演者 |
役 |
メモ |
レオナルド・ディカプリオ |
J.エドガーフーバー
(FBI長官) |
大統領が恐れたFBI長官。ゲイ、女装癖、権威好き、差別主義。アメリカを騙し続けた男とも言われる本作の主人公。 |
アーミー・ハマー |
クライド・トルソン
(FBI副長官) |
フーバーの5歳下で愛人といわれていた人物。一生独身を通し、フーバーの葬儀では遺族が受け取る星条旗を受け取り、フーバーの家にその後移り住んだ。マフィアが二人の愛人関係を証明する写真を持っていたとも言われている。また二人が手をつないでいるところを見たという者は多い。トルソンは性格はボスに似て短期で同じ性格ゆえ、他の誰も理解できないフーバーの心をすべて理解していたといわれている。フーバーと共に石油関係の投資を(裏で隠れて)行いかなりの裏大金持だったといわれている。フーバーから受け取った遺産は当時の50万ドル。ただし裏の資産などもあり、もっと多くのものを受け取っているとされている。
健康状態は後年すぐれなかった。 1964年からは病気がちで、心臓発作をおこすなど、もはやフーバーの腰ぎんちゃく状態。片足が軽い麻痺を起こして歩くときは非常にゆっくりで、しばし一緒に歩くフーバーが癇癪を起こすこともあったという。しかし死の直前まで健康に見えたフーバーより長く生き、フーバーより3年長く生きた。なくなった後はコングレッショナル墓地のフーバーのお墓の数ヤードしか離れていない場所に埋められた。墓自体は著名人が埋葬されるようなお墓ではなかった。フーバーがなくなったときに、国の反対を押し切り、トルソンがフーバーの意思だったとしてコングレッショナル墓地に埋葬した。ゆえ二人はワシントンでも古い墓地に埋葬されている。 |
ナオミ・ワッツ |
ヘレン・ガンディ
(フーバー秘書) |
ガンディ(1897-1988)は21歳から54年間にわたりフーバーの秘書を勤めた(フーバーが長官になる前から)。秘書とはいえ最終的な肩書は"エグゼクティブ”だった。フーバーが死亡したあと、何十年間にも及ぶ政治家、著名人等への違法な盗聴記録や個人情報などのファイルを隠蔽した人物ではと言われている。
ガンディはフーバーが死んだ翌日にFBIを辞めその後数週間フーバーが残した書類の破棄作業に費やしたといわ、またクライドトルソンが書き残したメモを元に書かれたという「FBI
フーバー長官の呪い」ではトルソンがフーバー死去の知らせを聞いた後ガンディに電話をかけガンディに”ファイルを誰の目にもとめられないよう、私自宅(トルソン宅)に配送する手続きをとるようにと伝えた”書かれている。
なおフーバーに秘密を握られている当時のニクソン大統領もフーバーの死去を聞いた後、汚い工作の専門家ゴードン・リディに”例のファイルをおさえなくてはいけない。ただし時間はあまりない。先手をうとうとするものがいるはずだ”と伝えている(アンソニーサマーズ著
大統領たちが恐れた男 より)。葬儀社がフーバーの遺体の処理にフーバー宅についたときにはフーバーの家は背広を着た15人以上の男がフーバー家の隅から隅までひっくり返した状態だったという。また隣に住む女子高生はフーバー宅から朝大きな荷物が持ち出している男達を目撃している。
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ジュディ・デンチ |
フーバーママ |
フーバーの母はエリート志向でありとても厳格な女性。エドガーフーバーを始めとする兄弟の恋愛相手に駄目出しする異様なまでのハッスル母さん。フーバー自身も(ゲイと言われているが)若き時代に結婚をしようと決めた女性がいたが母親により結婚が許されなかったとも言われている(A.サマーズ著の”大統領たちが恐れた男”ではその女性に他に男がいたからと書かれている。)。フーバーは母親が亡くなるまで母親の面倒を見て同居していた。フーバーの歪んだ性格は母親が作り出したとも言われている。母親はあまり裕福な家系の出身ではないフーバーの父親を常に馬鹿にし、父親は精神な病に陥っていたという。演じるデンチはイギリスの大御所女優。007のM役で知られる。
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ダーモット・マローニー |
シュワルツコフ大佐 |
大佐は軍に所属していた時の最終階級で、この映画ではリンドバーグ事件が起こったニュージャージー州の州警察のトップとして登場するのではと予想される。警察にバイク隊を導入するなど警察を組織化・部隊化を指揮した。ノーマン・シュワルツコフSrで息子のノーマンJrは「砂漠の嵐」作戦のシュワルツコフ将軍で有名。
演じるマローニーはキャサリン・ターナーの前夫。 |
ジョッシュ・ルーカス |
チャールズ・リンドバーグ
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リンドバーグは「翼よあれがパリの灯だ」の台詞で有名な大西洋単独無着陸飛行を世界で初めて成し遂げたパイロット。また戦史好きには第二次世界大戦でアメリカ軍に従軍し、アメリカ兵の日本兵への残虐行為の様子が描かれている「孤高の鷲」を書いたことで知られている。
リンドバーグの息子の誘拐殺人事件は1932年に起きた。当時2歳に満たないリンドバーグの息子が誘拐され身代金の要求があった。しかし二ヵ月後息子は遺体で発見。犯人のブルーノ・リチャード・ハウプトマンは逮捕され死刑となっている(ただし捜査や裁判はかなりずさんなもので免罪であった可能性も高いと言われている)。アメリカでは誘拐は州にまたがることが多いためFBIが捜査にあたるというリンドバーグ法が成立することになったきっかけの事件。 |
エド・ウエストウイック |
スミス捜査官 |
スミス捜査官は文筆であることがみとめられフーバー長官の伝記を書くことになるが、フーバーのいやらしい目つきに身の危険を感じて・・・。ドラマ「ゴシップガール」に出演している若手人気俳優。 |
スティーヴン・ルート |
アーサー・コーラー |
ウィスコンシン州の木材技術の専門家。政府顧問でもありリンドバーグ事件にも木の鑑定をした。演じるルートは個性派でわりと人気がある俳優。アメリカでは11年3月、日本では9月に公開されるCGアニメ映画ランゴでは声優で参加。この映画は砂漠の動物の西部劇映画。Spirit
of the Westというキャラクターがイーストウッドがレオーネの名無し三部作で演じたキャラだという。ほかIsla Fisherが声を吹き込んだメスの爬虫類キャラでは監督にクリントイーストウッドとホリーハンターのミックスで声を当てろと監督に指示をされたという。 |
ケン・ハワード |
ストーン司法長官 |
ストーンは1924年にカルビン・クーリッジ大統領の下、司法長官となる。この一ヵ月後、ハワードは部下としてフーバーを司法省管轄であるFBIの前身組織BOIの第六代長官(正式には司法省の1部局であるFBI(BOI)なので長官とは呼ばずに局長だそうだす。)に指名する。
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ジェフリー・ドノヴァン |
ロバート・ケネディ |
ロバート(ボブ)ケネディはジョンFケネディ大統領の弟。ケネディ大統領時代の司法長官。フーバーの直属の上司。
当時思想家やギャングばかりを相手にしマフィアを野放しにするフーバーに対して真っ向対立。マフィア壊滅のために積極的に動いた。
下半身のしまりのなさも有名でケネディ兄とともにセックス変態兄弟とも呼ばれた。マリリンモンローと兄弟そろっての関係は有名。ついでにモンローの自殺は、ボブによる偽装殺人説を唱える人も。
トルソンもボブが嫌いで「誰かあのクソビッチを射殺してくんねえかな」と言ったのは有名な話。しかものちに兄に続いて本当に射殺されてしまった。ドノヴァンがケネディ司法長官として映画に登場する頃のフーバーはすでに60歳半ば。よぼよぼディカプリオ対ぴちぴちドノヴァン(ケネディの司法長官在位は30代)となる。 |
マイルズ・フィッシャー |
ギャリソン捜査官 |
ケネディが出てきてギャリソンというと映画「JFK」でケビンコスナーが演じたギャリソン地方検事を想像するけど、こっちのギャリソンはフーバーにインタビューをする若手捜査官 |
ケビン・ランキン |
アレクサンダー・バークマン |
1917年アメリカから国外追放されたアナーキスト。フーバーが目の敵にしている人物でエマ・ゴールドマンの恋人でもあった。 |
クリストファー・シャイアー |
リチャード・ニクソン |
1969-1974年在位の第37代大統領。フーヴァーの子飼いの政治家であったが大統領になってからはフーヴァー追い出しに動いていた。フーヴァーが死去した時の大統領。フーヴァーが死去したことを知るとフーヴァーが持つ秘密ファイルの回収を試みたといわれている。演じるシャイアーは主にテレビで活躍している。 |
ジェフ・ピアソン |
ミッチェル・パーマー司法長官 |
長官宅爆破事件は有名。脚本でもフーバー映画を通して重要なテーマになる事件として描かれている。演じるピアソンは24でキーラー大統領役、クリミナルマインドではゲストで元FBIプロファイラー役などあっちゃこちゃで見かける個性派俳優。イーストウッド監督のチェンジリングにも弁護士役で出演。
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ザック・グルニエ |
ジョン・コンドン |
ジョン・コンドンはリンドバーグ事件で、私財を投じてリンドバーグの子供を取り戻そうと身代金を用意した。リンドバーグとともに身代金配達を行う。 |
デイモン・ヘリマン |
ブルーノ・リチャード・ハウプトマン |
リンドバーグ欄参照 |
オースティン・ベイシス |
神経質な銀行受付 |
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ディラン・バーンズ |
子供の頃のフーバー |
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リー・ココ |
シスク捜査官
(アンクレジット) |
リンドバーグの子供誘拐事件を担当した捜査官。
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ラーキン・キャンベル |
ハリー・ロビンス・ハルデマン |
ニクソン大統領の主席補佐官。ウォーター事件で有罪になった。ニクソンはフーバーが死去した際、フーバーの持っている秘密の盗聴ファイルを回収するために動いていた。 |
アレン・ネイバーズ |
チャールズ・アペル
(FBI科学捜査班)
(噂の段階) |
アップルさんはFBI初期のラボ職員。Sam
Pickeringとともにまだ初期段階だった科学捜査を支えた。
リンドバーグ事件も担当。FBIが生んだ偉人の一人とも言われている。
1948年引退。息子はFBIの捜査官として2007年引退。 |
アリ・カッツ |
オーエンズ捜査官 |
カッツさんはアフリカ系アメリカン。フーバー時代はアフリカ系アメリカンの捜査官はケネディ政権まで採用していなかった(ただしフーバーが就任する以前の前身局時代からの捜査官では黒人捜査官はいたらしい。)フーバー自体は弟ケネディ司法長官に強制されようやくオーブリー・ルイスを捜査官に任命した。1969年に捜査官になったジャックオーエンズという捜査官がGoogleでヒットした。SWATにいるなどし、
2009年には本も出していた。この人かは不明。 |
テレサ・ヘジ |
ハウプトマン夫人 |
リンドバーグ事件の犯人とされ死刑となったハウプトマンの奥さん。彼女は夫の逮捕後も60年に渡り夫の無実を主張。その後も夫を愛し続け再婚することなく1995年の10月10日、結婚して69周年の日に死去。生前「死んだら夫と一緒になれる」と話続けていたという。 |
ロバータ・バシン |
ルーズベルト大統領秘書
(アンクレジット) |
秘書が出るとするとルーズベルト大統領役もあるのだろうか。バシンはGoogleで検索してみたら最初にヒットしたのが「エイリアン・レイダース」という映画だった。 |
ブレナン・コルター |
新聞配達の子供
(アンクレジット) |
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ショーン・デイリー |
学生運動家
(アンクレジット) |
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アダム・ドライバー |
ウォルター・ライル
(アンクレジット) |
リンドバーグの子供誘拐事件の目撃者 |
アーネスト・ハーデンJr |
フーバーのドライバー
(アンクレジット) |
名前がわからないが、おそらくフーバーが黒人差別をしていると非難されることを避けるため雇った黒人捜査官の一人ジェイムズ・クロフォードではないかと予想される。クロフォードは実際には運転手や倉庫管理などの雑用係をしており、フーバー死去の際は局をやめ、フーバー家で雑用係として働いていた。フーバーが自宅部屋で死体で発見されたとき庭仕事で家に来ていた。 |
ロバート・スティルウェル |
1930年代の裁判シーン
(アンクレジット) |
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キャメロン・ウェッブ |
リポーター
(アンクレジット) |
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アマンダ・シャール |
アニタ・コルビー |
コルビーは30年代に活躍した女優。本作には当時の映画俳優がかなりの数登場しているそうで、初期脚本にはシャーリー・テンプルやビング・クロスビーなどが出ているらしい。演じるシャールはテレビを中心に活動している。
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マイケル・グラディス |
ストーククラブオーナー |
ストーククラブはニューヨークにあった有名クラブ(1929-1965)。フランクシナトラ、グレースケリーなど早々たる面々がご贔屓にしていた。フーバーもこのクラブの常連だった。このクラブのオーナーは人種差別主義で有名だった。クラブは何度も映画に登場している。 |
ガンナー・ライト |
ドワイト・アイゼンハウワー |
1953-1961年在位の第34代大統領。演じるライトが1974年生まれゆえ大統領在位期間のアイゼンハウワーを演じるとは思われる。アイゼンハウワーは1945年-1953年は陸軍所属。 |
レスリー・オーガスティン |
べディ・グロウ |
リンドバーグの幼い息子を見ていたベビーシッター |
ジェニファー・フォスター |
ルシル・ボール |
1930年代から活躍したコメディエンヌ。テレビでもルーシーショーなどで人気だった。 |
リック・ラーキン |
フレッド・ハンター |
ギャングの一人。フーバーが"お前は逮捕経験ないだろう”とマッケラー上院議員に馬鹿にされたフーバーが頭に来て自ら逮捕したギャングの一人。ニューオリンズでアルヴィン・カーピスと共に逮捕された。
連邦警察(The FBI Story)という映画にギャングの一人としてハンターは出ていた。 |
リー・トンプソン |
リーラ・ロジャース |
フレッドアステアとのコンビで有名な女優ジャンジャー・ロジャースの母親。
演じるのはバック・トゥ・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックスの母親役で知られるリー・トンプソン。 |
エミリー・リンド |
シャーリー・テンプル |
有名な子役。 |
アルヴィン・カーピス |
マニュ・インティライミ |
有名なギャングの一人。リック・ラーキンと共に逮捕された |
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