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Escape from Alcatraz アルカトラズからの脱出 トリヴィア
ネットで拾ったトリビア  真偽のほどはわかりません

・アルカトラズ刑務所がメインのこの映画。撮影は現在観光地になっているアルカトラズ島で行われた。撮影中にも観光ツアーは行われていたため、30分ごとにツアー客をのせた船が到着。昼の撮影は難しく、多くのシーンは夜になった。
・リーサルウェポンシリーズでメルギブソンの相棒を演じることになったダニーグローバーはこの作品で映画デビュー。
・刑務所に収容されたイーストウッドと仲が良くなるDoc。作業場で自ら指を切るシーン。この際作業場の道具を扱っているところにいるガードの名前はZimmerman。ドイツ語でカーペンター、大工という意味。
・刑務所の壁を乗り越え海に消えていく囚人達。夜の撮影でもあったが全部役者が行い、スタントマンは使っていない。監督のドンシーゲルは二度ほど役者が海に消えてしまったと、心配したという。
・映画撮影のためにアルカトラズ島まで電源を引くまで、町から島まで45マイルものケーブルを這わした。また刑務所内を1963年の設定にするためかなりの改造をした。撮影終了後、観光的に元に戻すよりこのままのほうが良いととうことでかなりの部分が撮影終了後もそのままのままにされた。ゆえ観光で見られる当時の様子は映画用のセットとしてつくりかえられたもの(つくり戻された)ということになる。
・現在は観光地になっているアルカトラズ島。実際に撮影で使われたのはCブロックのブロードウェイサイドの下の段の真ん中のセル。実際のFrank Morris、John William Anglin、Clarence Anglinが使っていた房はBブロックのミシガンアベニュー側一番下の階の138 140 144号。ちゃんと観光客の期待にこたえ、映画のようにお手製の頭がベッドに観光小道具でおいてある。
・映画の冒頭イーストウッドが刑務所につれてこられる船。実際に囚人護送で使っていた船。元々WashingtonにあるMcNeil Islandにいる囚人によって作られたもの。現役時代はほとんどアルカトラズの囚人護送に使われた。名前もついており、アルカトラズのその時の所長Warden JohnsonからとりJohnsonと呼ばれていた。撮影時はSea Scout(海版ボーイスカウト)のスタッフGary Warrenが所有していた。持ち主の名前は看守の名前でも使われクレジットされている。また映画で実際にボートを運転をしたのも持ち主。ただしワイパーの部分は映画用に改造した。実際は窓の上から中心部にバーがおりてくるものだった。
・雨の中イーストウッドが護送されてくる。周りは海なだけに水は海からポンプでくみ上げ雨にするのが一番簡単だが実際は真水。ボートで水のタンクを引っ張り真水を使った。塩分を含む海水だと撮影機材が駄目になってしまう。
・実話が元だが創作もおおい。メタルを作業場から持ち出す際、オシロスコープについた輪でさぐるタイプ金属探知機が出てくるが映画の舞台の1960年代初めにはまだなかった。このタイプが登場するのは1970年代にはいってから。
・ドンシーゲル監督は医者役でカメオ出演。
・脚本を書いたのはリチャードタグル。のちにイーストウッド主演の刑事映画「タイトロープ」で監督デビュー。ただしタコっぱち故イーストウッドがほとんど監督していた模様。
・パトリックマッグーハン演じる所長。クレジットでは単にWarden=所長とあるだけで名前は作品でもふれられていない。所長のセリフで「私の前任者のJohonsonやBlackwellとは違い私は〜」とある。脱走劇があった時の所長はBlackwell。法的に訴えられるのを避けるため実在の人物を避けた。
・脱出不可能で有名だが映画の三人のほかあと二人、遺体未確認の脱獄犯がいる。公式には五人は遺体未発見の死亡者となっている。
・アルカトラズ収容されていたことのあるダーウィン・クーン氏はAlcatraz: The True End of the Lineという本を書いている。クーン氏によると脱獄したモリスらのために協力したとしている。金属の鋭利物の調達やレインコートによるボートの製作にも協力しているという。
・アルカトラズ刑務所に服役した日本人がいる。厳密にいうとアメリカ生まれの日系だが、1943年に日本の国籍をとっているTomoya Kawakitaという方。 大戦中は通訳として働いていた。戦後アメリカへ戻り市民権を再びとった。しかし戦争中に日本で通訳としてアメリカの捕虜に拷問を行ったとして逮捕される。二つの国籍があるものは事件を起こした地で裁判を受けるべきとKawakita氏は主張するが裁判での結果は死刑。アイゼンハウァー大統領による恩赦で減刑、アルカトラズ刑務所に1953年に収容された。氏はアルカトラズが閉鎖された際に、アメリカに二度と入国をしないということで、日本へ戻ることを許可された。ロス疑惑にもなにやら通じる話でもある。

 

 

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