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ダーティハリーシリーズ

許されざる者

硫黄島二部作

ミスティック・リバー

アルカトラズからの脱出

パーフェクトワールド

Changeling チェンジリング

Gran Torino グラントリノ

Invictus インビクタス

アウトロー

The Hereafter ヒア アフター

J.Edgar Hoover

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Hereafter(ヒアアフター 来世)

監督: クリント・イーストウッド
キャスト: マット・デイモン、ブライス・ダラス・ハワード 他

ヒア アフター
日本語タイトルはなぜかヒアのあとにスペースが入ってアフターが続くらしい
なぜ単語をわざわざ二つにしているかは不明

2011年2月19日
丸の内ピカデリー他全国ロードショー
サウンドトラックiTunesStoreで発売中 icon 

公式サイト
http://hereafter.warnerbros.com/

アメリカ版ポスター イギリス版ポスター


2009年のニュース
・9月18日
イーストウッド監督とマットデイモンが再び組む。アメリカの映画サイトが一斉に報じたもの。イーストウッドが超自然現象をテーマに映画制作と伝えられていたThe Hereafterというタイトル。The Hereafterがイーストウッドが製作すると最初に伝えられたのは2008年の11月のことだった。QueenやForest/Nixonの脚本を書いたPeter Morganの脚本でもともとスピルバーグのドリームワークスが権利を持っていたがイーストウッドが脚本を読み興味をもち、仲のよいスピルバーグからイーストウッドのベースになっていうワーナースタジオでの製作が実現したという。昨年11月の報道ではドリームワークスがイーストウッドを監督として交渉中と伝えられていた。

・9月22日
Yahoo!映画に以下の記事が掲載された
「今年の12月11日にアメリカで公開される新作映画『インビクタス』(原題)でコンビを組んだクリント・イーストウッド監督とマット・デイモンが再び手を 組むことが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、クリント監督の次回監督映画『ヒアアフター』(原題)でマットが主演を務め るとのこと。ストーリーの詳細は明らかにされていないが、この企画はクリント監督が昨年から進めていたもので、映画『シックス・センス』のようなスーパー ナチュラル・スリラーだ。脚本は、映画『フロスト×ニクソン』のピーター・モーガンが手掛け、スティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、ティ ム・ムーアがエクゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねる。撮影は今秋から開始される予定だ。

  『インビクタス』(原題)は、南アフ リカ共和国で開催された1995年のラグビーワールドカップの様子を描いていく物語で、モーガン・フリーマンが南アフリカ史上初の全人種参加選挙で選ばれ た当時の大統領ネルソン・マンデラを演じ、マットは南アフリカのラグビー・ナショナルチーム「スプリングボクス」のキャプテンを演じている。1995年の ラグビーワールドカップでは、南アフリカが初出場初優勝に輝き、国際社会への復帰を加速させたといわれている。 」

・9月27日
アメリカの最大オークションサイトebayに映画HEREAFTERのエキストラ出演権が出品された。撮影シーンはアメリカのサンフランシスコかイギリスのロンドンでの撮影で落札者がどちらで出演するか選べるという。撮影はサンフランシスコでの撮影が2010年1月18-20日もしくは27-28。暫定のスケジュールで来年年明けに予定はフィックスされるとしている。ロンドンでの撮影は2月4-6日でこちらも暫定の予定で来年1月中頃決まるという。旅費はどは落札者持ち。以下出品画面のスクリーンショット。


                      ↓
そして落札終了。約1万4千ドル、日本円にして130万円くらいでしょうか。

・10月9日
フランスの新聞サイトが伝えたところによると、クリントイーストウッド監督は10月終わりにパリで撮影を行うという。ロンドン、ハワイでも撮影が行われるという。主演はインヴィクタスに続いてマットデイモンとすでに伝えられているが、他セシル・ドゥ・フランス(Cécile de France )、ミレーヌ・ジャンパノワ(Mylene Jampanoi)、ティエリー・ヌーヴィック(Thierry Neuvic)が出演の模様。ジャンパノワは中国人の父とフランス人の母をもつフランスの美人若手女優。

・10月20日
2009年末公開のInvictusに続き早くもHereafterの撮影に入ったイーストウッド。フランスの映画イヴェントに参加の後、パリでの撮影を行っている。フランスのテレビ局のそばでも撮影する。フランスのテレビや新聞で伝えているがフランス語はまったく理解できないので記事はあったが中味わからず。
写真だけ。

主演はマットデイモンだがフランスの撮影シーンには出演していない模様。デイモンに関する記事、文字はみつからず。イベントでフランス入りしたため、それにあわせて撮影が組まれたのだろうか。上記のオークションによるとアメリカでの撮影は来年となっており、通常イーストウッドは映画を一ヶ月強で撮り終えるため、フランス撮影の後は撮影を続行しないと思われる。

・10月21日
上で勝手な妄想で記事を書いたがeiga.comに以下の記事が出ていた。
[eiga.com 映画ニュース] クリント・イーストウッド監督は御年79歳にして、1年に2本のピッチで長編映画を作り続けている。モーガン・フリーマン&マット・デイモン主演で、95年のラグビーW杯南アフリカ大会をハイライトしたマンデラ元南ア大統領の伝記映画「インビクタス」も、すでに完成間近だ(12月11日全米公開)。

デイモンは続くイーストウッド監督の次回作で、「クィーン」「フロスト×ニクソン」でアカデミー脚本賞ノミネートの脚本家ピーター・モーガンが執筆した「シックス・センス」タイプのスーパーナチュラルスリラー「ヒアアフター」(2010)にも主演する。

同作は今年10月末よりフランス・パリで撮影が開始されるが、それに伴い、フランス映画界で活躍する俳優3人が参加することが分かった。ひとりは、「スパニッシュ・アパートメント」(02)で仏セザール主演女優賞、「ロシアン・ドールズ」(05)でセザール助演女優賞に輝いた、ベルギー生まれの名女優セシル・ドゥ・フランス。そして、「コード/アンノウン」(00)や「Tell No One」(06)での脇役が印象深だった長身の男優ティエリー・ヌービック。最後は、「中国の植物学者の娘たち」(05)や「花の谷 時空のエロス」(05)で中国系&フランス系のハーフとしてエキゾチックな顔立ちを披露した女優ミレーヌ・ジャンパノイ。彼女は来るセルジュ・ゲーンズブールの伝記映画でも、ゲーンズブールの最後のパートナー、バンブーを演じている。

早撮りで知られるイーストウッド監督は、今年12月までにパリのほか、ロンドン、ハワイ、サンフランシスコでの撮影を終了予定だという。早ければ来年1月までに編集を終え、全米で3月公開を目指すというから驚きだ。もっとも、オスカーレースを狙う作品ならば、来年秋まで公開を延期する必要があるだろう。

この大監督の早撮りは、超多忙なデイモンにとって好都合だろう。まだ彼が撮影前のものを列挙すると、マイケル・ダグラス共演で伝説的なピアニスト、リベラーチェの伝記映画「リベラーチェ」、フィリップ・K・ディック原作のSF映画「アジャストメント・ビューロー」、さらにポール・グリーングラス監督の「ボーン4」などがある。完成または完成待ちの作品には、スティーブン・ソダーバーグ監督の「インフォーマント!」(12月19日公開)、グリーングラス監督の戦争ドラマ「グリーン・ゾーン」(来年公開)などがある。

・10月27日
イギリスのメディアが伝えたところによると、Herearterにイギリス人女優リンジー・マーシャル Lyndsey Marshalが子供が交通事故で亡くなってしまった母親役で出演。ロンドン南部で撮影がされているという。その後ハワイでの撮影と伝えている。

・10月28日
ロンドンで撮影中。

・11月9日 VARIETY.com配信
公開は2010年12月とヴァラエティは伝えている

・12月1日 ヴァラエティ紙配信
映画インヴィクタスのNew Yorkでの試写会に向けイーストウッドがインタビューに答え、Hereafterについても話している。それによると映画Hereafterは半分ほど撮影が進んでおり、現在は主演のマットデイモンが他の仕事ゆえ、撮影は休止。一月の再スタートだという。

・12月4日 ハリウッドリポーター配信
イーストウッドによるとすでに三週間イギリスで撮影し、一週間強フランスで。いったんアメリカに戻りマットデイモンが空いたら撮影。その後再びイングランドで撮影をするという。3つのストーリーが最後にひとつにまとまるとイーストウッド。となるとイギリスの話、フランスの話、アメリカの話ということでマットデイモンの出演は1/3ほどなのだろうか。

また再びアメリカオークションサイトで本作品のエキストラ出演権がオークションにかけられ、アメリカ時間の三日に終了。前回より少し多い14350ドルで落札された。
昨年のinvictusの落札者は撮影だけでなくいーすとっど監督らのビールを飲んだりすばらしい経験をしたと商品説明に。なおこのイーストウッドとビールを飲んだ去年の出演者はアメリカのイーストウッドファンサイトの掲示板の常連で、綺麗な奥様と二人でイーストウッドととった写真を掲示板に投稿している。 なおこの落札金は全額チャリティに使われると説明されている。

2010年のニュース
・2010年3月13日 
更新をさぼっていたら以下のニュースが。

[eiga.com 映画ニュース] クリント・イーストウッド監督が、米連邦捜査局(FBI)の初代長官として50年にわたって権勢をふるったJ・エドガー・フーバーの伝記映画プロジェクトに着手したことが分かった。米ハリウッド・レポーター誌が報じたもので、イーストウッド監督と、ロン・ハワードとブライアン・グレーザーのイマジン・エンターテインメントが共同で製作にあたる。「ミルク」でアカデミー脚本賞に輝いたダスティン・ランス・ブラックが脚本を手がけた。「影 の大統領」と称されたフーバーは、強大な捜査機関としてのFBIの基礎を固めたことで評価される一方で、その権限を利用して政治活動家を迫害したり、大統 領を含む政府高官に関する極秘情報を不法に収集、それをネタに恐喝を行ったとして非難された。また、フーバーに関する評伝の多くが、彼が同性愛者で女装癖 があったと主張しているが、ゲイをカミングアウトしているブラックが今回の脚本を手がけることで、そのあたりにも焦点が当てられるかもしれない。フーバー は72年に77歳で死去するまで生涯独身だった。
イーストウッド監督は現在、マット・デイモン主演のスーパーナチュラルスリラー「Hereafter」のポストプロダクション中だが、フーバー伝記映画企画はその次の監督作になるものと見られている。

[シネマトゥデイ映画ニュース] モーガン・フリーマンとマット・デイモンの二人がそろって本年度アカデミー賞にノミネートされた映画『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッド監督が、元FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァーの伝記映画を企画していると業界紙ハリウッド・レポーターが伝えた。イーストウッド監督は、ロン・ハワードとブライアン・グレイザーが主宰するイマジン・エンターテインメントと共同で伝記映画を製作し、映画『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックが脚本家として参加する。
「大統領が恐れた男」「影の大統領」とまでいわれたフーヴァーは、1924年に29歳の若さでFBI長官に任命されたあと、専制君主として約半世紀にわたってFBIに君臨していた人物である。フーヴァーは弱小官庁だったFBIを組織改革し、卓越した能力を持つ情報機関に育てあげたが、脅迫・盗聴・収賄など手段を選ばない卑劣さや人種差別主義でも有名であった。映画では独裁者としてのフーヴァーが描かれる予定で、現在では多くの伝記本が記している、生涯独身であったフーヴァーが同性愛者で服装倒錯者という隠された私生活も描かれるかもしれない。


だけどイーストウッドの”次回作品着手か?”報道は、マークトゥエイン物、ニールアームストロング物他、報道されてあとはなんの音沙汰もない報道が多い。今回はいかに。

・2010年4月13日 
theplaylist.blogspot.comによると、カンヌで初上映かとの噂も出ていたイーストウッド最新作Hereafterはカンヌでの上映はないと伝えた。本来今年に入ってまだ撮影していた作品が五月のカンヌに間に合うのは難しいが仕上げの早いイーストウッドなら、カンヌに出せるなら間に合わせられるのではと見られていた。

・2010年5月5日 
eRc Box Officeが伝えたところによると新作Hereafterの公開日がホラー映画月間である10月22日に決まったという。

・8月9日 映画メディア一斉報道
イギリスのUK Film Council(UKFC)がイギリス新政府の予算大幅カットの批正となり閉鎖となることになりイーストウッドはイギリスの政治家George OsbourneにUKFC救済のために手紙を送った。イーストウッドは映画Hereafterをイギリスで撮影。その際にUKFCからスタッフ、ロケ地など多くの協力をもらって撮影していた。

・8月15日
初めての劇中スチールが出回る。アメリカ公開予定が10月22日。スチールが公開されたことで、予告編のリリースも近いのではと推測されている。

・8月16日 各メディア伝える
9月24日から10月10日に開催されるニューヨークフィルムフェスティバルのクロージング作品としてイーストウッド最新作Hereafterが上映される。上映時間は126分となっている。

・8月16日 New York Post電子版
公式発表はないが、9月9日から19日に開催されるトロントインターナショナルフィルムフェスティバルでHereafterが初お披露目とNew York Postが伝えている。

・8月17日 各メディア伝える
正式にHereafterがToronto International Film Festivalでワールドプレミアとして上映されることが主催側より発表された。

・8月19日
ワーナーブラザーズが秋にリリースする映画の紹介をリリース。
公式サイトのアドレスはwww.hereafter-themovie.comとなる模様。今のところはまだ接続不能。

・8月20日
Internet Movie Data Baseによると今のところ
9月12日 カナダ トロント映画祭 上映
10月10日 アメリカ NY映画祭 上映
10月22日 アメリカ公開
2011年 1月21日 スペイン公開
2011年 1月27日 ドイツ公開 となっている。

・8月25日
Herearterが上映されるトロントフィルムフェスティバルで三池崇史監督の「十三人の刺客」の上映が決定された。

・9月7日
IMDBの掲示板に”Hereafterの予告編がアメリカ9月17日公開のベンアフレック監督の「The Town」の前に上映されると”との書き込みがあった。

・9月8日
「Hereafter」の批評家向け試写会がトロント映画祭の公式上映12日の前日の11日開かれる。

・9月8日
BOX OFFICE.comが10月22日公開のHereafterのオープニング成績(金曜-日曜)を16ミリオンと予想している。

・9月8日 
ネタバレはじまり
LA Timesによると大掛かりなスペシャルエフェクトシーンがあるとのこと。
撮影場所はロンドン、パリ、ハワイ、サンフランシスコ。ハワイでは津波。ロンドンではテロリストによる地下鉄爆破が起こっている。映画の中心は、"次に何が起こるのか(死んだ後に)”という永遠に続く疑問だという。
イーストウッドは
「とてもスピリチャルだけど、別に特定の宗教は関係ないからね」と話している。
出演したマットデイモンはこの映画を”イーストウッドによるフランス映画”と話している。
イーストウッドは”精神的な女性的映画”と話している。
LA Timesは伝えられているシックスセンスのような映画ではないと書いている。
映画は視覚的に序盤は大きく、終盤にいくと静かになっていくということで、製作のスピルバーグはハリッド的でないストーリー進行にやや不安に覚え、脚本のPeter Morganにもそのとことを伝えたという。Morganはドラマチック別エンディングを書いたが結局、習慣にこだわらない構成で作られたという。マットデイモンは
「古い考えでは終盤に地味にいってはいけない、大きくならないといけないというもの。他の古い考えでは、ラストで全てが解決しないといけない、というものもある。でもクリント(イーストウッド監督)の手法はすべてをかみくだくことはしない。違った形でやることができる。彼には物語がそれを必要としないのだから最後に大きなピースをもってくるなんて気にはならないんだろう」と話している。
ネタバレおわり

・9月9日 
10月22日 Hereafterr公開その日は・・・・
Rotten Tomatos.comによる10月22日公開の映画はホラーの人気シリーズ「ソウ7」、爆発的ヒットしたパラノーマルアクティビティの続編「Paranormal Activity 2」、今や興行的には落ちぶれてしまったけどレニーハーリン監督のフィンランドの最高司令官だったカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムの伝記映画「Mannerheim」(ただしアメリカ興行は期待できなさそう)、ベンアフレック、トミーリージョーンズ、ケビンコスナー出演の「The Company Men」などが公開される。

・9月10日 公式サイト&Hereafterr予告編リリース
公式サイトが観覧可能になった。こちら
ネット上で予告編がリリースされた。
Youtubeではこちら
iTunes Movie Trailersではこちら

・9月10日
トロント映画祭で上映されるHereafterのレッドカーペットに監督イーストウッドが登場。ただしカナダの記者向けに会見は開かれないという。映画祭側は当初、作品上映後に会見があるとほのめかすようなコメントをだしていた。現地金曜に正式に会見なしと伝えられたという。Hereafterはこれまでほとんど情報が出ておらず、”隠されたHereafter”という言い方もされてきていた。なおイーストウッドが現地で一切のインタビューを受けないかについては不明だという。
カナダの映画祭でイーストウッド映画が上映されるのは20年ぶり。ゆえイーストウッドのカナダ入りは映画祭最大のイベントの一つといわれている。
アメリカの映画記者はアカデミーに輝いた「ミリオンダラーベイビー」の時もまったく情報が出ておらず、試写が開催されると同時に圧倒的評価が大噴出、一気にアカデミーまで突っ走ったときと展開が似ていると指摘しながら、逆に、出来が悪く、公開(10月22日)まであまり批評家の元にさらしたくない可能性もあると推測。このアメリカ人記者はトロントでHereafterを鑑賞する予定。

・9月11日
ネタバレはじまり
Tiwtch Film,comにあらすじが
「Hereafterは突然愛するものをなんらかのアクシデントで失った人々の物語。いかに愛するものの死と向き合うかがテーマ。そしてこの映画の予告編が9.11のアメリカ同時多発テロが起きた日にリリースされる、宣伝には最高のタイミングといえる(実際には10日)。
マットデイモン扮するサイキックが、遺族に、家族の変わりに亡くなった人たちにあって欲しいとお願いされる主人公。映画の中で起きるアクシデントは実際にあった出来事で2005年のロンドンの地下鉄の爆弾テロ。2004年のクリスマスにハワイを襲った津波が描かれている。
ネタバレおわり


・9月11日 ScreenRant,com LOSTファン必見?
上記サイトのMike EisenbergがHereafterの予告編を見て、へんな感想を書いている。マットデイモンの役は、死者とコンタクトを取れるサイキックの役。テレビドラマ「Lost」のマイルズのスピンオフ的なストーリーと思ったという。マイルズはドラマの中で死者の最後の姿を見ることが出来るという能力を持っている。

・9月12日 Incontention.com配信 Hereafter とんでもない駄作?
上記サイトライター Kristopher Tapleyがトロント映画祭プレミア上映の前日に行われた批評家向け試写会後に情報をリーク。本来取り決めでプレミア上映後まで批評配信は禁じられているとしているが、試写会を見た人から落胆の声を多数聞いていと書いている。
一人は”まぁまぁ程度の出来と話しているという。もう一人は”まぁ楽しめたけどラストは不満足だった”と話していたという。
またTwitter上でも試写会を見た人の感想がアップされているが、映画ライターErick Davisは"イーストウッド監督作品で最低”とつぶやき、 映画ライターMike D’Angeloは100点満点で25点、四点満点の☆取りでわずか☆一個の評価。
ただし近年Twitterなどで早々にアンチファンがネガティブキャンペーンを行うことは常で、AwardDailey.comの Sasha Stoneは賞シーズンになるとこのような事前に漏れる情報は鵜呑みにしてはいけないと書いている。

・9月13日
プレミア試写会終了後にTwitterはBlogなどでは怒涛の酷評オンパレードとなったHereafter。その後大手、著名メディアからは肯定的批評が出てきている。アメリカで最も影響力を持つといわれる批評家Roger Ebertはかなり肯定的な見解。ヴァラエティ紙とHollywood Reporterの二つはエンディングには不満ではあるが肯定的。 Screen Daileyも肯定的な見解。

・9月15日
Hereafterの予告編で使用されている女性シンガーによる曲。現地イーストウッドファンサイトの掲示板に情報が出ていた。
Lullaby(ララバイ=子守唄)という曲でSiaというシンガーが歌っている。アルバムSome People Have Real Problems(日本語タイトルリアル・プロブレムズ)に収録されている。
SiaはSia Fulerとしても知られている。オーストラリア生まれでソロキャリアだけではなくZero7でもヴォーカルをとっている。

・9月23日 FIRSTSHOWING.net配信
”Hereafterがポスターを公開(サイト一番上)。映画はトロント映画祭で上映。まったく支持を受けず、評論家からは10点満点で5-6.5の採点と平凡。” 

・9月28日 Box Office Mojo配信
Box Office MojoによるとHereafterは22日の全米公開の先立ち15日よりNYシティ、ロスアンジェルス、カナダのトロントで限定公開される模様。

またシカゴ映画祭で10月14日の上映が決定。

・10月5日 Entertainment Weekleyウェブ版
ワーナー映画がこの映画の主役Matt Damonをアカデミー主演男優賞としてキャンペーンを行う。この映画は三つのストーリーが進行してストーリーが一つに重なるのは終盤。Damonの出番は映画の3分の1強。2006年の映画バベルも同じような進行の映画でバベルはブラットピットらすべてのキャストが助演でキャンペーンが行われた。Damonに関しては12月に公開される西部劇True Gritで助演として出演しているため同じ助演でキャンペーンが行われた場合票が分かれることを懸念したのかもしれない。 ただし主演でキャンペーンを行った場合、出番の少なさが票にひびくという可能性も。

・10月11日
イーストウッドのファンサイトの掲示板によるとカメオ出演でイギリスの舞台俳優デレクジャコビが登場するという。シェイクスピア作品の出演が多く、イギリスでサーの称号を与えられている。

・10月18日
15日にLA,NYC.Tronto(カナダ)で6館の先行公開のHereafter。
金曜日は1館平均9967ドル都合58000ドル、土曜日は1館平均15500ドル都合93000ドル、日曜が1館平均13167ドル都合79000ドル、週末三日合計231000ドル(見積もり、確定は若干の誤差あり)の出足。
過去のイーストウッド作品との比較では同じ6館限定公開から始まったグラントリノは最初の週末三日は271720ドル。8館限定で始まったミリオンダラーベイビーは最初の週末179953ドルだった。
Hereafterは批評家の評価が真っ二つに割れており一般的な映画ファンの口コミがヒットには必須となっている状況。

・10月19日
iTunes Storeで映画のサウンドトラックが発売中。全25曲で全曲クリントイーストウッド名義になっている。
サウンドトラックiTunesで買う icon 

・10月19日
ネタバレはじまり
この映画は1/3がフランス語。アメリカでも英語字幕で上映。アメリカでは字幕は嫌われる傾向がある。脚本はすべて英語だったがクリントイーストウッドがフランスパートの主人公を演じるセシル・ドゥ・フランスにフランス語で話しやすいようセリフまかせたという。 セシル・ドゥ・フランスはイーストウッドを”彼はフランスでは神様なのよ~”と話している。
ネタバレおわり

・10月22日
現地22日から拡大公開となるHereafter。現地では週末の興行予想が出始めている。Hollywood InsiderのLynette Riceの興行予想では今週末の本命はParanomarl Activitiy2で全米3050館で公開。30ミリオン前後の週末の興行成績が見込まれている。二番手につけるのが先週公開のJacass 3D。先週末に50ミリオン超えるで興行デビューをかざった大ヒットおバカ映画は二週目も20ミリオンの予想で2位。 3位はブルースウィルス、モーガンフリーマンやヘレンミレンなどのキャストで年配受けしているRed。1週目に21ミリオンでデビュー。二週目でも12ミリオンの予想で3位。4位予想がHereafter。批評は賛否わかれており、年配層はすでにRedが多く取り込んでおり上映も2181館と少ない。昨年の同じ規模だったイーストウッド監督&マットデイモン主演のインヴィクタスは8.8ミリオンだったがこれは大ゴケだったので、今回は11ミリオン程度としている。

・10月22日 Hereafterの脚本家Peter MorganのDeadline.comのインタビューより
『僕が脚本を書いて代理人に渡したんだ。代理人は脚本をプロデューサーのキャスリンケネディー(スピルバーグ映画のプロデュースを多数、夫のフランクマーシャルと共に製作している)に送ったんだ。彼女がそれをスティーブンスピルバーグに送ったんだ。そしたら彼から電話がかかってきたんだよ。スティーブンスピルバーグから電話をもらうなんて物凄い出来事だよ。彼はとても熱心で頭がよくて・・。それから三時間は電話がなり続けていたよ。僕も彼のアイデアを気にいった。僕は彼のアイデアに沿って台本を書き直してそれに満足したよ。その後電話できるだけ早くカリフォルニアに来て欲しいって連絡があったんだ。飛行機に飛び乗って(モーガンはイギリス人)ユニバーサルスタジオについたよ。昼の一時だったけど会議室に入るとアシスタントがカーテンを閉め出して“スピルバーグさんは暗くして会議をするので”とかいってて電気も消して僕を残してでていっちゃったんだ。僕は“彼はここに本当はいなくて俺だまされたのか?”って思ったよ。そしたらすぐに彼が来てね。そこから長い楽しい会議が始まったんだ。彼が僕に言っていたアイデアは良くなかったねっていうから“そんなことはないですよ”って言ったら、彼は“いやアレは良くない。君の作品にケチをつけてしまった。もうあの脚本はいじりたくない。君が送ってくれたオリジナルの脚本に戻そう。それで脚本を友達のクリントイーストウッドに送りたいんだ”って言うんだよ。もう話が現実離れで心の中で思ったよ、“あぁそうだね、クリントにでもやってくださいよ。なんてこった、この人悪い奴だな(笑い)”って。そしたら電話がかかってきてクリントイーストウッドが監督するっていうんだ。それに僕が脚本のリライトもする必要もないどころか、リライトしちゃ駄目っていうんだ。僕の作品なのになんで?って思ったらクリントが“触っちゃ駄目。換えちゃ駄目。今のままがいいんだ。今のままで作りたいんだ”って言うんだ。自分はいつも書き直しにつぐ書き直しタイプだから。このままでいいって言われても納得できなくてね。それで考え付いたのはヌードを撮影するのに、太っていてそのままで撮影できないからジムいってダイエットに励むようなものかと思ったんだ。つまりそのままではみっともないから撮影できないっていう事にはならなかったんだなって意味だよ。それでも不安だったけどね。作品は脚本に忠実だよ。こんな経験は初めてだ。こんなこともあったよ。クリントが僕にマットデイモンのシーンはサンフランシスコで撮るっていうんだ。僕の脚本ではシカゴなんだけど。クリントは電話で“気にしないでくれればいいんだけど、サンフランシスコで撮影することになるんだ”って。僕はただ“そうですね、それがいいですよ”って言ったよ(笑い)。 』

・10月25日
22日から2181館の拡大公開となったHereafter。週末の3日間は現地日曜の見積もり段階で12.3ミリオン(確定で若干前後する)。週中頃に出されていた現地映画サイトなどの興行予想とほぼ同程度の興行記録になった。この週末はパラノーマルアクティビティが30ミリオンの予想をはるかに上回る43.5ミリオンの大ヒットで1位。2位は2週目のJackass 3Dが21.5ミリオン。3位がこれも2週目のRedで15.2ミリオン。Hereafterは4位だった。

・10月26日
10月13日付けNY Timesによるとペネロペ・クルスが役の候補にあがったがフランス人ジャーナリストの設定がスペイン人になるため脚本を書いたPeter Morganが反対したという。

・11月1日
拡大公開2週目の週末を迎えたHereafter。金曜から日曜までの3日で6.3ミリオンの売上。今週は新作が少ないため上映館が前週の2181館から2424館と増えたが前週末対比で-47%と落ち込んだ。年配向けの映画でロングランや平日での成績が期待されていたが、平日も1日1ミリオンに届かない日も多く、評価も伸びていないことから興行的には失敗作の部類に入りそう。
本作品の制作費は50ミリオン程度で現在のところ本国で約22ミリオン。本国だけで制作費50ミリオンを稼ぐのは絶望的だが(といっても50ミリオンの興行収益があっても映画館の取り分を除いた、映画会社に入る配収ははるかに少ないのだけど)、昨年のインビクタスは国内37ミリオン、海外85ミリオン。2年前のチェンジリングは国内35ミリオン、海外78ミリオンとイーストウッドブランドは海外でも強い。なんとか世界興行を含めトータル100ミリオンを突破し赤字をなくすことが今後の目標か。

・11月2日 thewrap.com他配信 アカデミー会員向け試写 評判よし
映画批評家からの評価は割れており、多くのアカデミー予想サイトでは1最有力、2有力、3可能性ありでは3程度がいいところのHereafter。しかしアカデミー会員向けのためのビバリーヒルズのアカデミー本部で行われた試写では好評だったという。鑑賞したアカデミーメンバーは鑑賞メンバーのリアクションは"物凄ごかった”とし、映画のエンディングは拍手だったという。やや過剰な反応だったかもしれないとしながら同じ話を他のメンバーもしていているという。

・11月16日
日本で最初の試写会が行われた模様。Yahooの映画サイトに試写の感想がアップされていた。

・11月18日 トリヴィア
映画Hereafterは評価は賛否両論真っ二つ状態。しかし映画の歴史で最高クラスといわれる驚異的CGがクリントイーストウッド映画から出たのはまさに驚異的事実。80歳の監督にとって新しい技術もなんら抵抗なく受け入れるということを証明している。
昔から水はCGで最も表現することが難しいといわれていた。
イーストウッド監督は脚本を読み、驚異的な津波シーンの再現の必要があると感じた。
水のCGはもっとも難しい。流体がCGで表現できるようになったのはジェームズキャメロンのアビスが最初の成功といわれている。その後アメリカ版ゴジラで海中シーンが作られ大きく進歩。2009年に作られた2012の津波シーンがベストの出来と評価された。それからわずか1年。それをはるかに上回る津波シーンが作られた。
イーストウッドが連絡を入れたのは元ILMで近年イーストウッドのCGを担当しているMichael Owens。
Owensはインヴィクタスで7万人もの観客を作り硫黄島2作品でも海の波を見事に作り出していた。しかし津波ともなるとこれまでにないチャレンジとなる。
Owensはイーストウッドに”ロケで使用する街は使うが多分ほとんどがCGで作ることになる“と答えた。すべてがCGとなとそれだけ予算がかかることになる。イーストウッドは同意した。
多忙なイーストウッドはOwensが二人の前作の映画インヴィクタスで7万人の観客や、選手の傷を顔にCGで足している間、すでにHereafterの撮影のためイギリスにいた。Owesnは津波のCGを作る参考のため2004年にアジアでおきた津波の映像を探した。OwensはCG製作のためのボード制作のためPeter Rubinを雇った。また水のCGシミュレーションを持つ施設に赴き話を聞いた。
イギリスのPinewood Stuidoの水槽のなかの出演女優De France(注津波にのまれる)の撮影はのちにアメリカで作成するCGとの兼ね合いもあるため重要だった。イーストウッドはイギリスから“心配しないでいいよ。俺たち失敗しても、またやり直そう。ただ出来るかどうかやってみよう。”と話したという。アメリカにいるOwensは元ILMのScott Squiresも雇った。
撮影のライティングが難しいためイギリスで撮影している撮影監督のTom SternとはCineSyncを使いイギリスとアメリカでネット会議を行った。Owensは水槽の撮影の数日前にイギリスに渡った。
「彼女の素晴らしいショットが撮影できた。ほとんどのカットを使用することになった」とOwens。
なおDe Franceは水槽に沈められての撮影はこれまでも経験しているが、英語スタッフでは初体験だったため緊張したという。
津波の襲われる町の撮影はマウイ島で行われた。De Franc以外の人間の実写は波に飲まれる瞬間まで。あとはすべてCG製作の人間にのり代わっている。
Flowline.3ds Max.V-ray,Massive,Motion Builder,Nuke Xが波のシーンの制作に使用されたという。
Owensはすでにクリントイーストウッド監督、レオナルドディカプリオ主演による次回作”HOOVER(仮題)の下準備に入っているという。元FBI長官の生涯を描いた作品でOwesによるとディカプリオにデジタルメイクで老人顔を作るという。

グリーンバックの水槽 水中 イーストウッドと話す女性はフランスのスタンドイン?

・12月3日 ナショナル・ボード・オブ・レビュー トップ10映画選出
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(National Board of Review Awards)が発表。作品賞はデヴィッドフィンチャー監督のソーシャル・ネットワーク。ヒアアフターもトップ10作品の一本に選出された。昨年はインヴィクタスによりクリントイーストウッド監督が監督賞を受賞している。アカデミー賞以上のこの賞はイーストウッド監督の常連賞となっている。 ・12月4日Deadline.com配信
ヒアアフターの脚本がスターウォーズの新三部作でお馴染みのヘイデン・クリステンセンにわたっていた模様。俳優のキャリアはスターウォーズ以外ぱっとしないクリステンセンの元代理人が
「彼はクリントイーストウッドのヒアアフターの脚本も読まず、リーアム・ニーソン共演のアフターライムも断った。ミシェルファイファーの私の可愛い人シェリも断った。若い俳優は競争が激しいのにトロントでの農場でのんびりしているだけでは仕事は得られないだろう」と発言。
出演依頼か、オーデションの参加の依頼かは不明。ただし脚本が渡っていたということは出演依頼か。

・12月13日ヒア アフターがアカデミーの候補の候補の候補
[映画.com ニュース] 米映画芸術科学アカデミーが12月10日、第83回アカデミー賞視覚効果部門候補の15作品を発表した。作品賞と監督賞のノミネートも期待される「インセプション」、世界興収10億ドルを超えた3Dファンタジー大作「アリス・イン・ワンダーランド」、そして話題の3D超大作「トロン:レガシー」などが順当にランクイン。来年1月には、このなかからさらに7本のファイナリストが選ばれ、それぞれ15分間の映像プレゼンテーションを行ったのち、最終ノミネート5作品が決定する。ノミネート作品の発表は2011年1月25日。授賞式は2月27日(現地時間)、ハリウッドのコダックシアターで開催される。視覚効果賞の候補15作品は以下の通り(原題のアルファベット順)}。

「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」
「タイタンの戦い(2010)」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
「ヒア アフター」 
「インセプション」
「アイアンマン2」
「エアベンダー」
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド(原題)」
「シャッターアイランド」
「魔法使いの弟子」
「トロン:レガシー」
「アンストッパブル」 2011
・1月6日 ヒア アフターがアカデミー賞視覚効果賞部門の候補の候補
「アリス・イン・ワンダーランド」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
「インセプション」
「アイアンマン2」
「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド(原題)」
「トロン:レガシー」
上記七作品のうち五作品がノミネート

・1月16日
イーストウッド監督「ヒア アフター」(2月19日日本公開)に出演しているブライス・ダラス・ハワード。パパは映画監督のロン・ハワード。
ブライスはヒア アフターのセットで初めてイーストウッド監督と会った。その時イーストウッドが父親の監督としてのキャリアを救ってくれた感じたことを思い出したと言う。
ロンハワード監督作ウィローが1998年のカンヌで上映された(注:原文で1998年となっていた。間違えと思われる。ウィローは1988年作品)。批評家向けの上映は最悪の雰囲気だった。救ったのは鑑賞していたイーストウッドだった(1988年監督作バードがカンヌに出品されていた)。
「ヒアアフターの撮影の前日は最悪の状態だった。私のオーデションはテープのみでイーストウッド監督とは撮影開始の5分前まで会ったことがなかったから。でも彼はとても素晴らしく、皆に優しさを見せていた。
私の父がまだ若い監督と呼ばれていた時、ウィローという映画をカンヌで上映した。皆大ブーイングだった。父には本当につらい状況だった。その時クリントイーストウッドが立ち上がって拍手をしてくれたの。クリントがやったもんだから、他の人も拍手をしてくれた。彼って人のためにしてくれるの」とブライス。
その後ロン・ハワードはアポロ13」や「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」などの大ヒットメイカーとなった。イーストウッドとも仕事をしており、映画「チェンジリング」の監督をイーストウッドに依頼。ハワードのイマジンエンターテイメントとイーストウッドのマソが共同制作をした。
エドガーフーバー映画の「J.Edgar」も同様で二社の共同制作。チェンジリング同様イーストウッド監督、ハワードがプロデューサーになっている(イーストウッドはプロデュース兼任)。
ハワードの監督最新作は2011年1月日本公開の「僕が結婚を決めたワケ」。最近は大作が多いが久しぶりのコメディ。
俳優出身監督といえばイーストウッドがチャップリンとならび歴史の名を残しているが、ハワードも子役出身の監督である。

・1月26日
アカデミー賞視覚効果賞部門の候補に選ばれた。
「アリス・イン・ワンダーランド」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
「インセプション」
「アイアンマン2」
「ヒア アフター」

・1月26日 Hereafter 面目保つ Box Office Mojo配信
アメリカ国内でわずか$32.8ミリオンとコケたHereafterは海外では好調で面目を保っている。海外でのリリースが始まり初週から各国で作品の評価とは反対にヒットしており、フランス、スペインでもヒットを記録。28日からは動員が見込まれているイギリスとドイツでも公開。国内+海外で1億ドル突破を目指す。

・2月4日 イギリス、ドイツで不発
スペイン、フランスでは興行週間一位をとるなど海外でよい成績だったヒア アフター。期待されていたイギリスでは公開初週$計算で1ミリオン程度。不発となった。またドイツでは限定公開扱いということもあったがそれでも期待を下回る成績だった。

・2月4日 米・視覚効果協会賞
米・視覚効果協会賞でOutstanding Supporting Visual Effects In A Motion Pictureをヒア アフターが受賞。差ポーティングの単語が入っているように、ドラマ映画で補助的にVFXが使用されている映画に与えられる賞。
なおOutstanding Visual Effects in a Visual-Effects Driven Feature Motion Pictureはインセプション。ことらはVFXバリバリ映画。

・2月28日
アカデミー発表でノミネートされていた視覚効果は受賞ならず。
興行成績は世界興行を含め1億ドルを突破。アメリカ国内では振るわなかったが世界興行で稼ぎなんとか、興行的失敗は逃れた。とはいえ期待はずれに終わったのは事実。イーストウッド&デイモンコンビは興業的に二作続けて不作。三度目はなし?

 

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