーストウッドがいい・・と思っただけなのでしょうか。
○映画の終盤、サリー機長は事故調査メンバーのフライトシミュレーションに、ヒューマンファクターを含むべきだと要望。そこで事故調はバードストライクから飛行機の進路を空港にとるまで、35秒の時間を空けることとした。副機長役のエッカートは映画の中で「35秒は短すぎる」としたがハンクス演じる機長は「それでも208秒の中の35秒は大きい。それでいいよ」というようなセリフを。さえ実際にはバードストライクから機長が空港を諦めハドソン不時着を決意するまでの時間は・・・・53秒でした。

 

9月19日
「ハドソン川の奇跡」が公開から2週目の週末も絶好調。現地土曜日午後にスタジオが出した9月16ー18日の北米週末3日間の興業見積もり速報で22ミリオン(確定額は日本時間火曜発表)。北米興業は8月終盤から興業がまったく冷え込んでいて、ハドソン川の奇跡以外はヒット作がまったく生まれず、懐かしの安上がりホラーのブレアウィッチプロジェクトの17年ぶりの新作や、ブリジットジョーンズシリーズの新作、オリバーストーンの新作スノーデンのこの週公開の新作3つは10ミリオンに達することが出来なかった。ただしブリジットジョーンズはやや予想より低い程度、加えてイギリスはアメリカ国外ではかなりの興業を残している。
「ハドソン川の奇跡」は北米以外の興業では今週は5つのマーケット(国)で公開開始。7ミリオンの見積もりが出ており、これで国外興業は23.4ミリオン。北米興業ではこの週末まで70ミリオン強を稼いでいるため、ここまでトータルで94ミリオン弱を稼ぎ出している。
「ハドソン川の奇跡」の北米での興行的特徴は、あらゆる場所でヒットしていること。特に中西部やカナダでは予想以上のヒットになっている。舞台がNYであることから一部の地域では大きな興業を残すことはないとワーナーは考えていたという。製作スタジオのワーナー映画のJeff Goldsteinは都会も田舎も、共和党州も民主党州も関係なくヒットしていると話している。本作で最も多く稼いでいる映画館のトップリストは映画のNY市のAMC theaters on 82nd StreetやLincoln Square、カナダのトロントのToronto’s Cineplex Cinemas Queensway、テキサス州ヒューストンのEdwards Greenway Grand Palace、同じくテキサスのダラスのAMC NorthPark 15 そしてオクラハマ州オクラハマシティのMoore Warren Theatre。
Goldsteinは
「この映画の魅力に地域的な障害はない。とてもよく出来た物語なんだ」と喜んでいる。

15日の日本のジャパンプレミアの後か、Tom Hanksがお蕎麦屋さんの「神田 まつや」でお食事。後ろの人は其の場にいたお客さんではないようで、Twitterのつぶやきでは、多くの人が角川の角川歴彦さんが写真に収まっているとつぶやいている。そういえばトムハンクスの10月公開の映画インフェルノの原作は角川から出ているなぁ。なお神田まつやさんは明治17年創業。池波正太郎の行きつけの店だったそうです。

 

9月16日
15日に、本作の主演トム・ハンクス、助演のアーロン・エッカートが登場!のジャパンプレミアが開催されました。事故機1549便に搭乗していた二人の日本人の方も来たそうです。

以下映画.comさんの記事
来日中のトム・ハンクスとアーロン・エッカートが9月15日、都内で行われた出演作「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督)のジャパンプレミアに出席。歌舞伎役者の市川海老蔵と対面を果たした。

2009年1月15日、米ニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで、乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便が突如制御不能に陥る緊急事態が発生。チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー機長(ハンクス)は、ジェフ・スカイルズ副機長(エッカート)と共に前代未聞の“ハドソン川着水”を成し遂げて乗客全員の命を救うが、国家運輸安全委員会からの厳しい追及が待ち受けていた。

あふれんばかりの声援で迎えられたハンクスは「日本に戻ってくるたびにうれしさを感じるよ」と観客に向けてサムアップ。一方のエッカートは「コンニチハ、ニホンガスキ!」と日本語で挨拶し、喜びを表現した。海老蔵と固い握手を交わした2人は「日本のジェームズ・ボンドっていうくらい格好いい!」(ハンクス)、「ものすごくハンサム。一目で才能のある方だとわかった」(エッカート)とべた褒めし、海老蔵は「恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいです」と照れ笑い。2人の名前がカタカナであしらわれたちょうちんを贈ったほか、ハンクスと共に自撮りに興じ、歌舞伎の“見得”を切りあうなどすっかり打ち解けていた。

人当たりのよさを随所に発揮したハンクスは、日本のファンに「“ハドソン川の奇跡”は1人ではなく、消防士や警察官、チームで協力して成し遂げたもの。日本では近年震災や災害がありましたが、皆さんは、助け合う精神をおわかりだと思います」と語りかけた。エッカートは「本作はクリント・イーストウッド監督の作品。アメリカを代表する監督であり俳優です。みんな好きでしょ?」と呼びかけ、ギャラリーからは歓声が上がった。本作をいち早く鑑賞した海老蔵は「正しいということが素直に通じなくても、信念を持ち続けて真摯(しんし)に向き合えば正しいと証明される。勇気のある映画でした」としみじみと語った。

以下Cinema Todayさんの記事
クリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』の来日記者会見が16日、都内で行われ、主演を務めたトム・ハンクスが映画の題材となったUSエアウェイズ1549便に搭乗していた日本人の滝川裕己さんと出口適さんと対面し、「(不時着した1549便の中に日本人がいたことを)さきほど初めて知りました」と驚きの表情を見せた。

 本作は、2009年1月15日にニューヨーク上空で起きた、突然の航空機エンジントラブルという絶望的な状況の中、サリー機長(トム)とジェフ副操縦士(アーロン・エッカート)の経験に基づくとっさの判断でハドソン川に不時着させ、乗客全員を助け出した実話を描いた物語。

 この日アーロンと共に会見に出席したトムは、実際に不時着した飛行機の乗客に日本人がいたことに「とても驚きました」と語ると、「ちゃんと荷物が戻ってきたかどうか知りたい」とユーモアを交えてトーク。アーロンも「実際乗り合わせていた人の話を聞くのは興味深いです」と滝川さんと出口さんに興味しんしんの様子だった。

 また撮影時を振り返り、トムが「詳細にこだわりました。こちらが勝手に脚色したり、飾りつけることなく、正確に描かなくてはいけないという思いのもと、真実のDNAがしっかり含まれていることが大事だったのです」と映画に込めた思いを明かすと、作品を鑑賞した滝川さんと出口さんは「あの事故を経験した人間から見ても、すごくリアルで、事実が忠実に描かれていました」とコメント。イーストウッド監督やトムらの意思がしっかりと作品に反映されていることを証明していた。
当時事故に居合わせた滝川さん、出口さんと共に

 映画では、人々の命を救ったサリー機長は「不時着以外の選択肢はなかったのか?」と事故調査委員会から“容疑者”という扱いを受け、苦悩する場面が物語の中心になっているが、その事実について出口さんも滝川さんも、作品を観るまで知らなかったという。さらにトムから質問されていた「荷物」について二人は、「時間はかかりましたが、クリーニングやしっかり個別包装されてすべて戻ってきました」と答え、周囲を驚かせていた。(磯部正和)

 

9月14日
明日15日のジャパンプレミア出席のため、トム・ハンクス、アーロン・エッカートが成田に午後5時頃到着。Twitterを見ていたら、多くの人が出迎えに成田に行く、などと呟いていました。いろいろ検索してみたところ150人ほどのッファンが出迎えたそうです。ハンクスは笑顔で手を振るなどニコヤカに登場、しかしサインには応じずそそくさとファンの前を通過。エッカートのほうはサインに応じてくれたそうです。下 tvgroove様のYoutubeアップ映像

本作は映画”ほぼ”全編をIMAXカメラで撮影した世界で最初の映画です。しかし”ほぼ”ってどこがIMAXカメラでなかったのだろうか?映画のエンドクレジットのサリー機長と助かった人達の実際の映像がIMAXカメラでないんだな?いえいえ、あのシーンはエンドクレジットの映像ということで本編扱いではありません。IMAXカメラで撮影されていませんが、あのシーンが”ほぼ”という副詞がつけられることになった理由ではありません。
IMAXメラが使われなかった箇所は、映画の最後の公聴会で実際のパイロットが使用したシミュレーションルームでの撮影がIMAXカメラではありませんでした。カメラがとても大きいのでシミュレーションルームの中で扱うのが難しく、使用出来なかったそうです。

9月13日
事故機に乗っていた日本人も参加する!日本プレミアまであと少し
ところで海老蔵さんがブログで、独りで貸し切りで「ハドソン川の奇跡を鑑賞!とブログを更新。これはジャパンプレミアかなにかに招待されているか、なんらかの宣伝媒体に絡む前触れか!!

今日は記事2本。
記事1
まずは映画comさんが伝えが映画関連のニュース
[映画.com ニュース] 2009年1月15日に米ニューヨークで起こった航空機事故に実際に遭遇した日本人乗客2人が、同事故を題材にしたクリント・イーストウッド監督の最新作「ハドソン川の奇跡」について語った。

乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。サリー機長(トム・ハンクス)は前代未聞の“ハドソン川着水”を決行して乗客全員の命を救うが、事故の責任問題を追及する国家運輸安全委員会に容疑者として扱われ、苦悩の日々を過ごすことになる。

企業のニューヨーク駐在員だった滝川裕己氏と出口適氏は、アラバマ州の取引先に向かう際に事故に遭遇、サリー機長の“究極の決断”を目の当たりにした。映画を鑑賞した滝川氏は「私自身が体験したこととあいまって、事故後の人間ドラマに感動しました。事実に即したリアルな表現にも驚きを覚えました。改めて、今生きている喜びをかみしめました。そしてサリー機長にお礼を伝えたい」と感慨たっぷりに語った。

対する出口氏は「9・11が起こった年にニューヨークに赴任し、その後この事故を経験しました。映画を見て改めて思い出し、サリー機長のプロ意識に感動しました。事故で起こったことをそのままに、とてもリアルに描いている。肩が痛くなるほど、ドキッとしてしまいました」と経験をまじえて振り返った。なお両者は、9月16日に行われるハンクスと共演のアーロン・エッカートの来日会見に登壇する予定だ。

滝川氏と井口氏の言葉からは、本作の再現度の高さがうかがえるが、このほど公開されたテレビスポットでは、事故発生時の混乱や着水時の恐怖がまざまざと描かれている。同時に、サリー機長だけでなく、警察やレスキュー隊など、奇跡の生還劇に関わった人々の姿も切り取られている。サリー機長本人は「あの事故の間、関わった誰もが素晴らしい仕事をした」と市民の結束をたたえている。

記事2
何故か日本の宣伝では”サリー機長が容疑者”などというコピーが使用されていますが、映画を見た方ならおわかりになると思いますが、まったくサリー機長は容疑者として描かれていません。事故が起きれば国家運輸安全委員会(NTSB)が事故調査を行います。そこで厳しい追及を受けただけです。事故の調査は大別すると「発生した事実の把握と認定」「発生した事実の原因分析」「分析に基づくリスク評価」「安全施策の勧告」で構成されます(サリー機長による著作「機長、究極の判断」より)。
さて実際のサリー機長は映画のようにあれほど激しい追求を受けたのでしょうか。
容疑者ではないと、上に書きましたが、映画の中の事故調査委員会の調査員たちは、まるでサリーを裁判で有罪にしようとする、検察のような厳しさでサリー機長を責め立てていました。
英語のWikipediaに、「本映画のNTSBの調査に関して起こった論争」という項目があったのでご紹介します。

本作はNTSBの調査が検察的で、一方に偏っているように描き、それゆえに論争が起こっている。イーストウッド監督は
「NTSBはSullenberger機長が間違っていたという方向に持って行こうとしていた」と話している。映画の公開にあたり、NTSBのある調査員は映画のNTSBの調査の描き方は真実ではないと、映画での姿を否定している。また当時の事実と映画とを比較してThe New York Timesは「映画と当時の公式記録とは、そのトーン、内容と違ったものになっている。映画の中の調査員は、実際の事故調の調査員とは違う」という記事を載せている。
NTSBの調査員であるJohn Balzano氏は映画の調査員の描き方に不満を表明。調査員はけして誰かを陥れるようなことはしていなかったと話している。また別の元NTSBの捜査員は、映画での調査員の描き方により、映画ファンが、これこそ無能政府の証拠だよ、とNTSBを判断してしまうことになりかねない、という懸念を感じている。この論争に関してのインタビューで機長を演じたトム・ハンクスは、”当初、脚本にはNTSBの調査員の名前が実名になっていたが、サリー機長が実際の名前を使用しないことを求めた”と話している。ハンクスによると、サリー機長は実際の調査員は、映画で描かれている調査員のような検察的な態度ではなかった感じていたという。サリー機長は、映画での調査員が検察的に描かれているため、もし役名が本名であった場合、その検察的な映画の捜査員と、実際の調査員と関連づけられてしまうのは公平ではない、と感じたため実際の調査員の名前を削除するよう求めたのだとハンクスは話している。

皆さん上記の文を読んでどう思われますか?映画の脚色はどこまで許されるのでしょうか・・・・。それともサリー機長がいい人なので、NTSBの人達に気を遣って、”そんな検察みたいな感じではなかったよ~”と言っているだけなのでしょうか。なおサリー機長著作の「機長、究極の決断」には、事故後に事故調の取り調べや聞き取りに関することは書かれていません。事件数ヶ月後にNTSB本部でコクピット内の音声記録を聞いた時のことが少し書いてあるだけでした。

記事3
公開初週最初の週末興業額が確定。見積もり含む速報版では35.5ミリオンとなっていましたが、現地月曜午後、$35,028,301、35.02ミリオンと集計後の確定金額が出ていました。

9月11日② 予想を上回るオープニング!
ハドソン川の奇跡予想をはるかに上回るオープニング。
1ヶ月前には公開最初の週末3日の興業は20ミリオン程度と予想されていた本作。スクリーニングで高い評価を受けたことでその予想も25ミリオン、30ミリオンとあがっていたが、日曜午後の段階での速報値で35.5ミリオン。確定値が出るのはあと1日必要だが、もし35.5ミリオンとなると、9月の公開映画としては史上5番目のオープニング記録となる。とはいえトップ2作はアニメのモンスターホテルシリーズの2作ゆえ、実写映画でいえば、インシディアス 第2章の40ミリオン、メラニーは行く!の35.6ミリオンに次ぐ3番目のオープニング成績になる。劇場の出口調査でもA評価を受けており、息の長い興業が期待される。最終興行成績は果たしてどれくらいになるのか。Box Office Mojoは控えめな予想として$105-110ミリオンだが、作品の評価の高さ、アダルト層向けの映画はロングランとなりやすいことから130ミリオン以上も期待でき、またそれ以上となってもまったく驚きではない、としている。劇場出口調査でA評価の映画の最終興行成績は平均で初動×3.6倍。 この計算だと本作は最終127.8ミリオンとなる。
また本作はIMAXシアターでの売り上げが4ミリオン。これは2DのIMAX作品としてはデンゼル・ワシントンの「イコライザー」の3.1ミリオンを上回る最大興収となったという。
北米以外でも公開が始まり国外収入9ミリオン、この3日間で世界興業45ミリオン強。公開から1ヶ月ほど前はオープニング20ミリオン、最終70ミリオン程度の予想が多かった本作。通常は興業が落ち込むレイバーデー翌週ウィークエンドの大きな驚きとなった。

ネタバレ 映画の小ネタ1
ハドソン川から救出され、ホテルの部屋でのシーン。サリー機長はずぶ濡れの服を着替えようと、ポケットから財布を出すと、”遅れても、災難よりまし”と書かれた濡れた紙が出てきます。これはサリー機長が書いた本「機長、究極の決断」によると、1980年代にカリフォルニア州の中華レストランで食事をした際に、フォーチュンクッキー(空洞のクッキーで、中におみくじの紙が入っている)から出てきたものだという。当時なんとなくいい言葉だと思ったのでとっておいたそうだ。ただし実際は財布に入れておいたものではない。航空マニュアルの中にテープで貼って置いたのだそう。このマニュアルは機長は脱出する際に持っていかなかったので飛行機と共にハドソン川に水没。その後飛行機が引き揚げられた時、生存者155人の私物も一緒に引き揚げられた。引き揚げられた私物は、できるだけ綺麗にして、出来るだけ丁寧に扱い、155人の家に郵送されたのだそう。
サリー機長はそのおみくじの紙が4ヶ月ぶりに家に戻ってきて、1度は水没したが、なんとか文字も読める状態で送られてきたことをとても喜び、”この紙は今後もずっと私と一緒に飛び続ける”と本の中で語っています。
この荷物がサリー機長の家に郵送されたという描写が映画の中にあったのですが、気付いたでしょうか?映画の終盤、サリーの奥さんが、公聴会直前の機長に電話で
「あなたが、あの飛行機に乗っていた一員だと今になって強く感じている」とか、そんなような言葉を伝えていたシーンがあります。あのシーンで奥さんが開けている段ボール箱の中身はビニールに入った機長の引き揚げられた私物だったのです。短いカットで、ビニールの中もよく見えなかったので、凄く判りづらいカットだなと、私は映画を見ていた思いました。奥さんは1度はハドソン川に沈んだ機長の私物が戻ってきたので、今更ながらもあらためて、夫もあの155人の一人だったんだなと感じたので、機長に電話をしたのですね。
ただし映画では送られた荷物は奥さんがあけていますが、実際には荷物が送られてきたのは事故から4ヶ月後。サリー機長自らが、箱の中を確かめたそうです。ちゃんとフォーチュンクッキーのおみくじもあり、カバンに入っていた洗濯物の洋服までも綺麗にクリーニングされて、旅のお伴にと図書館で借りた本も戻ってきたそうです。さすがに本は乾いてはいるもののぼろぼろ。図書館に電話をしたところ、戻す必要は無い、と言われたそうですが、それでも返しにいった機長。その後その本はその図書館に飾られているそうです。

ネタバレ 映画の小ネタ2
この映画を見た皆さんは、飛行機がハドソン川に着水、最後の公聴会までどれくらいの間がたったと思われますか?映画ではまるで1週間くらいの出来事として描いていますが、実際はどうだったのでしょう。サリー機長が書いた本「機長、究極の決断」によると、機長や副機長が操縦室録音記憶装置の音声を聞いたのは、事故から四ヶ月後の五月。しかも映画ではNYで行っていましたが、実際にはワシントンDCの国家運輸安全委員会の本部で聞いたそうです。いろいろ映画で見やすく、うまくいくよう脚色されているのですね。

 

9月11日 公式ページで絶賛コメント掲載中
以下公式サイトより
http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/comment.html

相田冬二
(ノベライザー)

王道とは何か。英雄とは何か。イーストウッドは彼だけが築いた王道を駆使して、彼だけに見える英雄を描写した。個人的正義を追求してきた映画作家が提示する「個人的英雄」像を前に、ただただ絶句している。

伊藤さとり
(映画パーソナリティ)

イーストウッド監督が、そぎ落とし浮かび上がらせた”人として大切な事”。これほど他人事のようで、自分事になる映画は今まで出逢ったことがない。誰の心にも深い愛を残す映画です。

大沢悠里
(フリーアナウンサー)

またもやったクリント・イーストウッド!何故155人の命を救った機長に疑いの眼が!これは人間愛のドキュメント。感動の涙がとまらない。

清藤秀人
(映画ライター)

摩天楼をかすめた旅客機は何も破壊せず、誰も殺さなかった。人間の技能と本能がニューヨークに、そしてアメリカに奇跡をもたらした事実を冷静に検証する、これはイーストウッドによる9.11へのリベンジマッチだ!!

小島秀夫
(ゲームクリエイター)

" 奇跡" がニュースになり、民衆に拡散され、社会の規範に晒されて英雄譚となる物語の" 軌跡" に、イーストウッドは切れ目を入れる。これは" 奇跡" の" 軌跡" を問う、" キセキ" を描いた911以降の人種を超えた応援歌である。

佐藤友紀
(ジャーナリスト)

アカデミー賞レース常連のイーストウッドが新たに放ったヒューマンドラマ。ここでは旅客機不時着水事件ですら脇役に過ぎない感動作だ!

サンデー毎日9月6日号「満月雑記帳」
(中野 翠(コラムニスト))

次々と襲いかかってくる緊迫感の波。その波に、まんまと乗せられ、かつ乗り切ってゆくのが、何とも言えない快感だ。『そうだよ、これが映画だよ!』と興奮した。

下村麻美
(シネマトゥデイ編集長)

イーストウッド監督の実体験とリアリティーへのこだわりが、いままで見たこともない臨場感溢れる映像で五感を震わせる。

鳥海高太朗
(航空アナリスト)

飛行機が離陸して着陸するまで全ての人命を預かるのが機長の職務。危機を目の前にした時のリアルな描写とその職務を全うしようとしたプロフェッショナルな姿に感動!“飛行機”を題材にした映画の中でも№1の傑作です。

古舘伊知郎
(フリーアナウンサー)

この出来事を僕も大きく報道したけれど、奇跡の後の真実を知らなかった恥ずかしさと
伝えられなかった悔しさ。この映画は、目の前に危機が迫った時、それを乗り越えさせてくれるものは何なのかを教えてくれる――。

前田有一
(映画ライター)

イーストウッドは毎度ながらすごいです。勝手にいじくれない近年の実話の映画化ということで、職人監督に徹するのが普通だというのに、しっかりと作家性を入れ込んでくる。アメリカンスナイパーもそうでしたが、これが彼の才能が最も生きるパターンなのかもしれませんね。

町山智浩
(映画評論家)

自分のやるべきことをやり、世間の声に耐え、ただ黙って眉間にしわを寄せているサリー機長を演じるトム・ハンクスが、だんだんイーストウッド自身に見えてきた

松村耕太朗
(CUT編集部)

サリー機長の「奇跡」は乗客155名の命を救っただけでなく、ニューヨークと飛行機事故にまつわる悲しみの歴史を希望で塗り替えた。

村山章
(映画ライター)

やるべき時にやるべきことをやるだけ。そんなサレンバーガー機長の人生哲学がイーストウッド監督とシンクロ。伝えるべきことを過不足なく伝えてくれる熟練の技とストイシズムに惚れ惚れしました。

 

9月10日現地は9日で北米公開日 
クリントイーストウッド監督もちらっと映る
ハドソン川の奇跡 試写会に行きました。 軽いネタバレ含みますのでご注意を
☆☆☆☆☆ 星5つ!
話は単純。飛行機が水上着陸、全員無事!だけどエンジンが片方が生きていた可能性があり、また周囲の飛行場に着陸出来た可能性もあり、そこんとこ事故調としてはちゃんと厳しく調査するからね!!、という状況に置かれたサリー機長。おまけにPTSDのような症状で苦しむサリー機長。これをハドソン川の奇跡と呼ばれた208秒間の出来事のフラッシュバックを交えて描いていきます。
このフラッシュバックの構成が見事!何回かのフラッシュバックシーンで208秒の全貌を観客に知ったつもりにさせておいて、実は最大の見せ場は最後に用意。クライマックスの公聴会で、機長、副機長そして事故調の人達が208秒間のコクピット内の音声テープを検証する、という流れから、208秒のコクピット内の2人のフラッシュバックシーンに突入、ここで初めてパイロットの行動の全貌を観客に完全体感させるというあまりにも計算しつくされたクライマックスはまさに感嘆の一言。まさに職人芸でした。おまけに、ラストのセリフを美味しいどことりでまさかのアーロン・エッカートがもっていくという、びっくりのおまけ付き。
これまで多くのドキュメンタリー、再現ドラマなどで語られたこの物語を、素晴らしい”映画”として再現。わざとらしく感動させるシーンはまったく意図的には作られていないはずなのですが、涙腺弱いと、なんかもうあちゃこっちゃで”あぁよかったねぇ・・・”と心の中で呟いておりました。
また本作はIMAXシアターでも上映されますが、たかだか208秒の出来事なんでIMAXで見るまでもないのでは?との不安もありましたが、この208秒には管制官の208秒があり、コクピット内の208秒があり、また客室の208秒があり、それぞれを工夫してチラシながら描くことで、上映時間のあちゃこっちゃで迫力のシーンが出てきます。通常の映画よりも画角が26%広いサイズで上映されるIMAXシアターでの鑑賞をお勧めします。
なおタイトルのイーストウッド監督がちらっと映る・・・ですがすいません、ポスターです。映画の舞台は2009年1月、そうイーストウッド監督主演のグラン・トリノが大ヒットしている最中だったのです。ハンクス分するサリー機長がニューヨークの町をランニングするシーンがあるのですが、そのシーンでサリー機長の背景にグラントリノのドヤ顔イーストウッドの顔がちょびっと映るのです。見つけることが出来るかな?





本作でなんとなく気になったこと
・舞台は1月、撮影は10月。作中、寒いねー、寒いねーというセリフや、寒そうな雰囲気の町並みを再現していますが、登場人物の息がまったく白くなく、なんとなく寒くなさそう!いやこれは撮影を10月にやったと知っているからなのか・・。しかしニューヨークも10月となると結構寒いと思うんだけどなぁ。

・作中、ニューヨーク警察の救助班が
「ニューヨークでデニス・エカーズリーが最高のリリーフ投手なんていうと殺されるぞ」というセリフが。MLBファン、少し嬉しい。

・映画の最後のクレジット。役柄のところあちこちに”him self""her self"(本人演)の文字が。当時かかわった人があちこちで登場している。

・あっアジア人が・・。観客で赤ちゃんとお母さんの席の横にアジア系の人が座っていた。実際の事故機には日本人の方が2人乗っていたけど、あれは日本人という設定だったのだろうか。

・最後のクレジット、テーマ曲 by Clint Easwtooの文字。何日か前にも書きましたが
Flying Home (Theme from "Sully")
Written by Clint Eastwood, Tierney Sutton and J.B. Eckl
Performed by The Tierney Sutton Band  です。
ティアニー・サットンさんは写真でみたらおばちゃんでした。

・容疑者ってコピーがついてるけど機長らは運輸安全委員会の事故調査で厳しく問われただけで
別に容疑者というわけではない。

・本作の宣伝コピーを担当した人のTwitterを見つけたんだけど、本作は日本字幕なしの映像しかみられなかったそうで、早く日本語が入ったバージョンがみたいとつぶやいておられました。こらワーナー、ちゃんと見せてあげなさいよ。

現地公開開始、木曜深夜興業で1.35ミリオンを稼ぎ、今週末の興業は金曜の早い段階の見込みで30ミリオン以上を稼ぐ見込みになっている。メディアにより差はあるが、Dophinsix.comは34ミリオン、Vareity.comは32ミリオン、Hollywodd Reporterは30ミリオンの見込みとしている。この数字は映画に関わった全ての人の顔に笑みが浮かぶ数字となる。映画会社は制作費60ミリオンがかかっているだけになんとしても100ミリオンは超えたい。そのさい先の良い素晴らしいスタート。イーストウッド監督にとっては、全米拡大公開のオープニングでアメリカン・スナイパーに次ぐ成績。本作中にちらっとポスターが映るグラン・トリノ以上のオープニング成績になりそうです。トムハンクスにとっては近年ではラングストンシリーズ以外では最大のオープニングの出足となった。ハンクスはラングストンシリーズのダヴィンチコード、天使の悪魔でオープニング77m、46mを記録している以外はヒット作をだせていなかった。チャーリー・ウィルソンズ・ウォーはオープニング9m、幸せの教室は13m、クラウド・アトラスは9.6ミリオン。2013年のキャプテン・フィリップスが25mで久しぶりのヒット作だった。しかし昨年のブリッジス・オブ・スパイはオープニング15mと振るわず。本作は当初の見込みを大きく上回るオープニングとなり、また演技も絶賛されていることから、オスカー取りに向けて大きな一歩となった。

 

9月9日北米公開日 
現地9日より公開する本作。興業予想サイトが今週末の予想を出し始めている。代表的なサイトBox Office Mojoの予想を紹介。
「夏の興業も終わり、秋の映画祭も開始。今週公開される四つの映画も早くも映画祭の注目を集めている。イーストウッドのハドソン川の奇跡はTelluride映画祭の上映でスタンディングオベーションを受けた。本作はキャプテンフィリップス、フライトという過去の作品から製作配給のワーナーは3500以上の館数で公開、最初の週末3日間で25ミリオンの興業を期待している。しかしこれはかなり控えめな数字といえる。本作と同じトムハンクス主演のキャプテンフィリップスは10月に3000館以上で25.7ミリオン、デンゼルワシントンのフライトは2012年に1884館で11月に24.9ミリオンの公開最初の週末興業成績だった。両作とも本作よりも事前の熱は熱いものではなかった。
批評家からの評価ということでは本作はRotten Tomatoesでは80%あたり。フライトは78%、キャプテンフィリップスは93%と中間あたり。オンラインチケット販売のFandangoによると本作はトムハンクス主演の前二作、ブリッジ・オブ・スパイ、キャプテンフィリップスよりも良い売り上げになっているという。ということで安全的な予想は25ー28ミリオンの予想となる。しかし9月公開としては歴代9番目の多さとなる3525館での公開であること。映画の置かれている状況、つまりアメリカ人の大好きなNFLの開幕週と重なるが、夏のブロックバスター映画ばかりで見る映画が少なかったアダルト層にとって本作は待ちわびた映画になること。などを考えると31ミリオンが狙えると予想する」
だそう。他BoxOfficeProは30ミリオン、numbersは25ミリオンと予想している、

9月7日NYプレミアの様子を映画.comさんがリポート

[映画.com ニュース] 2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を、クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスの初タッグで映画化した「ハドソン川の奇跡」の米ニューヨークプレミアが9月6日(現地時間)、リンカーン・センターのアリス・タリー・ホールで開催された。イベントには、イーストウッド監督とハンクス、アーロン・エッカートに加えて、ハンクスが演じたチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー氏本人が登場した。

09年1月15日、乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。サリー機長(ハンクス)の英断によって乗客全員が生還した奇跡の救出劇を描くと共に、ハドソン川に機体を着水させたことが問題視され、容疑者として追及されてしまうサリーの苦悩にも切り込む。エッカートは、サリーと共に航空機事故に巻き込まれるジェフ・スカイルズ副機長を演じている。

本作を鑑賞したサレンバーガー氏は「すごく気に入ったよ。とても感動的な経験だった」と太鼓判。「トムがキャスティングされてとてもうれしかったよ。彼は『多くの映像を見て、自分自身がどう話すか、どう歩くか、何を考えてどう物事を言うか見つけた』と言っていた」と明かした。

本人からお墨付きを得たハンクスは「『上質な作品で、僕を格好よく演じてくれている』と褒めてくれたので、その言葉を墓場まで持っていきたいと思っているよ(笑)」。サリーを「男の中の男」とたたえ「事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。その真実を伝えることに演じる意味があると思ったんだ。僕も目からうろこだったのは、事故のあとの出来事。脚本を読むまではまったく知らなかったので、とても驚いた」と語った。

イーストウッド監督は「本作は、ニューヨークについての物語。事故当時、市民は(被害者を救出しようと)一緒に頑張ってくれていたし、最初にニューヨークの人たちに見てもらえてうれしい」と万感の思いを告白。サリーと監督作「アメリカン・スナイパー」の主人公クリス・カイルを比較して「人間には二面性があって、仕事では強い姿を見せても、一方では弱い一面があるんだ。僕もそうなんだけどね(笑)。そういう部分にこそドラマが生まれると思う」と語ったほか、日本のファンに向けて「みなさんが大好きだ。日本を舞台にした映画(『硫黄島からの手紙』)を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国だよ」とメッセージを送った。

「クリント・イーストウッド監督は素晴らしい俳優であり監督。トム・ハンクスは世界一の俳優だ。一緒に映画を撮ることができて感激しているよ」と興奮気味に語ったエッカートは、「前回日本に行ったときに、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しかったからまたやってみたいな」とハンクスとの来日に胸を膨らませる。9月15日に予定されているジャパンプレミアでは、市川海老蔵と対面する予定だ。

「ハドソン川の奇跡」は、9月24日から全国公開。

 

9月6日 
本日の話題①
NHK BS、9月7日「アナザーストーリーズ」は「ハドソン川の奇跡」を特集
番組紹介のNHKさんのページはこちらから。
http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2016-09-07/10/9876/1453037/


本日の話題②
映画評論家(?)の町山智浩んがラジオのたまむすびでこの映画を取り上げていました。Youtubeにあがっていましたのでどうぞ。


9月5日 シネマトゥデイさんが映画関連の記事をアップしました
記事ここから
「名優にして名監督のクリント・イーストウッドが制御不能に陥った旅客機をハドソン川に不時着させた機長のその後を描いた『ハドソン川の奇跡』を監督し、そのスケールの大きな撮影手法について明かした。(取材・文:下村麻美)
■飽くなきリアルへのこだわり!実際の救助船とクルーを撮影で使用

 ロサンゼルスにあるワーナー・ブラザーズスタジオに86歳とは思えない姿勢のよさで現れたイーストウッド監督は、新作映画『ハドソン川の奇跡』の演出についてこの映画で重要だったのは、計画性だったと語る。

 この映画では、2009年に起きたUSエアウェイズ1549便が、離陸後まもなくバードアタックを受けたためにエンジンが故障し、制御不能に陥った後ニューヨークのハドソン川に不時着した事故を描いている。ハドソン川に着水したエアバス機ももちろんだが乗客を救助するために次々と救助船が駆けつけたことを全世界がニュース映像などで固唾(かたず)を呑んで見守っていただけに、同じ状況を再現するための映像のリアリティーは不可欠だった。

 イースト・ウッド監督は、まず撮影のため本物の旅客機(エアバス機)を購入したというから驚きだ。加えて救助ボートは実際救助に使用されたものを使いオペレーターも同じ人にしたという徹底したリアルへのこだわりを明かした。

 「飛行機を再びハドソン川に出現させ、すべてのボートが救助をするためにそこに集まって来るところをどう描くのか、計画を立てることがこの映画一番大変なことだった。この映画では、すべてがどのようになるのかを予測しないといけなかった」

 救助ボートが飛行機に集まってくるシーンは飛行機がそこにあったと仮定して場所を空けて撮りその後、飛行機だけを別に撮りビジュアルエフェクトを施したという。
■今でも忘れられないリアル不時着体験

 実はイーストウッド監督は、軍隊に所属していた21歳のとき、自身が搭乗していた軍用機が海上に不時着したことがあるという。「パイロットは、海に不時着するために素晴らしい仕事をした。でも、僕らは岸まで行き着くのに、海をなんとか泳がないといけなかったけどね。僕が、今日でさえ、とてもはっきりと覚えているのは、時速100マイル以上で飛行機が海の上を着陸しようと進んでいる時にどう感じたかということだよ。サリーの飛行機のスピードがどれくらいだったか忘れてしまったけど」

 当時の強烈な記憶が本作の演出に生かされたとイーストウッド監督は明かす。

 「どのように見えるべきかを、自分が感じたことを思い出してみた。それがどういうふうに見え、どのように水上を動くかということにを自分が感じたそのままを正確に描くようにかなり努力したんだ」

 イーストウッド監督が肌で感じたリアルがそのまま映像に反映された『ハドソン川の奇跡』は、飛行機が海に沈みかけるというありえない状況があまりにリアルだ。そんな状況から生還した人々の命が輝いて見えるのは、この悲惨な状況の演出が効いているからなのだと後でわかる。

映画『ハドソン川の奇跡』は9月24日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開」記事ここまで

 

9月5日 テーマ曲
本作の楽曲「Flying Home」(Theme from "Sully")を女性ジャズシンガーティのティアニー・サットンが歌っているらしい。サットンはグラミー賞にノミネート3回の実力派。2011年に来日公演を行っている。
以下IMDBのクレジット
Flying Home (Theme from "Sully")
Written by Clint Eastwood, Tierney Sutton and J.B. Eckl
Performed by The Tierney Sutton Band

9月4日 映画.comさんが映画関連の記事を

[映画.com ニュース] 2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を、クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスの初タッグで映画化した「ハドソン川の奇跡」に、救助隊やボランティアの人々、刑事といった当時の関係者が本人役で多数出演していることがわかった。

09年1月15日、乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(ハンクス)の英断によって乗客全員が生還した奇跡の救出劇を描くと共に、ハドソン川に機体を着水させたことが問題視され、容疑者として追及されてしまうサリーの苦悩にも切り込む。アーロン・エッカートがサリーと共に航空機事故に巻き込まれるジェフ・スカイルズ副機長、ローラ・リニーがサリーの妻ローリーを演じている。

映画では、ハドソン川に着水した航空機を見つけて救助に向かったフェリー“トーマス・ジェファーソン号”のビンセント・ピーター・ロンバルディ船長や、ニューヨーク市警のスキューバ空海救助チームに所属するマイケル・デラニー巡査とロバート・ロドリゲス刑事が本人役で出演している。そのほか、赤十字のニューヨーク都市圏支部に務めるクリス・メルカード氏をはじめとする救助隊やボランティアの人々、ニュースキャスターやパイロットなど、事故当日に救出に携わった関係者たちが続々と登場するという。

“奇跡の生還劇”をリアルに再現するため、イーストウッド監督は可能な限り参加者を探し出し、出演交渉を行ったという。「映画はいつもチャレンジなんだ。今回は、飛行機の大きさや事故に関わったすべての人々をリアルに再現することが必要だったんだよ」と強いこだわりを語っている。

その言葉が示すとおり、事故にあった乗客の服装や、着水後に避難した場所など、細部まで徹底的に再現しようと努めた。長年イーストウッド監督作品で衣装を担当してきたデボラ・ホッパーは「サリーと副機長のジェフ・スカイルズの制服はもちろん、当時のUSエアウェイズのパイロットたちが着ていたものとまったく同じものを用意したわ。乗っていた人たちの服装も似ているものを選んだの。その当時の様子をリアルに再現するためにね」と証言している。

 

9月2日 話題5本。見た人の感想は概ねサムアップ!
1 現地見た人の感想がネットにあがりはじめる
現地ではすでに試写会が数回行われているハドソン川の奇跡。とりあえずTwitterやYoutubeにあげられた一般の人の感想はかなり上々の出来のよう。
Twitterで#sullymovieで検索して、試写会で鑑賞したと思われる人のつぶやきを集めてみました。
”IMAXで鑑賞。とってもGOOD!。トムハンクスはサリー役を完全に演じた。IMAXだと飛行機が劇場に着陸するように感じたわ”

”ちゃんとしたレビューは明日書くけど、みんな、この映画は素晴らしい映画だよ”

”パイロットとして、本当にこの映画を楽しんだよ。大推薦するよ”

”今劇場から出てきた。素晴らしいフィルムだ。まーーーちがいなく今年のトップ10入りの映画だよ”

”昨夜試写で観たよ。素晴らしいフィルムだよ。原作も読まなくちゃ”
この人はパイロットの方のようです。

Youtubeでレビューを挙げている人の採点
・大柄な黒人の人
「予想していたものとまったく違った。予想以上に凄い映画だった。映画の構造も効果的でよかった。ただ飛行機は僕にはちょっとCG過ぎるように見えた」

・デスノートのポスターを貼った部屋でまくしたてる10代っぽいぽっちゃり白人
「つまんねーーーー。正直3時間以上映画を見ていた気分だった(映画は90分)、さいてーーー」

・おしゃれな黒人の人
「とんでもなく素晴らしい映画。IMAXでみたけど、飛行機の不時着シーンは素晴らしい。パイロットの目線、観客の目線、着水を見ていた人達の目線と本当に迫力がある。10点中9点、ブルーレイ買うぞ。絶対にお勧め。」

・事故が起きた時にニューヨークに住んでいたことがある人とその友達
「サムアップス!腕が3本あったら3本の親指を挙げたいくらいのまさに傑作レベル。あのとき僕はNYにいて、ラジオを聴いて最初テロと思ったんだ。でも本当に飛行機事件だった。みんなこの映画を”フライト”と同じような映画と間違えちゃだめだ。あの映画のことは忘れてくれ・・・。クリントイーストウッドの監督ぶりはまさに驚きだ・・・以下2人で20分近く絶賛祭り」

レビューをネットに投稿した人
「失望した。技術的には素晴らしい。飛行機のシーンは素晴らしいしFXも本当に素晴らしく、実写部分に区別無く馴染んでいる。ただドラマは駄目だ。スリラーとしても駄目だ。伝記としても駄目だ。終わった後に”これで終わり?”と感じた。ランダムなフラッシュバックであちこち移動するのはまったく効果がないよ」

ネットでは肯定的8.否定的2くらいの割合のようです。

2 アーロン・エッカートの話題
本作で副操縦士役で出演しているエッカート。飛行機を操縦していたことがあるそうだ。
「ちょつとだけ飛ばしていたんだ。今回の映画のためにまた飛行を始めたんだ。操縦していたのはセスナ172なんだけど、僕はモンタナ州に牧場を持っていてね。車で廻るより飛行機のほうがいいと思ったんだ。ちょっとしたミドルエイジクライシスか退屈しのぎだったのか、とにかく風になびかれて飛びたかったんだ。新しい挑戦という意味もあったかな」とEckhart。
映画のコクピットはセットではなく古い飛行機を使用した。墜落後の水面に浮かぶシーンでも使用。
「撮影したのはエアバス320でスタッフがそれをばらばらにしてカリフォルニアに運んで撮影所のプールに浮かべたんだよ。もう僕は”これぞハリウッド!”って気分だったよ」と話している。

3 ローラ・リニーの話題
本作のトムハンクス演じる主人公の奥さんを演じたのはリニー。52才の彼女はイーストウッド映画は3作目。1997年の「目撃」(イーストウッド主演・監督)、2003年の「ミスティックリバー」(イーストウッド監督)に出演している。リニーはハンクス演じる主人公のモデルとなった実際のサリー機長には会ったが奥さんとは対面しなかったという。脚本の役に忠実に、そして原作本やYoutubeで実際の奥さんのインタビューを見て役作りをしたという。リニーの撮影日数はわずか二日間だけだったという。基本的には夫と電話での会話がほとんどだったからだ。
「撮影の時は、そこに俳優は私独り。他のシーンの撮影には私は立ち会っていないので、自分の演技が他の人とのトーンに合っているか、成功していてほしいと祈りってわ」とリニー。夫との電話のシーンでは、実際の夫役のトムハンクスと会話しながらの収録だったそうだ。
「通常映画で電話のシーンの撮影は、電話相手は誰かが代役でやったりするもので、俳優同士が話をするということは稀なこと。でもそれは私達(リニーとハンクス)にとってはとても重要だった。タイミング、リズム、どう反応するかに大きな違いが出るから。私達違う都市にいながらだったのよ」とリニー。ハンクス撮影分もリニーが遠くから電話をして相手をしたのかな?

4 トム・ハンクスの話題
本作の主人公を演じたトム・ハンクス。ハンクスが主役の唯一の候補で、他の俳優にサリー役のオファーが出ることは無かった。
イーストウッド監督は
「私がサリーと奥さんに会ったときに”誰か演じるか意見はありますか?”と聴いたんだ。彼は”色々話してはみたけど、正直わかりません”と返事した。私は”ではトム・ハンクスはどうでしょう”と聴くと、”あぁ、彼のことも頭に浮かびましたよ”と応えたんだ。その後、彼にオファーを入れたんだ、最初彼もタイミング的に疑問もあったようだが、脚本を読んで気に入り、出演したいとなった。この役は他の俳優へオファーは出していないよ」とイーストウッド監督。トム・ハンクスはこの映画の撮影に入る時期に仕事をオフにしヴァケーションに出る予定だったという。あっという間に脚本を読むと
「創造に虫にとりつかれてしまったんだよ」とトム・ハンクス。

5 イーストウッド監督の話題
イーストウッド監督のファンには良く知られた話。イーストウッドが映画界に入る前。21才の時に陸軍に居た時、イーストウッドが乗る海軍用機がシアトルからアルメイダへの飛行中にトラブル。海上の不時着、陸まで泳いでなんとか助かったという話。イーストウッドは本作の1549便と同じというわけではないが、その時の経験が監督の準備になんらかの影響を与えたという。

小ネタ
本作で海に着水した期待に最初の救助に到着したフェリーの運転手さん。実際に事故当時フェリーで最初に到着した人だそう。

 

9月1日
ハドソン川の奇跡。109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXシアターの宣伝ポスターに「IMAX with LASER」と文字が入っているそうです。
また9日20日に同シアターで
「ハドソン川の奇跡 特別試写会 IMAX次世代レーザー上映」が予定されています。
全編IMAX65カメラで撮影された本作。日本の劇場で最高のシアターを持つ大坂の人達はなんという幸せ。
そうでない人も、せっかくIMAXカメラで撮影されたので、なるべく撮影された画角に近いサイズで楽しみたいですね。以下は普通の日本のIMAXシアターとそうでない通常シアターの画角の違いです。左赤線内が本作の撮影されたフォーマット。青が普通のIMAXのフォーマット、右が通常シアターの本作のフォーマットです。2.4 : 1 となっていますが正確には2.39 : 1です。ただ、本作は予告を見る限りドラマパートが多く、大画面で迫力を楽しむ映画?でないような気もしないわけではない・・・・・。

8月31日
ハドソン川の奇跡。
アメリカでは8月末の最近すでにメディア向け試写が行われている様子。試写に行くというメディアの人のコラムなどはあるが、批評はまだ解禁されていないようで一切出ていない。8月31日から9月5日に開催されるコロラド州のTellurideの映画祭で上映される同映画祭公式ブログで伝えている。
日本では一般向けの最速試写はネットで確認できたものでは9月7日、ワーナー映画本社での試写会。一般60名でネット募集があった。またワーナー本社支社はその後も複数の一般試写会が予定されており、中にはYahooのYahoo映画に試写後、採点をアップする条件で募集している日時もあった。来週末には日本でも鑑賞した人の感想がネットにあがりそう。さらに週があけた12日以降は大坂、東京など大型ホールでの試写、シネコンチェーン複数会場総数2000人を超える試写などが予定、多くの試写会ではまだ応募募集を行っている。わたし今回、全部外れているんだけど何故だ・・・・・。

 

8月10日 記事2本
①ハドソン川の奇跡はなんと6Kカメラで撮影!
以下は109シネマさんのサイトに出ていた情報。

『ハドソン川の奇跡』は、ほぼすべてのシーンを新しいALEXA IMAX® 65mm カメラで撮影されており、IMAX®でのみ、通常スクリーンに比べて約26%増の映像を鑑賞することが出来ます。視界いっぱいの大型スクリーン、ド迫力のクリア・サウンドなど、独自の技術により世界で最も臨場感のある映画体験を可能にするIMAX®で、“奇跡”の生還劇をお楽しみください!

が・・・しかし正直日本のIMAXはしばしLieMax、嘘つきMaxと呼ばれています。109シネマズ大阪エキスポシティへ見に行ける方は幸せだ!!!

②上映時間は95分。
以下Cinema Cafeさんのよる映画情報

早くもアカデミー賞最有力作として上がっている映画『ハドソン川の奇跡』。この度、本作のIMAX版での上映が決定。また、本編95分間ほぼ全てのシーンが、最新カメラ「ALEXA IMAX(R) 65mm カメラ」で撮影されていることが明らかになった。

2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。機長は高速で墜落する70トンの機体を必死に制御し、目の前のハドソン川に着水させ“乗員乗客155名全員無事”という奇跡の生還を果たした。着水後も浸水する機内から乗客の避難を指揮した機長は国民的英雄として称賛される。だが、その奇跡の裏側では彼の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた…。

本作は、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された航空機事故の驚愕の生還劇を題材に、その知られざる真実に、常に映画を通して時代と寄り添ってきたクリント・イーストウッド監督ならではの視点で迫った、問題作にして究極のヒューマンドラマ。

早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高く、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている本作は、主演のトム・ハンクスが全米で“国民的英雄”と称されたサレンバーガー機長を演じるほか、アーロン・エッカート、ローラ・リニーらが出演。なお、トムは共演のアーロンと共に、9月14日(水)に来日も予定されており、トムは3年ぶり、アーロンは8年ぶりの来日とあって注目が集まっている。

IMAXカメラでの撮影についてイーストウッド監督は「気に入ったよ。とてもね。IMAXの人々は素晴らしかった。彼らの最新のカメラを持ってきたんだ。ちょうどカメラが出来たところだった。いくつかフッテージを撮影して確認したよ。この作品映像は、とても鮮明に見える。ものすごく鮮明なんだよ」と絶賛のコメント。

今年公開の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では一部のシーンでのみ採用されたが、本作では、4Kを上回る6Kの高解像度の映像世界、世界が息をのんだ航空機事故の全貌を臨場感たっぷりにほぼ全編にわたって、大スクリーンで体感することができるという。

『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《cinemacafe.net》

 

 

 

8月5日
今年の大統領に関するニュース 共和党支持者のイーストウッドの発言が話題に。

「大統領候補は、(トランプもヒラリーも)どちらにも熱狂できない」

 米国の映画監督で俳優のクリント・イーストウッド氏(86)は2日、新作『ハドソン川の奇跡』についてのロサンゼルスでのグループインタビューで語った。長年の共和党支持者で、オバマ政権批判を繰り返してきたが、ドナルド・トランプ氏(70)とは微妙に距離を置いているようだ。

 イーストウッド氏は一部の米ネットメディアで、「トランプ氏とひそかに会ったり助言したりしているらしい」などと報じられている。これについては「話をしていない」と否定した。

 イーストウッド氏は、2012年の前回大統領選では共和党候補ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(69)への支持を明言。党大会に登壇し、オバマ大統領(54)がいると仮定した椅子に向けて「もはや他の誰かが問題を解決する時だ」と皮肉を口にするパフォーマンスをみせた。

朝日新聞社

7月27日
トムハンクス来日決定の報をオリコンさんが27日付けで伝えた。なおハンクスは『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続くラングドンシリーズ第3弾『インフェルノ』が10月28日、日米同時公開が予定されている。


〈オリコンニュース 2016-07-27 05:00〉

俳優のトム・ハンクス(60)が、映画『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)のプロモーションのため、
9月14日に来日することが決定した。『キャプテン・フィリップス』(2013年)以来3年ぶりの来日となる。

『フィラデルフィア』(1993年)『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94年)で2年連続アカデミー賞主演男優賞を受賞し、
“アメリカのシンボル”とも呼ばれるハンクスが、満を持してクリント・イーストウッド監督(86)と初タッグを組む本作。
実話の裏側に隠された真実を突きつける予告編が解禁され、
ハンクスは155人の乗客全員の命を救ったチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー機長を熱演している。

空中でエンジンが停止した飛行機をハドソン川に不時着させる決断で乗客全員の命を救い、
国民的英雄になったサリー機長だったが、“究極の決断”に思わぬ疑惑が掛けられてしまう。
本当に不時着以外の選択肢はなかったのか? それは乗客たちを命の危機にさらす無茶な判断ではなかったのか? 
機長は殺人未遂の罪に問われることに…。

副機長を演じる『ダークナイト』(08年)のアーロン・エッカート(48)も8年ぶりの来日が決定し、
2人は作品をイメージした大規模なジャパンプレミア、記者会見への参加を予定している。

7月23日
本日付で各映画サイトが新ポスター情報を一斉に報じた
以下はそのうちの一つ、映画.comさんの記事より

[映画.com ニュース] 
クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスのタッグで、2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を映画化した「ハドソン川の奇跡」のポスタービジュアルが、公開された。

09年1月15日、乗客155人を乗せた航空機がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(ハンクス)の英断により、乗客全員が生還した奇跡の救出劇を描くと共に、ハドソン川に機体を着水させたことが問題視され、殺人未遂の罪に問われてしまうサリー機長の苦悩にも切り込む。

ポス7ターは、ハドソン川に不時着した機体の窓からサリー機長が映し出されたもの。乗客全員の命を救った英雄にも関わらず、サリー機長は深刻な表情で彼方を見つめており、さらに「155人の命を救い、容疑者になった男。」というキャッチコピーが、単なる感動ドラマだけではないサスペンスフルな物語を予感させる。

本作のほか、「インビクタス 負けざる者たち」「J・エドガー」「ジャージー・ボーイズ」「アメリカン・スナイパー」など実話ベースの作品を多数手がけてきたイーストウッド監督は「映画作りにはいつも違うチャレンジがある。今回はフィクションではなく、真実の物語なんだ。だから登場人物すべての人を再現することに力を尽くした。サリー機長の人間性をしっかりと描きたかったんだ」と語っている。

「ハドソン川の奇跡」は、アーロン・エッカート、ローラ・リニーらが脇を固める。9月24日から全国公開。



"155人の命を救い容疑者になった男"

 

7月16日 話題二つ
boxoffice.comが本作「ハドソン川の奇跡」の北米興行成績の予想を出した。
公開初週の週末は20ミリオン、トータルでは74ミリオンの予想。ヒットせずの予想だ。

現地7月7日、本映画で航空コンサルタントのScott Heger氏がコンサルタント料25万ドルが払われていないと製作プロデューサーを訴えた。Hegerは元パイロットで30年間エンターテイメント業界で働いており、液体の映画効果の調達を行う会社のCEOを務めている。。本映画のプロデューサーTim MooreがHeger氏を雇い、映画で必要な飛行機などの調達を頼んでいたという。Heger氏は映画会社と書面で契約を結んでおらず、口頭での雇用だったという。法的には口頭でも証明されれば認められるものの、口頭だけに証明することは難しいと言われている。

7月05日 話題二つ
その①
さぁどうするトム・ハンクス。ハドソン川の奇跡の際に実際にUSA 1549便に乗っていたMichelle Winegarさんが、ハンクスと共に映画のプレミアでレッドカーペットを歩きたいとアピール。
「あなだは特別な力があるでしょ。どうか私に幸せをもたらせて!」と熱いラブコールをトムハンクスに送っている。

その②
以下「女性自身」さんが伝えた

クリント・イーストウッド(86)の元妻ディナ・イーストウッド(50)が、独立記念日の7月4日にサンタバーバラのバカラ・リゾート&スパで再婚したことを発表した。

「釣りに行って、フィッシャー氏と結婚しました! ついにフィッシャー夫人です!」というキャプション付きで、夫となったスコット・フィッシャー氏とのウェディング写真をInstagramで公開。フィッシャー氏はカリフォルニアのオーロン・カレッジでバスケットボールチームのコーチを務めているという。

イーストウッドとディナは35歳の年の差を乗り越え、1996年に結婚。一女をもうけるも、2013年に離婚を申請し、翌年正式に離婚が成立した。フィッシャー氏はディナの親友の夫であり、イーストウッドとの婚姻期間中から不倫関係にあったと伝えられている。

 

7月03日
本映画とは関係ないが、クリント・イーストウッドとゆかりのある映画人の訃報が。マイケル・チミノ監督が死去。以下Cinema Todayさんの記事

「『ディア・ハンター』(1978年)でアカデミー賞監督賞を受賞したマイケル・チミノ監督(77歳)が死去したとカンヌ国際映画祭のディレクター、ティエリー・フレモー氏がツイートした。

 ティエリー・フレモー氏のツイートによると、チミノ監督は家族に囲まれて平和的に亡くなったという。77歳だった。

 マイケル・チミノ監督はCM映像作家出身で、『ダーティハリー2』の脚本でクリント・イーストウッドに才能を認められ、クリント・イーストウッド主演『サンダーボルト』で、映画監督としてデビューする。

 1979年に公開されたベトナム戦争で心に傷を負った若者を描いた『ディア・ハンター』で、一躍その名を世界に知らしめた。『ディア・ハンター』はアカデミー賞作品賞を含む5冠を獲得したほか、数々の映画賞を受賞する金字塔作品となった。しかし、その後の『天国の門』(1981年)で、評価を得られず興行的にも大失敗。映画会社を倒産させた映画と揶揄され、悪名高き映画として有名になってしまった。しかし、近年そのデジタルリマスター版がベネチア国際映画祭で上映され高い評価を得ていた。(編集部:下村麻美)」引用ここまで。

また昨年5月21日に本サイトのアメリカン・スナイパーの製作ニュースのページで紹介した記事も

2015.2.21 アメリカン・スナイパーとは関係ないけど、マイケルチミノ!
○マイケル・チミノ降臨!

なんと、あのマイケル・チミノのインタビューがHollywood Reporterに掲載。2月7日の全米監督協会のシンポジウムではイーストウッドと2ショット。アメリカン・スナイパーとは関係ないけど、イーストウッドファンとしては懐かしいにもほどがあるチミノなので記事にする。
チミノは1973年のダーティハリー2の脚本に参加しイーストウッドと知り合う。チミノは「サンダーボルト」の脚本を書いておりイーストウッドのマルパソで映画監督デビュー。「サンダーボルト」は犯罪バディ映画として高い評価を得る。その後デニーロとクリストファーウォーケンを主演にした「ディア・ハンター」で見事アカデミーを制覇。大監督の座は揺るぎないものに・・・と思ったら、人生まさかの急降下。超大作「天国の門」が大失敗。製作会社のユナイテッドアーティスツを倒産に追い込むことに。「最も赤字を出した映画」として長らくギネスブックにのったほどの大失敗映画だった。その後はチャイナマフィアものの「イヤーオブザドラゴン」がそこそこ受けカムバックなるかと思れたが、しかしかつての栄光が戻ることはなく、名前が出ることはほとんどなくなっていた。

以下Hollywood Reporterによるチミノインタビュー
・アメリカンスナイパーはどうだった?
チミノ「クリントのベストワークだよ。今の所の。僕を含めこの素材をここまで成功させられるのは彼しか居ないよ。クリントは本当に凄い人だからね。彼は僕と40年も友達なんだよ」
・ディアハンターとの比較はある?
チミノ「ないよ。スナイパーは政治的映画じゃない。正しいとか間違っているだのを論議する映画でもない。スナイパーは戦争でのトラウマを対処する人間の物語だから」
・イーストウッドからはサンダーボルトの監督を任せるというチャンスをもらいましたね。
チミノ「大きな出来事だったよ。あれは彼のマルパソカンパニーの最初の映画じゃなかったかな。彼は新人にチャンスを与えることに躊躇しないんだ。彼と僕のプロデューサーとニューヨークで一緒にワイルドバンチを見に行ったことを覚えているよ。鑑賞後PJ Clarkesでハンバーガーを食べたんだ。出演したジェフ・ブリッジスも素晴らしかった。僕は幸運だったよ。彼等との仕事のチャンスがあって。映画の製作中も楽しかった。僕は毎日クリントのところにいって”ボス!調子はどうです”っていうと彼は”マイケル、黙って撮影に集中しろ”って言われてたよ。何が凄いかって未だにあの映画の印税が入ってくるんだよ。あの映画って未だに世界中で見られているんだ」
・ビグローのハートロッカーはどうだった?
「ハートロッカーね(笑い)。何もない」
・プラトゥーンもハートロッカーも何がよくないの?
「いや、まぁ感性が違うのかな。オリバーストーンは好きだし一緒にイヤーオブザドラゴンの脚本を書いたしね。だけどプラトゥーンはベトナムの、ハートロッカーはイラク限定映画なんだよね。アメリカン・スナイパーはどの戦争にも当てはまる兵士の痛手なんだ。これは僕のディアハンターも同じだよ。全ての戦争の物語なんだ」
・「天国の門」がデジタルリマスターされて完全版が出来ましたね
チミノ「あれには驚いたよ。それが凄い評判がいいんだよね。ヴェニス映画祭で上映されたんだけど、30分のスタンディングオベーションだったし、NY映画祭でもそうだった。ルミエール映画祭では6000人くらいの人が集まったんだ。上から下までぎっしりお客さんが入ったんだ」
・最近は何を?
チミノ「毎日書いてるよ。フランスで何冊か短編集を出版しているんだ。だけど英語圏では出さないよ。キャラクターが好きなんだけどアメリカの批評家は僕の仕事を好まないから彼等にこのキャラクターをさらしたくないんだ」
・このインタビューは13年振りだけどメディアを避けているの?
チミノ「アメリカではそうだね。アメリカのメディアは僕を知らないのに目茶苦茶書くから」
・ところで性転換手術を受けたの?
「冗談辞めてくれよ。もう噂以上のひどさだよ。個人攻撃だよそれは。」 引用ここまで

 


6月30日 アンチャーテッドシリーズ映画化!!??
アメリカで「Uncharted」がイーストウッド監督、トムハンクス主演で映画化かよ!!と「ハドソン川の奇跡」の予告編が出てからやたら話題になっています。
なんのことかと思ったら・・・・下の写真の人、ゲームChartedシリーズの登場人物のお宝ハンターVictor "Sully" Sullivan。Unchatedというゲームシリーズは人気シリーズで「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」というタイトルで第四作目が日本でも今年5月に発売されているそうです。

6月30日 予告編公開現地30日②
いよいよ「ハドソン川の奇跡」の予告編がリリースされました。
エンジン停止からハドソン川着水までわずか5分。そして救出劇。この短い奇跡の物語をどう2時間で描くのか。その描き方が注目される本作。ポスターに"その裏にある伝えられていない物語”とのキャプションがつけられています。
さて映画の展開で考えられることは
1・サリー機長の英雄的行動を半生を交えて描く。サリー機長の英雄的活動の5分は、彼の長い人生での経験と体験が可能にした、という考えから、奇跡の五分は偶然ではなく運命的に導かれていた・・・という描き方。これだとはやりクライマックスは奇跡の五分になりますね。
2・事故後サリー機長らスタッフは事故調からかなり厳しい取り調べなどを受けたと云われています。予告編でも奇跡の5分と事故調のセリフのフラッシュバックがメインとなっています。”わざと川へ着陸したんじゃないのか?””エンジンは右側はまだ生きていたではないか?”。奇跡の五分がクライマックスと見せて実は、その後の話が中心、という感動を求める人にはまさかの展開もイーストウッド監督だけに考えられますね。
なおもちろん事故調の調べではサリー機長等スタッフの判断は100%正しかったという結論になっています。事故を調べた人のインタビューでは”エンジン停止後35秒以内に飛行場への着陸を決断していれば、飛行場へ戻ることは出来た。しかしエンジン停止後はマニュアルでエンジン再始動を試みないといけず、再始動しているだけで35秒は経過、飛行場に戻ることは出来ず、結果川へ着陸するという判断は正しかった”と話していました。
また事故調のは、”サリー機長らが事故後すぐに英雄として世間に浸透してしまったため、サリー機長らの名前を汚してはいけない・・・という圧力がかかり、非常に調査するのが難しかった・・・”とも話していました。

 

6月30日 予告編公開現地30日①
hollywoodnews.comが現地29日付けで映画の最初の予告編が30日解禁と伝えた。ついでに映画の1シーンも。機長&副機長の険しい表情。あとポスターも(サイト上に掲載)

トムハンクスは今年は9月は本作、そして10月にはラングドン教授シリーズ第三弾の「インフェルノ」(10月28日(金)日米同時公開)とファンには嬉しい秋になりそう。

6月28日 予告編公開間近!!
Trailer Trackが伝えたところによると、今週末、7月1日北米公開の「THE LEGEND OF TARZAN」の上映前にSully"ハドソン川の奇跡"の予告編が流されるという。

6月25日
今日のニュース1
16年9月9日北米公開の本作。先週 Motion Picture Association of America (MPAA)によりPG-13指定(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)された。理由はよろしくな言語の使用だという。なお北米のPG-13指定映画が日本で年齢制限されることはほぼ無。

今日のニュース2
今年は大統領選。以下のニュースが日刊スポーツに。

支持不支持 賛否両論真っ二つのトランプ氏の評判」

 米大統領選の共和党候補選で指名獲得を確実にしている不動産王のドナルド・トランプ氏は、数々の過激な発言でハリソン・フォードやジョニー・デップ、ジョージ・クルーニーら多くのハリウッドスターから痛烈な批判を受けていますが、一方でクリント・イーストウッドやジョン・ヴォイト、チャーリー・シーンらから支持を受けるなど、ハリウッドを巻き込む大混乱となっています。

 トランプ氏を巡っては、ロックバンドのローリング・ストーンズやエアロスミスら著名アーティストたちが選挙戦で自分たちの楽曲を使用しないよう要請する騒動になっている一方で、ロックミュージシャンのキッド・ロックは「彼の選挙戦はとても愉快。ビジネスマンにビジネスとして国を運営させよう」と語るなど、音楽業界でも意見は真っ二つ。スポーツ界からはボクシング元世界王者のマイク・タイソンや元NBAスターのデニス・ロッドマン、プロレスラーのハルク・ホーガンらの支持を得るなど、セレブたちも来月18日に行われる党大会を前に反対派、支持派共にシ烈なコメント合戦を繰り広げています。

 11月に予定されている大統領選を前に、民主党の指名争いを確実にしたと伝えられるヒラリー・クリントン前国務長官と早くもシ烈な選挙戦が始まっていますが、まずは反トランプ派のコメントの一部を紹介します。「狂っている。外国人嫌いのファシズム主義者」(ジョージ・クルーニー)「まるでガキだ。全てを自分の物だと思い込んでいるようだ」(ジョニー・デップ)「彼が大統領になったらこの世も終わり」(ジェニファー・ローレンス)「彼が大統領になったらアメリカを脱出するわ」(マイリー・サイラス)「トランプが大統領になることはアメリカ国民にとって悪夢」(リチャード・ギア)「彼のスピーチにはむしずが走る」(マット・デイモン)などなど…手厳しい批判が相次いでいます。

 一方、トランプ氏を支持する面々を見てみましょう。アンジェリーナ・ジョリーの実父でオスカー俳優のヴォイトは、「ベストだとは言えないが気に入っている。問題に飛び込んで国を再建し、かつてのアメリカに引き戻してくれる人が必要」とコメント。ロッドマンは、「私たちは別の政治家はいらない。必要なのはトランプ氏のようなビジネスマンだ」と語り、タイソンは「トランプ氏に会った時、彼は握手をして私の家族を尊重してくれた。彼は大統領になるべきだ」とコメント。また、ホーガンは「副大統領になりたい」とラブコールを送っています。

 一般有権者はというと、どちらにも投票したくないという人が日に日に増えており、世論調査でも両氏共に嫌悪感を示す人が多く、歴史上最も不人気な候補対決とやゆされています。どちらが当選してもアメリカの未来は末期的な状況だと危惧する人も多く、米国内だけでなく世界中が11月8日に行われる選挙の行方に注目しています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)」

熱心な共和党支持者のイーストウッド。毎回大統領選になると、ハリウッドの候補支持者のニュースに名前が出てきますね。



6月21日
映画『ハドソン川の奇跡』オフィシャルサイトがオープンしていました。現在のところトップページのみで何も中身がありません。
映画『ハドソン川の奇跡』オフィシャルサイト

6月21日 cinemacafeさんに映画の情報が掲載されました。

C・イーストウッド監督作、“奇跡”の裏側に驚愕の事実あり!?『ハドソン川の奇跡』

「当時、Twitterを中心に拡散され、全世界が目撃した航空機事故を描く『ハドソン川の奇跡』。このほど、実際の出来事が巨匠クリント・イーストウッドならではの視点で描かれていることが明らかになった。

2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空1,000メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った生死を分けた30秒。そのとき、一体何が起きていたのか…?

『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝くイーストウッド監督が、同じく2度のアカデミー賞主演男優賞を手にするトム・ハンクスを主演に迎えて贈る本作。

先月、86歳の誕生日を迎えたイーストウッド監督は、『ミリオンダラー・ベイビー』で当時74歳にしてアカデミー賞監督賞を獲得、現在も最高齢の受賞監督として称えられている。また、ブラッドリー・クーパーを主演に迎えた前作『アメリカン・スナイパー』では、米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実を衝撃的に描き、第87回アカデミー賞に6部門ノミネート、世界興行収入は5億4,700万ドル(約600億円)を超え、監督作品史上最大のヒット作となった。

い まだ現役で、勢いの止まらない巨匠が新作として選んだ題材は、全世界が目撃し、“奇跡”と称賛された未曽有の航空事故。本作の脚本の基になったのは、事故 機のサレンバーガー機長の手記「機長、究極の決断『ハドソン川』の奇跡」(静山社文庫刊)。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機を ハドソン川に不時着させ、“全員生存”という驚愕の生還劇に隠された真実が、常に映画を通して時代を映し出してきたイーストウッド監督の手により、いま改 めて突きつけられることになる。

ハンクスが演じる“サリー”ことチェズレイ・サレンバーガー機長は、乗員乗客全員の命を救い、全米で“国 民的英雄”と称されている。だが、その裏側では、厳しい取調べで彼の判断の是非が問われていたという。戦闘機パイロットの経験を経て、エアラインパイロッ トになり、重大事故の調査に携わり、米国定期航空操縦士協会の安全関係各種委員を歴任する、という輝かしい経歴を持っていたサリー機長。奇跡を起こしたは ずの英雄がなぜ、その判断の是非を問われることになったのか? イーストウッド監督は、その裏側にあった事実を真摯なまなざしで描き出してくれるに違いな い。


『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。」

だそうです!。

5月28日 ハドソン川に飛行機落ちる
以下、共同通信の記事
「米ニューヨーク・マンハッタン西側のハドソン川に27日夜、小型機が墜落し、AP通信によると1人の遺体が発見された。操縦士かどうか警察などが身元を確認している。

 墜落したのはニューヨーク州ロングアイランドの航空博物館に所属する第2次大戦中の米軍戦闘機P-47で、同時期の別の戦闘機などと3機でハドソン川上空を飛行中、エンジン故障が原因で墜落したとみられている。

 当初、1人が救出されたと報じられたが、対岸のニュージャージー州の警察当局が否定した。

 米国は30日がメモリアルデーと呼ばれる戦没者追悼の休日で、この前後に歴史的な戦闘機などを飛ばすことが多い。墜落したP-47もロングアイランドの航空ショーに出場する予定だった。

 ハドソン川では2009年1月、米国内線の旅客機が不時着し、乗客・乗員計155人が無事救出され「ハドソン川の奇跡」と称された事故が起きた。(共同)」

5月26日
本作品の主役・トムハンクス。現地5月21日、ラジオのインタビューで”イーストウッド監督に招待され、編集現場を見学。とても素晴らしかった”と発言。
インタビューではイーストウッドの話のやりとりを、イーストウッドの物真似をするなどしていた。
また4月1日付けのイーストウッドが住んでいるカリフォルニア州カーメルの地元紙Pine Coneにイーストウッド監督のインタビューが掲載。
それによるとハドソン川へのUSエアウェイズ1549便の着陸後の救出シーンの一部はカリフォルニアのユニバーサルスタジオのFalls Lakeにある巨大な水槽で行われた。飛行機体は実際のUSエアウェイズ1549便と同じ、引退したエアバス320を使用したという。
また実際のニューヨークのハドソン川でもスタジオのタンクでの撮影の一ヶ月前に1週間以上の撮影を行い、その現場には2009年に実際に飛行機から救出された人達がたくさん集まったという。見学に集まっただけでは無く実際のエキストラとして救出されもした。現在はすでにラフな編集は終わり、いつものCG担当Michale Owensの作業を待っているという。Owens担当のCG出来上がり次第、最終編集、音楽、タイトルが加えられる。イーストウッド監督の前作・アメリカンスナイパー同様賞争いに参戦となるのだろうか。
「スタジオも脚本が素晴らしいとわかっている。彼らはキャストも素晴らしいキャストと思っている。そしてこの作品プロジェクトそのものもね。まぁ可能性があるプロジェクトだと思うよ」とイーストウッド監督。

4月26日
本作‘Sully’はVARIETY電子版によると、映画のほぼ全てがImaxカメラで撮影された最初の映画になるという。Imax CEO Richard Gelfondが同メディアに話した物。
Avengers: Infinity Warsも同様にほぼImaxカメラの撮影だがこちらは公開が2017年。2016年9月公開の‘Sully’が一番最初の映画になるという。ちなみにまもなく公開される、”キャプテンアメリカ・シビルウォー”は映画の半分がImaxカメラでの撮影だという。
今年はさらに5本の映画が映画全体をImaxカメラでの撮影を予定されている。
Gelfondによるとクリントイーストウッド監督が希望したのだと話している。
映画のほぼ全ての部分をImaxカメラで撮影された・・・なんていう映画がまさかイーストウッド監督作品になるとは・・・。

3月17日
日本公開が2016年9月24日と発表された

以下それを伝えるhttp://eiga.com/さんのニュース
「[映画.com ニュース]クリント・イーストウッド監督がメガホンをとり、トム・ハンクスが主演する映画「ハドソン川の奇跡」(原題「Sully」)が、9月24日に全国公開されることが決定した。

「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」で米アカデミー賞の監督賞に2度輝いたイーストウッド監督が、「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ 一期一会」で同賞の主演男優賞を2年連続受賞したハンクスとタッグ。前作「アメリカン・スナイパー」で米軍史上最強と謳われた狙撃手クリス・カイルの生涯を描き、85歳にして衰えぬ情熱を燃やすイーストウッド監督が次の題材に選んだのは、2009年1月15日に発生し、全世界から“奇跡”と称賛された航空機事故だ。

チェズレイ・サレンバーガー機長による手記「機長、究極の決断 『ハドソン川』の奇跡』」(静山社文庫刊)を基に映画化。厳冬のニューヨーク、約160万人が暮らすマンハッタンの上空1000メートル付近で、シアトル行きのUSエアウェイズ1549便は全エンジンが停止し、制御不能に陥った。約70トンの機体が高速で下降し始めるなか、サレンバーガー機長らはあらゆる技術を駆使し、ハドソン川に不時着させることに成功。乗員・乗客155人全員が、無事に救助された。未曾有(みぞう)の大惨事を回避した30秒間で何があったのか、“奇跡の真実”に迫る。

「ハドソン川の奇跡」は、ハンクスが“サリー”の愛称で親しまれたサレンバーガー機長役を務め、ほか「ダークナイト」のアーロン・エッカート、「ラブ・アクチュアリー」のローラ・リニーらが共演。9月24日から東京・新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国で公開。」

 

 


2015年に報道されたこの映画に関するニュース

12月29日
北米公開が2016年9月9日と発表された

11月22日
現地11月19日
プロデューサーのフランク・マーシャルがTwitterで本作の撮影が予定より3日早く終了!とつぶやいた。

10月12日
現地9日金曜日、イーストウッド監督がノースカロライナ州シャーロットにあるCarolinas Aviation Museum(カロライナ航空博物館)を訪問。本映画で描かれる物語の登場人物、2009年1月15日の事件関係者と会い話をした。本作の主役となるAirbus A320の操縦士であるSully Sullenberger氏、客室乗務員ら。なぜシャーロットにあるこの博物館に皆が集合したかというと、この博物館には事故機エアバスが展示されているから。事故機は川から引き上げ荒れると陸路、NYからシャーロットまで運ばれたという。本作は撮影のほとんどはジョージア州で撮影される。ノースカロライナはジョージアの北に面している州。本作はNYで撮影開始となったが、どうやらNYの撮影は終えてジョージアに移動となったようだ。
イーストウッドは博物館長Shawn Dorchに、軍に居た頃、イーストウッドが乗るA Navy AD-1がサンフランシスコ湾に不時着。救助まで2時間海に浮かんでいた話も披露。これは有名な話で、調べるの面倒なので私が本かなにかで読んだ記憶では、イーストウッドが西海岸の基地(サンディエゴ?)に居た頃、休暇で地元のバーで女の子を引っかけようと、基地からサンフランシスコに飛ぶ軍機に適当な理由を付け乗せて貰ったところ、飛行機がおかしくなり海に不時着。パイロットと共に陸まで泳いだ・・・と思ったけど、ここでのイーストウッドの話では2時間海にいたと話している。
撮影は事故が起きたNY。水のシーンなどはスタジオのあるハリウッドで。他ほとんどのシーンはジョージア州で撮影。

写真は左が今回の訪問写真。右は過去の写真で事故機の脇で話をする機長。

 

 


10月10日  撮影中

 

 

 

10月04日
・本作Sully(原題)にクリントイーストウッド映画の編集を長らく勤めているJoel Coxが参加しないことが明らかになった。Coxがインタビューで明らかにしたもの。他の作品が入って居るためだという。Coxはイーストウッドとは40年以上仕事を一緒にしている。イーストウッド作品に参加しなかったのは、現地イーストウッド掲示板によると、1993年の「ザ・シークレットサービス」以来ではとのこと。ただしこの映画はイーストウッドは主演のみで監督はウォルフガング・ペーターゼンだった。
Internet Movie Data Baseでは本作の編集担当はBlu Murrayとなっている。Murrayも2008年の「チェンジリング」以降、イーストウッド映画の編集アシスタントを務めている。同サイトによると映画での編集は2012年のコメディ映画「Divorce Invitation」がデビュー作となっている。

・主役サレンバーガー機長役のトムハンクスの姿がパパラッチにより撮影された。10月2日の午前に撮影された白髪のトムハンクス(右側)。トムハンクスの白髪頭はこれまであったかな?

 

10月01日
撮影してまーす

 

9月30日
businesswire.comが「ハドソン川の奇跡 」撮影開始を伝えた。
9月28日からニューヨーク、その後ノースカロライナ、アトランタ、カリフォルニア州ロスで撮影が予定されていると同サイト。

9月24日
Doris Dayの代理人がDayの映画出演の話はデマと発表した。
Dayの広報によると
「Dayは常にファンからの応援を感謝しているが、今回の銀幕復帰の話は真実ではない。彼女は昔からの友人であるクリントイーストウッドを尊敬しているが、現在のDorisは動物保護の活動に専念しえいる。
Dayの銀幕の麩付きはドイツのタブロイド紙でその後一気にヨーロッパ中に噂が広がっていた。

9月23日
91歳になる女優・歌手Doris Day(ドリス・デイ)が銀幕復帰するかもしれない。
ドイツ系タブロイド紙(デイはドイツ系アメリカ人)が伝えたもの。現在交渉中で役割については不明だがデイ側は。撮影がカーメルであること、収益を動物のチャリティに寄付することを条件を出しているという。
Wikipedia情報によるとDayは1968年が最後の映画出演、その後ドリス・ディ・ショーを1973年まで続け、1980年代は動物愛護に力を注いでいるという。
「カラミティ・ジェーン」「知りすぎていた男」などに出演。「知りすぎていた男」の劇中曲ケセラ・セラは日本でもおなじみ。

 

9月13日
キャスト続報。Jerry Ferrara(ジェリー・フェレーラ)がキャスティングされたとDarkhorison.comが伝えた。同サイトによると役名などはわかっていないが、物語のキーロールの一人を演じるという。
Ferraraは2011年のシーズン8も続いたテレビドラマ「アントラージュ☆オレたちのハリウッド」に出演。近年もドラマ「Power」に出演している。
Ferraraは元々イーストウッド映画に出演を目指しており、ジャージーボーイズ、アメリカンスナイパーでもキャスティングされるためオーディションを受けていた。Variety電子版ではイーストウッド監督もFerraraを気に入りなにかしら役を与えたいと考えていたという。

8月28日
三つもニュースが。
.bizjournals.comによるとめ米南部のアトランタ州でイーストウッド監督は「ハドソン川の奇跡」の撮影を行うという。
またhttp://pagesix.com/では撮影のロケーションとしてニューヨークのアッパーウェストサイドの窓からハドソン川が見えるアパートメントを撮影隊が探していると伝えた。
さらにHollywood Reporterによるとロー&オーダーやホームランドで知られるジェイミー・シェリダン(Jamey Sheridan)がキャスティングされた。事故を調べる調査官を演じるという。

 

8月20日
続々とキャストが決まる。ホルト・マッキャラニー(Holt McCallany)の出演がdeadline.comにより伝えられた。それによるとマッキャラニーはパイロットの組合U.S. Airline Pilots AssociationのMike Clearyを演じる。
マッキャラニーはCSIマイアミの初期でカリー捜査官の彼氏の刑事役などで知られている。


8月18日
ローラ・リニーがキャストに加わった。以下は日本のCinema Todayさんの記事。

「ローラ・リニー、イーストウッド新作でトム・ハンクスと共演!2015年8月18日 21時00分

映画『ミスティック・リバー』や『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』のローラ・リニーが、クリント・イーストウッドの新作『サリー(原題) / Sully』に出演することになったとDeadline.comが伝えた。

 本作は、2009年、155人の乗客と乗務員を乗せたUSエアウェイズが、鳥がエンジンに飛び込んできたため両エンジン停止状態となった際、機体をハドソン川に不時着させすべての人命を救った、チェズレイ・サレンバーガー機長を描く作品。サレンバーガー機長の冷静な英断は当時全米の喝采を浴び、自叙伝も出版され、日本でも「機長、究極の決断」というタイトルで翻訳書が出ている。

 トム・ハンクスが機長役に決まっており、リニーはその妻を演じる。また、副機長にはアーロン・エッカートがキャスティングされている。

 リニーは、1997年の『目撃』、2003年の『ミスティック・リバー』に続き、イーストウッド監督作品への出演は本作で3度目となる予定。

 リニーは、トーマス・ウルフやアーネスト・ヘミングウェイを担当した名編集者マックスウェル・パーキンスを描く映画『ジーニアス(原題) / Genius』で、コリン・ファース、ニコール・キッドマン、ジュード・ロウらと共演しており、今年公開予定。(鯨岡孝子)」


8月11日
イーストウッド監督の次回作「ハドソン側の奇跡 機長、究極の決断(原作タイトル)にアーロン・エッカート(Aaron Eckhart)が出演する。トム・ハンクス分する機長の相棒となる副機長Jeff Skilesを演じる。

 

6月26日
現在世界中で爆発的な大ヒットとなっているジュラシックパークシリーズ最新作。プロデューサーのフランクマーシャルもさぞほくほく顔。プロモーションとしてメディアのインタビューを応えている。その中の一つ、Collider.comのインタビューで「ハドソン川の奇跡」について語っている部分を抜粋。

マーシャル
「この映画の権利は、共同プロデューサーのAllyn Stewartと僕が5年前に買ったんだ。素晴らしい物語なんだ。皆を救った機長のサリーが本に書いたんだ。ポジティブな物語と英雄的で人間の魂にあふているところが素晴らしい。何が素晴らしいかというと、この物語の大部分は皆が知らないことということ。皆が知って居るのは機長が飛行機をハドソン川に着陸させたことだけなんだ。でも物語はそれで終わりではなかったんだ。この物語は皆が反応を起こすものなんだ。そしてまず監督となるクリント・イーストウッドが反応してくれる物語なんだ。」

インタビュアー
「彼を迎えられてよかったですね」

マーシャル
「ありがとう。本当に電話がかかってきたことは嬉しかったよ。」

インタビュアー
「イーストウッド監督は(アメリカンスナイパーのヒットで)今乗りに乗ってますから彼が仕事を受けて売れるか想像出来なかったんでは?」

マーシャル
「本当だよ。まさにそうだね。でも考えて見ると僕達は以前にも仕事をしたことがあったしね(ヒアアフター)。まぁそれでも本当に彼とまた仕事が出来るのかは不安だったけどね」

 
6月18日
現在クリント・イーストウッド&ワーナースタジオは主人公となるサレンバーガー機長役でトム・ハンクスと交渉中だとDeadline.comが伝えた。

日本でも映画サイトで伝えられている。Cinema Todayは以下の様に伝えている

「2009年にエンジン停止した旅客機がニューヨークのハドソン川に無事着水した「ハドソン川の奇跡」を描く、巨匠クリント・イーストウッド監督の新作で、機長チェズレイ・サレンバーガー役にトム・ハンクスが交渉中であるとDeadlineが報じた。
サレンバーガー機長は、事故当時に冷静な判断を下し、ハドソン川への不時着水を成功させ、乗客乗員全員を救ったことで知られる。同サイトによる と、本作は米ワーナー・ブラザースの下、サレンバーガー機長が執筆した「機長、究極の決断」を基に映画『パーフェクト・ストレンジャー』のトッド・コマー ニキが脚色を担当するという。
イーストウッド監督は、アメリカ軍で最も強い狙撃手といわれた、クリス・カイルの自叙伝を映画化した『アメリカン・スナイパー』で監督作品史上最 大のヒットを記録したばかりであり、同じく自叙伝原作の本作でさらなるヒットを飛ばすことができるかどうかに期待がかかる。(編集部・石神恵美子) 」

6月5日
以下クリント・イーストウッドの新作に関して各メディアが伝えた

CNN
(CNN) エンジン停止した旅客機が米ニューヨークのハドソン川に無事着水した「ハドソン川の奇跡」が、クリント・イーストウッド監督で映画化されることが分かった。米映画大手ワーナー・ブラザーズが2日に発表した。

USエアウェイズの旅客機は2009年、鳥に衝突されてエンジン停止に陥りながら、「サリー」ことチェスリー・サレンバーガー機長の冷静な判断でハドソン川に不時着した。乗客乗員155人全員は無事だった。

映画はサレンバーガー氏の手記をまとめた「機長、究極の決断(邦題)」を原作として、同氏の人生観や、事故の舞台裏で展開されたドラマを描く。

サレンバーガー氏はワーナー・ブラザーズの発表に、「才能ある語り手で映画制作者であるクリント・イーストウッド氏と、ベテランプロデューサーのアリン・ステュワート、フランク・マーシャル両氏が私の物語を手掛けてくれることをうれしく思う」とコメントを寄せた。

映画の公開日は現時点で未定。

 

[映画.com ニュース]

 「ハドソン川の奇跡」が名匠クリント・イーストウッド監督の手によって映画化されることが決定したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。

「ハドソン川の奇跡」は、2009年に鳥がエンジンに飛び込むバードストライクによりエンジン停止となったUSエアウェイズ1549便が、チェズレイ・サレンバーガー機長の冷静な判断により米ニューヨークのハドソン川に無事着水した事件だ。映画版は、サレンバーガー機長の手記「Highest Duty: My Search for What Really Matters(邦題:機長、究極の決断)」をもとに、機長の人生と事件の真相を描くもので、トッド・コマーニキ(「パーフェクト・ストレンジャー」)が脚本を執筆中。アリン・スチュワート(「シン・シティ 復讐の女神」)とフランク・マーシャル(「ボーン・アルティメイタム」)がプロデューサーを務め、ワーナー・ブラザーズが製作・配給を手がけることになる。

すでに現役を引退しているサレンバーガー氏は、「才能あるストーリーテラーで映画作家のクリント・イーストウッド氏、ベテラン・プロデューサーのアリン・スチュワート氏とフランク・マーシャル氏によって自分の人生が映画化されることを、大変喜んでいます」と声明を発表している。

最新作「アメリカン・スナイパー」がキャリア最高のヒット作になったクリント・イーストウッド監督は、96年のアトランタ五輪中に警備員を務めていたリチャード・ジュエル氏を題材にした映画を20世紀フォックスで準備中だったものの、資金集めに苦労していた。

「Miracle on the Hudson(ハドソン川の奇跡)」は、今秋クランクインの予定。



 

 

 



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