Anazonのフーヴァー長官の本

 

トリヴィア目次

マカロニ三部作

ダーティハリーシリーズ

許されざる者

硫黄島二部作

ミスティック・リバー

アルカトラズからの脱出

パーフェクトワールド

Changeling チェンジリング

Gran Torino グラントリノ

Invictus インビクタス

アウトロー

The Hereafter ヒア アフター

 

2018年12月

 

 

イーストウッド次回作「The Mule」
90歳にして麻薬の運び屋として暗躍した実在の
退役軍人レオ・シャープの半生を描く・・・
のではなく、物語の一部は事実も、大部分が創作

mule= (米スラングで)運び屋
muleはラバのことで、ラバは荷物を運びに使われることが多い。
そのため麻薬や密輸品の”運び屋”を指す言葉として使われるようになった。

イーストウッドが演じるレオ・シャープとはこんな人
1924年5月7日生まれ
第二次世界大戦に参加した退役軍人。
ブロンズスターメダルを授与されている。
百合の新種を多く作り出しその世界では有名。
レオ・シャープの名前が入っている百合の種類は200近くにもなる。
80歳を超えて、メキシコの犯罪組織シナロア・カルテルの運び屋になる。
2011年87歳の時に逮捕。2016年12月12日死去。

ただし本作はレオ・シャープの実際の人生ではなく、彼の物語を一部拝借したオリジナル作品で、劇中の主人公の名前もレオ・シャープではなくアール・ストーンです。



カントリー歌手Toby Keith主題歌登場


アルトゥーロ・サンドヴァルによるテーマ

予告編とは100%真反対の
ハードウォーミングコメディロードムービー!
日本は3月8日公開!

 

ここから下はネタバレあるかもしれませんのでご了承下さい

2019年2月20日
フランス系カナダ人である本作の撮影監督Yves Bélanger(イヴ・ベランジェ)。フランスメディアのインタビューで
「クリント・イーストウッドは早ければ春にも次の作品にとりかかる」と答えている。
フランスメディアのLe Journal du Dimancheはもしかしたらイーストウッドの次回作はImpossible Oddsなのかもしれない・・と伝えているという。
Impossible Oddsは以前イーストウッドが映画化すると伝えられていた作品。

以下日本のサイトで3年前に伝えられたImpossible Oddsの記事
「2016年10月20日 イーストウッド監督 次回作は ミリタリーアクションか
○名匠クリント・イーストウッド監督の次回作が、2011年にソマリアで誘拐され、3か月監禁された人道支援家ジェシカ・ブキャナンさんについての映画になる可能性があると The Hollywood Reporter など多数媒体が報じた。
 ブキャナンさんによる回顧本「インポッシブル・オッズ(原題) / Impossible Odds」の映画化権をワーナー・ブラザースが獲得し、製作準備中の企画。2011年10月、地雷撤去などの支援活動を行っていたアメリカ人のブキャナンさんとデンマーク人のポール・ティステドさんが地元の武装集団に拉致され、92日間におよび監禁された後にオバマ大統領の指揮のもと米海軍特殊部隊シールズにより救出された。
 映画『ミスティック・リバー』『ブラッド・ワーク』でイーストウッド監督とタッグを組んでいる脚本家ブライアン・ヘルゲランドが、本作の脚本を手掛ける。」

というもの。果たして・・・。 またイヴ・ベランジェが語っているということは彼が次の作品でも撮影監督を務める予定なのか。

 

2019年2月6日
日本ではまだ公開まで1ヶ月もある本作「運び屋」。海外では続々と公開され、1月31日公開のポルトガルでは31~2月3日の週末4日間での興行ランキングで初登場1位。「最強のふたり」のアメリカ版リメイクが初登場2位だった。公開2週目のオーストラリアでも31-3の週末4日の興行ランキングで1位と公開から2週連続で1位のヒットとなっている。公開初週末に興行1位スタートだったフランスでは31~2月3日の2週目は2位。2014年フランスで年間興収成績1位のコメディ「最高の花婿」の続編が初登場首位となった。

 

2019年2月1日
本作「運び屋」が
フランスの1月23日~27日の週末ランキングで初登場1位。

2019年1月30日
「運び屋」が北米公開45日目にして興業1億ドルに到達。最大で3300館あった上映館もすでに1395館と大幅に縮小。興行ランキングでも最新週末の25-27日のランキングでは18位。どうやら100ミリオン達成で北米興業はほぼ終了か。
北米以外の海外興業では公開初週興業1位となった国はオーストラリア、ギリシャ。14カ国で14ミリオンの売り上げを記録している。

 

映画を見たとみられる人のTwiiter

 

2019年1月23日
映画を見たとみられる人のTwiiter





2019年1月14日
映画を見たとみられる人のTwiiter

2019年1月14日
12月14日に全米公開となった「運び屋」。1月13日で公開31日目を終え北米興行で90.5ミリオン。大台100ミリオン(1億ドル)に10ミリオン弱と迫った。
公開後5回目の週末3日間(11日金から13日日曜)でおよそ5.5ミリオン。週末の興行ランキングでは前週末6位から3つランクを下げ9位だった。
ランクは以下
1. TheUpside - $19.59M
2. Aquaman - $17.27M
3. ADogsWayHome - $11.30M
4. SpiderVerse - $9.00M
5. EscapeRoom – $8.90M
6. MaryPoppinsReturns - $7.22M
7. BumblebeeMovie - $6.78M
8. OnTheBasisOfSex - $6.23M
9. The Mule- $5.54M
大台1億ドルには再来週には到達すると予想される。

 

2019年1月8日
イーストウッド監督・主演の「運び屋」が北米4週目の週末を終え以前高い興行成績を維持。公開後24日でおよそ81ミリオンを売り上げ大台100ミリオン(1億ドル)到達が見えてきた。
本作は興行的には多くのメディアが大成功と伝えている。ホリデーシーズンを挟んでいるとはいえ公開初週の週末が17ミリオン、4週目が9ミリオンと4回目の週末でも初週の50%以上の興行成績をキープ。イーストウッドのキャリア同様素晴らしい粘り腰で大作、若者向けホラーがトップ5を占めるホリデーシーズンの興業戦争の中、明らかに勝者の道を進んでいる。あと20ミリオン弱となった100ミリオン到達。次の20ミリオンはいままでの20ミリオンより遠い道になる。
公開後4回目の週末となった今月4-6日の興行ランキングは
1. #Aquaman - $31.00M
2. #EscapeRoom - $18.24M
3. #MaryPoppinsReturns - $15.86M
4. #BumblebeeMovie - $13.20M
5. Spider-Man: Into the #SpiderVerse - $13.13M
6. #TheMule - $9.11M
と本作は6位。「アクアマン」「メリーポピンズリターンズ」などの超大作・若者向け映画に対抗し長らくトップ5をキープしていたが、今週公開されたホラーEscape Roomが入ったことで6位に。この2週間ホリデーシーズンで公開作品がなく、クリスマス・ニューイヤーホリデーシーズン向け映画が順調に興業を伸ばしてきたがさらに今週末からは続々と新作が公開される。今週末はわんちゃんムービーA Dog’s Way Home、キアヌリーブスのReplicas、フランス映画「最強のふたり」の米リメイクThe Upside、そしてこれまで限定公開だったミミ・レダー監督、フェリシティ・ジョーンズ主演の「ビリーブ 未来への大逆転」が拡大公開。上記4作品は北米2500館以上での公開というヒット狙いの作品。多くの映画が公開され多くの館数が必要となると当然これまで公開されている映画の館数は減らされることになる。今後どれだけ粘り腰を見せられるか。
とはいえ今後よほどの落ち込みがなければ「運び屋」の100ミリオン達成は問題ないと見られ、一部メディアはイーストウッド映画の粘り腰から110ミリオン以上行く可能性もあると予想している。いよいよ第4最終コーナーに達した北米映画興行戦線での本作。1月からは続々と海外興業が開始。IMDBでは世界で最も遅い公開日となっているのはポーランドの3月15日。春までにイーストウッドの新作は国内+世界興業で合計200ミリオン(2億ドル)以上を稼ぐと見られている。

2019年1月1日
クリント・イーストウッドの新作「運び屋」がホリデーシーズンで順調に興業を伸ばしている。以下Hollywood Reporterの現地12月31日付け記事の抄訳。

「イーストウッドの新作がホリデーシーズン興業にビッグパンチを見舞っている。公開後3週末までに61.1ミリオンを稼いでいる。興業ランクでは5位。このホリデーシーズンの大作揃いの中で大健闘。2012年の主演前作「生の特等席」の北米興業35.8ミリオンをすでにクリア。興業専門家は「運び屋」は興業終了までに最低90ミリオン、可能性として大台100ミリオンに到達する可能性もあると予想している。
イーストトッドの「運び屋」の前の監督・主演作は2008年の「グラン・トリノ」。本作同様時代から取り残された人間の物語だった。「グラン・トリノ」は北米148ミリオン、世界興業を合わせると270ミリオンを稼ぎ出した。予算は33ミリオンだった。「運び屋」の制作費は50ミリオン。北米公開3週で60ミリオン強を稼いでいる本作は1月から海外興業開始。海外でも多くのマーケットで強い力を持つイーストウッドだけにさらなる収益が見込まれる。特に世界最強のイーストウッド大好きカントリーフランスはグラン・トリノは27.9ミリオンを稼いでいる。2018年公開の「15時17分、パリ行き」は北米36.3ミリオン、世界興業で57.1ミリオンと不発。その前作の「ハドソン川の奇跡」は北米125ミリオン、世界興業115.7ミリオン、トータル240ミリオンを稼いだ。イーストウッド最大のヒットは2014年の「アメリカン・スナイパー」。北米350ミリオン、世界トータルでは547ミリオンを稼ぎ出した。主演はブラッドリー・クーパーだった。クーパーはイーストウッドとの関係を深めており「運び屋」にも出演。またクーパーはイーストウッド監督で進められていた企画「アリー スター誕生」の監督をイーストウッドから引き継いでいる。 」 

記事終わり

 

2018年12月26日

イーストウッド監督の新作「The Mule(邦題 運び屋)」が北米公開開始から2週目の週末を終えた。12月14日金曜に公開。翌週木曜までの公開7日でおよそ25ミリオンの興業を上げ制作費のおよそ50ミリオンの半分を回収した本作。21日~23日の2週目の週末は9.7ミリオンの売り上げ。この時点で北米興業は35ミリオンを超えた。この後は新年明けまで映画興行はボーナスステージ。毎日週末興業なみの収益を上げる。ボーナスステージの間では一番売り上げが落ちるクリスマスイブの月曜は約2.2ミリオンの売り上げ、クリスマスの25日は前日映画鑑賞を控えていた人が押し寄せ4.9ミリオン売り上げ。公開12日で約42ミリオンの売り上げとなった。先週から北米映画興行争いでは大作が大量公開。「アクアマン」、「メリーポピンズ・リターン」、トランスフォーマーシリーズの「バンブルビー」が先週公開、今週クリスマスの25日からは火曜ながらボーナスステージゆえ大作が公開。クリスチャン・ベイルが元副大統領ディック・チェイニーを演じアカデミーを狙う「バイス」、ウィル・ファレルとC・ライリーのドタバタコメディの「ホームズ&ワトソン」が公開。本作「The Mule」の興業ランキングは下位にまで落ちているものの、売り上げは順調。3週目の28日~30日の金、土、日の週末興業終了までには約60ミリオンに売り上げを伸ばすと予想されている。

 

2018年12月21日
本日The Muleの内覧試写があったよう。Twitterで見た方のつぶやきを2つ発見。


     


2018年12月17日
本作The Muleで使用された楽曲。ワーナー映画が出しが本作のフルクレジットより

"Siento Que Ya No Estas"
Written and performed by Arturo Sandoval

"Cat In The Hat"
Written and performed by Sarah Cion
Courtesy of Riptide Music Group, LLC

"More Today Than Yesterday"
Written by Patrick Upton
Performed by Spiral Starecase
Courtesy of Columbia Records
By arrangement with Sony Music Entertainment

"More Today Than Yesterday"
Written by Patrick Upton
Performed by Charles Earland
Courtesy of Concord Music

"Sugar"
Written by James Hajigeorgiou, Sam Gray and Nicole Blair
Performed by MYBADD & Sam Gray

"Without You"
Written and performed by Amy Black
By arrangement with Mixtape Music

"Moody's Mood For Love"
Written by Dorothy Fields, Jimmy McHugh and James Moody
Performed by King Pleasure
Courtesy of Concord Music

"Cool Water"
Written by Bob Nolan
Performed by Nellie Lutcher And Her Rhythm
Courtesy of Capitol Records
Under license from Universal Music Enterprises

"A Day To Say Thank You"
Written and produced by Mollie B and Ted Lange
Performed by Squeezebox featuring Ted Lange and Mollie B

"I've Been Everywhere"
Written by Geoff Mack
Performed by Hank Snow
Courtesy of RCA Records Label Nashville
By arrangement with Sony Music Entertainment

"Ain't That A Kick In The Head"
Written by Jimmy Van Heusen and Sammy Cahn
Performed by Dean Martin
Courtesy of Capitol Records
Under license from Universal Music Enterprises

"Dang Me"
Written and performed by Roger Miller
Courtesy of Mercury Nashville Records
Under license from Universal Music Enterprises

"Country Club"
Written by Catesby Jones and Dennis Lord
Performed by Travis Tritt
Courtesy of Warner Bros. Records Inc.
By arrangement with Warner Music Group Film & TV Licensing

"(Alla En) El Rancho Grande"
Written by Silvano Ramos
Performed by Dean Martin
Courtesy of Legacy Recordings
By arrangement with Sony Music Entertainment

"Ugly Child"
Written by Sam Theard
Performed by Lovin' Sam Theard
Courtesy of Document Records Ltd.

"La Mula Guarachando"
Written and performed by Arturo Sandoval

"Gozando La Cumbia"
Written and performed by Arturo Sandoval

"On The Road Again"
Written and performed by Willie Nelson
Courtesy of Columbia Records Nashville
By arrangement with Sony Music Entertainment

"I'd Rain All Over You"
Written by Arvid Johnson and Anna E. Wordelman
Performed by Red Johnson
Courtesy of Fervor Records

"Everything Happens For The Best"
Written and performed by Dick Flood
Courtesy of Fervor Records

"Don't Let The Old Man In"
Written and performed by Toby Keith
Courtesy of Show Dog Nashville

 

2018年12月17日
14日から北米公開となったThe Mule。金曜から日曜までの最初の週末の興行成績は初期見積もり段階で17.2ミリオ。スパイダーマン: スパイダーバースの35.4ミリオンに次ぐ2番目の数字だった。
多くのメディアはこのThe Muleの17.2ミリオンを、“未だ観客を呼べるイーストウッド恐るべし”と高い興行成績と伝えている。主人公が差別用語をばんばん使うと言うことで大批判の的になっている本作、理由は簡単に想像出来るが南部での興業がかなり高いという。
映画の出口調査でもA-と評価が高く、またアダルト層が見る娯楽映画がほぼないクリスマスホリデーシーズンゆえ、急激な興業ダウンはなく息の長い興業が見込まれるという。
また数は少ないが、本作のイーストウッドの演技は特筆もので、賞レースに参戦出来るレベルであるとし、今後組合賞、アカデミー賞にかかっても不思議はない・・・という意見もちらほら。

1. Spider-Man: Into The Spider-Verse - $35.4M
2 The Mule - $17.2M
3. Dr. Seuss' The Grinch - $11.6M
4. Ralph Breaks the Internet - $9.6M
5. Mortal Engines - $7.5M

 

2018年12月15日
The Muleが14日金曜から北米で公開。
初日は5.7ミリオンで日曜までの3日で17.8ミリオンの興業が予想されている、主演作としてはグラン・トリノの29.4ミリオン、スペースカウボーイズの18ミリオンに次ぐ数字。制作費は50ミリオン前後と見積もられており、世界興収を入れれば儲けは出そうなスタート。観客の出口調査ではA-の評価となっている。観客層では78%が35才以上とさすがに観客の年齢層は高い。男女比は男性54%、女性46%となっている。
さて訪れる観客は満足も、相変わらずイーストウッド演じる主人公が差別用語をばんばん吐きまくるキャラということで、多くの批評家は大バッシング。
“ The Muleを評価しているライターは今後覚えておくことにする“
“この映画は主人公が誰彼かまわず中指をたてているような映画。そうかファックークリント”などもはや映画とは関係ない批評というより単なる悪口パッシングになっているメディアも。
ポリティカルコレクトネス(人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること)時代は映画の中のキャラクターでさえ言葉を選ばなくてはいけないのか・・・。もっともイーストウッドはトランプ支持を表明し、現代はあまりにもポリティカルコレクトネスにとらわれ過ぎていて、”軟弱な時代になった”とポリティカルコレクトネスそのものを強く批判していることで、余計ターゲットになっているのだが。

2018年12月14日
The Mule公開直前にイーストウッドの関わりのある人が死去。
ソンドラ・ロック(74才)が11月3日、自宅にて死去。乳がん、骨肉腫などと戦闘っていた。。イーストウッドとは1976年のアウトローから1983年のダーティハリー4まで6作で共演。13年間イーストウッドの愛人だった。1967年に映画初出演の「愛すれど心さびしく」でアカデミー賞助演賞にノミネート。80年代後半からは監督業。プロデュース業も行っていた。遺作は2017年の「Ray Meets Helen」でHelen役を演じた。

 

2018年12月13日
新作「The Mule」のレビューが現地水曜午後解禁。
予告編の犯罪スリラー風はやはり実際の映画とはかなり違い、
実際の映画はへんてこなロードムービー。行く先々で出会った人とのエピソードの積み重ねらしい。

ワーナー映画が危惧していると噂されているとおり、ポリティカルコレクトネス時代、差別用語を吐きまくるイーストウッド節は相当毛嫌いする人が多いようで、Twitterなどではレビュー解禁前から“最悪の差別映画”“映画はまだ見てないがどうせお隣の差別守備の糞爺の話だろ”など激しく本作を批判する人が多く存在。
やはりワーナーは公開前に多くのアンチの人の意見が広まることを避けたかったか。
Hollywood Reporterは“ワーナースタジオは本作をアカデミーコンテンダー作品とは違うタイプの作品と主張している“と伝えていたのも、主人公アールストーンが人種差別的なセリフをばんすかいうキャラクターなので騒ぎは御免ということだったからかもしれない。
とはいえ現地水曜午後のレビュー解禁で出てきたレビューはおおむね好意的。
まだ解禁直後でレビューは出そろってはいないが、“グラン・トリノには届かないが88才にして監督として、俳優として、イーストウッドは未だ現在ということを十分示す出来”という評価で固まりそう。
ただし中には
“イーストウッド時代のカジュアル差別が好きな人には勧める”など差別的な表現から本作をかなり低く評価しているレビューも多くあり、若い世代にどんどんイーストウッド嫌いが増えそうなきっかけとなる映画になりそうだ。イーストウッドがトランプ支持を表明した時も日本のTwitterで、たくさんの人がイーストウッド嫌いになった・・ってつぶやいてたしなぁ・・・・。
ヴァラエティのレビューでは
「イーストウッドが新しいファンを獲得するような役ではなく、彼を知っている元々のファンを間違いなく喜ばせる役柄」と書かれていた。

なお本作は現地12月14日から2558スクリーンで公開。木曜夜からの上映はない。初週末は20ミリオン程度の売り上げが予想されている。


2018年12月11日②
米イーストウッドファンサイトの掲示板で、ベテラン投稿者さんがThe MuleプレミアでThe Muleを鑑賞。映画の内容にネタバレしないように情報を投稿。以下その情報。

  • 米メディアなどは何度も伝えているが、本作はLeo Sharpeの伝記物ではない。ほぼオリジナル作品で90才の運び屋という設定を使っているだけ。
  • 予告編はまったくの嘘っぱち。予告編は犯罪スリラー、サスペンスフルな作風に見せているがまった違う。またグラントリノ、ミリオンダラーベイビーのようなエモーショナルな映画ではない。もっとハートフルでコメディに近い。またかなり風刺が効いており、デッド・プール的な風刺シーンも。パロディ的な映画でもある。とにかく映画は楽しい作品。イーストウッドの演技もかなりコメディがかっている。

  • イーストウッド演じる主人公が昔のまんまの人間で今のご時世でいったら外に出してはいけない言葉使いをする人間。差別用語をばりばりに使う。この映画が公開直線までレビューが解禁されないのはそれが理由ではないか?今のご時世、人種差別的な言葉は批判の的になる。イーストウッドは70年代の自身の映画同様、この主人公もアフリカンアメリカンを“ニグロ”と呼びまた女性の同性愛者にも“dyke(女性同性愛者に対する侮辱語)”と呼んでいる。

    ほかイーストウッドは共和党支持者。加えて題材もメキシカンの麻薬カルテル、国境問題、と今最もぴりぴりしている問題ばっかり扱われている。ワーナーもあまり公開前の露出して批判されるのを恐れているか
  • アンディ・ガルシアの出演がずっと公式にされておらず、ガルシアのインスタグラムが情報源であった期間が長かった。ガルシアはほとんどカメオ的出演であったという。ほかローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・ウィーストらの出演時間も非常に少ない。ブラッドリー・クーパーもイーストウッドとからむシーンは少なく大きい役ではない。本作はこれまでにない演技をしているイーストウッド映画。

 

2018年12月11日
Clint Eastwood監督・主演のMuleのプレミアが月曜夜にLAで開催。ワーナー映画からレビュー解禁となっていないようで未だ大手メディアでレビューを出しているメディアはない。公開は今週14日。通常公開までレビューをスタジオが許可しない場合、作品の出来が最低クラスと決まっているのだが・・・はたしてMuleはいかに。
プレミアにイーストウッドの息子スコット、出演した娘アリソン、出演していないがデビッド・ハッセルホフ、クリフトン・コリンズJr。出演しているアンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャらが出席。ついでに88才のイーストウッドの今のガールフレンドも。

イーストウッド監督のThe Muleプレミア。現地月曜開催したがイーストウッド一家のお祭りとなった。88才のイーストウッド。最初の妻マギー87才、現在のガールフレント55才、マギーとの子供でジャズミュージシャンのカイル50才、出演している娘アリソン46才。俳優のスコット32才、孫で女優のグレイレン24才。
写真は左からグレイレン、グレイレンの旦那さん、アリソン、スコット、現在のガールフレント、イーストウッド、マギー、カイル、カイルの奥さん。


 


2018年12月07日
まったく事前情報が流れていない本作。
試写会も行われておらず批評家 Richard Roeperは
”本作の出来には不安がある。イーストウッドは自身の作品で初めて
事前評価を禁じたため”と伝えた。本作は12月10日がプレミア。それまで情報は出ないということか。
大抵作品の出来が悪い映画は悪評を恐れ公開直前まで情報を隠すことが多い。

 

2018年12月06日
12月10日にウェストウッドヴィレッジで本作The Muleのプレミアが開催。ウェストウッドヴィレッジは最近大作のプレミア会場として選ばれることが多く、ヴェノム、スパイダーマン: スパイダーバースのプレミアも行われた。

2018年12月05日

話題1
カントリー歌手Toby Keithが本作Muleに楽曲を提供。書き下ろしでタイトルは「Don’t Let the Old Man In」。作品のエンドシーンに流れる曲だという。この曲は映画が公開される1週間前の12月7日よりデジタルシングルとしてダウンロード販売開始という。Keithはカントリー音楽の最大の賞、ACM賞を2012年に受賞している。

話題2
2014年のミリオンダラーベイビー以来のイーストウッド監督作品出演となるマイケル・ペーニャ。New York TimesのインタビューでMuleについて少しだけ話していた。
「イーストウッド監督っていうのは、“何をします?何でもやりますよ”って言いたくなる監督なんだ。テレビの番組とかだと台本どおりやらないといけないんだ。でも彼の映画なら色々考えてやることが出来る。彼は僕が若い頃、僕に仕事をくれた監督の1人なんだ。僕はミリオンダラーベイビーのオーディションを受けたんだけど、彼には人種の振り分けって概念がないんだ。“こういう役があるんだけどどうだ”って感じなんだ。彼には彼自身のルールがあって、彼の映画には世間のようなレッテル貼りがないんだ。ミリオンダラーに出た15年前は本当に人種の振り分けが激しかった。台本の役のパートをみても、主役・白人、準主役・白人。つづいて白人、白人。たいたい10番目にようやくアフリカンアメリカンが出てきてぼくみたいなラテン系やほかの民族は15番目くらいにならないとリストになかったんだ。だから当時僕は15番目の役程度がせいぜいだったんだよ。今はそんなリス語は存在しないけどね」とペーニャ。

2018年11月30日
日本公開日および邦題が発表。以下シネマトゥデイさんの記事

名匠クリント・イーストウッド監督が、90歳間近にして麻薬の運び人を務めていた老人の実話を映画化する新作『運び屋』が、2019年3月8日より日本公開されることが決定し、特報映像とポスタービジュアルが公開された。イーストウッドが監督作で自ら主演を務めるのは『グラン・トリノ』(2008)以来10年ぶりとなる。本作のベースになったのは、2014年6月に The New York Times 誌に掲載された1本の記事。そこには、2011年に逮捕された、メキシコからデトロイトへ大量のコカインを運び込んでいた“伝説の運び屋”が、逮捕歴もない87歳の普通の老人レオ・シャープだったという、衝撃的な事件が記されていた。この事実をもとに、『グラン・トリノ』でもイーストウッドとタッグを組んだニック・シェンクが脚本を執筆。イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』(2015)で主演を務めたブラッドリー・クーパーをはじめ、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストらに加え、イーストウッドの娘アリソン・イーストウッド、『死霊館のシスター』のタイッサ・ファーミガなど新星まで、実力派がイーストウッドの下に集結した。

 前作『15時17分、パリ行き』(2017)からわずか1年あまりで新作を発表。現在88歳とは思えぬハイペースな仕事ぶりで精力的に活動するイーストウッド監督は、自ら主人公アール役で主演も兼任。くしくも撮影時の年齢は、当時のシャープと同じ87歳だったという。

 特報に映し出されるのは、自宅は差し押さえられ、娘の結婚式で妻と娘を悲しませ、家族をないがしろにしてきた男の姿。後悔の念を抱きながらもピックアップトラックを運転し、積み荷を運び続けるアールの表情は何を物語っているのか。傷つきながらただただ荒野を走るアールの姿に、故・山田康夫の声質を受け継いだ多田野曜平による「人は永遠には走れない」というナレーションが。イーストウッド自身の人生を振り返るような、新たな傑作の誕生を予感させる。(編集部・入倉功一)

https://www.cinematoday.jp/news/N0105272

 

2018年11月26日
12月14日公開ながら未だ作品の出来などの噂する流れていない本作。Twitterでは映画ライター、ジャーナリストが本作Muleの試写がまったく予定されておらず、賞レース皮切りとなる National Board of Review、NY 批評家賞の評価のための試写も予定されていないという。どうやらワーナーは本作を賞レースに送り込むつもりはないようで、つまり作品的に賞向きではない、もしくは出来が良くないのでは・・・とのネガティブな印象が増えてきている。

2018年11月22日
以下のサイトによると本作The Muleの上映時間は116分らしい。
https://gatewayfilmcenter.org/the-mule/

116分が正しいとなるとグラン・トリノと同じ上映時間。

2018年10月31日
よくネットでクリントイーストウッドは葉巻が嫌い・・・西部劇では毎回大変だった・・・。みたいな文よくあるけど・・・・「The Mule」のサントラ録音スタジオの外でアルトゥーロフエンテのドンカルロスの葉巻をエンジョイする姿が・・・。サントラを担当したアルトゥーロ・サンドヴァルが自身インスタグラムで公開したもの。しかしサンドヴァルさん、ジャズ界の大物、トランペットの名手・・などイメージ外れのミーハーぶりで、イーストウッドの写真ばんばんインスタにアップしてるんですけど・・・

 

2018年10月31日
以前お伝えしたアルトゥーロ・サンドヴァル(Arturo Sandoval )。
なんと楽曲提供どころの話しではなくサウンドトラック全般のスコアを担当したもよう。
Facebookに本人が投稿した動画によると、なんと人生初、自身が作曲した曲のオーケストラの指揮を行う!という。
本人がアップした動画はそのサウンドトラック収録に向かう車中のもの。
「みんな元気、おはよう。今は朝8時22分だよ。ロスで今ワーナーのイーストウッドスタジオに向かってる。素晴らしいスタジオでクリント・イーストウッドの映画「The Mule」のサントラ収録だ。このチャンスに感謝したいし僕を信頼してサントラを任せてくれたクリントにも感謝したい。本当に素晴らしい機会だし、感謝しているよ。ちょっと感情的になっているよ。だって82人のオーケストラの前でスタジオで指揮をするんだよ。Oh My Goodness!。当然ナーバスになってるよ。でもうまくいくといいな。でも彼らは毎日やって経験があるだろうからみんな僕の指揮棒に集中する必要ないよね。ちゃんと準備も出来ているし。今日は6時間録音、明日もやるよ。ビッグバンドだよ。20 Piece Orchestra!2つのビッグバンドの他にオルガンにギター、パーカッション。とても楽しいものになりそうだ。僕のために祈っておいてね」とサンドヴァル。

 

2018年10月25日
現地24日、ポスターが公開された。

2018年10月17日
本作「Mule」のためのキューバのジャズ・トランペット奏者アルトゥーロ・サンドヴァル(Arturo Sandova)が自身Twitterで
「本作のために曲を書いたよ。素晴らしい機会の感謝を。神のご加護を、クリント・イーストウッド!」とつぶやいた。サンドヴァルの伝記テレビ映画では本作に出演しているアンディ・ガルシアが主演している。
サンドヴァルは今年9月のブルーノート東京で演奏を行っている。
下の写真はサンドヴァルのIMDBの自分のページに、自分で投稿したイーストウッドとの写真。

 

2018年10月10日
クリント・イーストウッドの息子Scott EastwoodがTwitterで親父の映画を後押し。
すでに鑑賞済みでとても素晴らしい映画とつぶやいている。

 

2018年10月5日
The Muleの公式サイト公開。予告編もあります。

http://www.themulefilm.com/

なお北米公開が今年12月14日。イギリスは明けて1月、ロシアは2月、フランスは3月公開だそうです。
日本公開は不明。

 

2018年10月2日
The Muleの第一弾予告編がまもなくリリース。
2分25秒。
同じワーナー配給の映画「スター誕生」が現地5日公開なので、それに合わせその上映館で、またネットで予告編がリリースされると予想される。

 

2018年9月30日
日本のサイトなどを見ていると6月撮影で12月公開ということで急ピッチなどという表現をしているサイトがあるが、イーストウッドファンからすると「へ?いつものことじゃん」という感じ。
たとえば
グラントリノの場合8月中旬まで撮影を行っていたが公開は同年12月14日。
ミリオンダラーベイビーの場合6月から7月の40日間の撮影で公開は同年12月15日。
アメリカンスナイパーは3月31日モロッコで撮影開始、6月3日カリフォルニアで最後の撮影を行い同年11月11日AFI映画祭で初上映。
今回の「The Muler」は最終撮影は不明も8月第1週ではまだ撮影は行われていた。全米公開は今年の12月14日。Muleの場合も現地イーストウッドファンサイトでも年内公開を予想する声が圧倒的だった。作品そのものも12月に向かって絶賛編集中というよりほぼ完成に近くなっていると見られ、ワーナー映画のToby Emmerichは8月にイーストッドの新作の公開時期に関して
「今はClintが映画を見せてくれるのを持っている段階。彼とはもう25年くらいそんな感じ。Clintがいつ、どこで、言う方式でずっとうまくいっているから」と話していた。

 

2018年9月29日
「The Mule」が18年年内公開になり、しかもオスカーシーズンの12月公開。オスカー戦線に殴り込みか?との報道もあるなか、いくつかのメディアは本作はアカデミー戦線に出るとは思われていないとしている。
Varietyは
「本作はオスカーのメジャーコンテンダーとは見られていない」とその一つ。
そもそもワーナーはブラッドリー・クーパー監督主演の「スター誕生」をオスカー戦線の最有力候補として強烈プッシュを図ると見られており、そこに同じクーパーが出演している映画をオスカーコンテンダーとしてプッシュすることは評割れをすることから考えられないという意見も多い。またイーストウッドだからオスカータイプ作品と想像しがちだが、The Warpは本作が12月の公開となった理由についてワーナー映画は「アダルト層のドラマ好き映画ファンには大作が少ない12月は一番適しているため」と説明していると伝えている。けしてオスカーノミネートを狙ったためのものではないということだ。
これまでアメリカン・スナイパー。ミリオンダラーベイビーと近年オスカー戦線を賑わしたイーストウッド映画は12月公開、一気にオスカー戦線に急激浮上、というパターンが定番だったが今回は単に12月公開というだけか?

 

2018年9月28日
イーストウッド監督・主演の「The Mule」の北米公開日が今年12月14日とワーナーより発表された。この日はユニバーサルの「モータル・エンジン」、ソニーのアニメ「スパイダーマン: スパイダーバース」も公開される 。

日本語サイトThe Riverさんもこの情報を伝えている。以下斜線文章で引用


「名優クリント・イーストウッドが監督・主演を務める新作映画『The Mule(原題)』が2018年12月14日に米国公開されることがわかった。米Deadline、Varietyほか複数のメディアが報じている。

『The Mule』でイーストウッドが描くのは、孤独で無一文、差し押さえを受けた80歳代の男性アール・ストーンが、メキシコの麻薬カルテルへのドラッグの運び屋となる物語。何も知らないまま、ドライバーとして危険な仕事を引き受けたストーンは、やがて麻薬取締局の捜査官コリン・ベイツにも追われるようになっていく……。

近年、『ハドソン川の奇跡』(2016)や『アメリカン・スナイパー』(2014)、『ジャージー・ボーイズ』(2014)など監督に専念して高い評価を得てきたイーストウッドにとって、監督・主演を兼任するのは『グラン・トリノ』(2008)以来。また、俳優としての本格的な活動は『人生の特等席』(2012)以来だ(『アメリカン・スナイパー』はノンクレジット出演)。

本作にはイーストウッドのほか、捜査官コリン・ベイツ役で『アメリカン・スナイパー』以来のタッグとなる俳優ブラッドリー・クーパー、『死霊館のシスター』(2018)のタイッサ・ファーミガ、『アントマン』シリーズやNetflixオリジナルシリーズ「ナルコス: メキシコ編」(2018年11月16日配信)のマイケル・ペーニャ、『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズのローレンス・フィッシュバーンらが出演。イーストウッドを支える充実したアンサンブルにも期待したい。

ちなみに『The Mule』の米国公開日として決定した2018年12月14日には、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のピーター・ジャクソンが製作・脚本を担当する『モータル・エンジン』(2018)、ソニー製作による「スパイダーマン」シリーズのアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)も米国公開される。 」

https://theriver.jp/mule-us-release/

2018年8月1日
28日に本作のプロデューサーの1人Kristina RiveraがInstagramで撮影終了を報告したものの、なぜかその報告を削除。なぜ・・・??と思ったらなんと撮影は終了していなかった。
今週はニューメキシコ州からコロラド州に移動。まだまだ撮影は残っている模様。コロラド州は短い期間の撮影でまたニューメキシコ州に戻るという。
撮影隊は月曜にコロラド入りした模様。月曜夜にコロラド州の小さな街トリニダードのレストランでイーストウッドらは夕食。
レストランの人の話ではイーストウッド、娘アリソンはいたが他のキャストはいなかったという。火曜からはプエブロとコロラドスプリングを結ぶ25号線で撮影ほか複数の景観地、田舎地帯で撮影。コロラドスプリング市のフィルムコミッションによると、製作会社は有名な観光地Garden of the Gods(切りだった岩、バランスロックなどで有名)を車で通過するシーンなどの撮影をすると連絡を入れてきたという。Pikes Peak(ロッキー山脈に連なる山の山頂。世界一高い登山鉄道で知られる)でも撮影する予定だったがキャンセルされたという。他キャストはおらず、実景撮影なら通常B班が撮影するので、どうやらイーストウッド扮する主人公が車で移動しているシーンなどの簡単な撮影ではと見られる。
2日間の撮影で現地水曜にはコロラド州を去り、ニューメキシコに戻り撮影を続けるという。
なお撮影スタッフと話をした人によると撮影スタッフは今年年末もしくは1月公開と話していたという。

2018年7月31日
アンディ・ガルシアが7月28日に自身インスタグラムに
Piano Break with Maestro Eastwood -The Mule - Las Cruces
とイーストウッドとピアノを弾く写真をアップ。
The Muleにガルシアが出演しているのだろうか。ガルシアはキューバ系アメリカ人で、「アンタッチャブル」で大ブレイク。ゴッドファーザーPart3などにも出演している。

2018年7月28日
本作のプロデューサーの1人Kristina Riveraが自身インスタグラムで「The Mule」の撮影が無事終了したと報告。およそ2ヶ月にわたる撮影期間だった。

2018年7月18日
今月末からはニューメキシコ州での撮影となるイーストウッド最新作「The Mule」。
娘アリソンも本作に出演。子供時代のタイトロープ(1984年)ほか数本でパパイーストウッドの作品に出演している。今回のパパイーストウッド作品出演は21年ぶりとなる。21年前の作品は「真夜中のサバナ」。偶然か、「真夜中のサバナ」もジョージア州での撮影だった。「真夜中のサバナ」ではイーストウッドは監督のみ。今回の「The Mule」ではイーストウッド扮する主人公の娘役となる。娘役は1984年の「タイトロープ」以来。
「父から作品に出ないかと聞かれたときはある意味怖かったけど同時に感動したわ。だって永遠に一緒に仕事が出来るなんて思っていなかったから」とアリソンは話している。
下の写真はアリソンがインスタグラムにアップした
父イーストウッド、映画の中でイーストウッド扮する主人公の元妻役のダイアン・ウィースト,アリソン。

 

2018年6月22日
ただいま撮影中!!!
左写真 左にコーヒーとアイスを持つブラッドリー・クーパーと右にアイスを食うイーストッド。
右写真 麻薬取締局の捜査官役のローレンス・フィッシュバーン。

ブラッドリー・クーパーはレディ・ガガ共演による初監督・主演作「アリー スター誕生」が10月に公開予定。IMDBなどに製作にイーストウッドの名前がないが、Daily Mailなど複数メディアは「アリー スター誕生」にイーストウッドは製作に参加していると伝えている。
「アリー スター誕生」は元々イーストウッドが監督として2011年から準備していたもの。しかし11年8月に当時主演予定のビヨンセ妊娠で製作延期。イーストウッド本人は12年夏頃に撮影開始予定と話していた。またこの頃から、イーストウッドはクーパーを主演に迎えたいと考えていると伝えられていた。しかし12年の9月にイーストウッドが来年になりそうとさらなる制作の遅れをインタビューで答え、同じころビヨンセが降板。その後ニュースがとだえていたが2015年3月にクーパーが監督としてプロジェクト再開がワーナー映画が発表、2017年4月に撮影開始。今年の10月が公開予定となっている。本作はアカデミーなどの賞レースにからむのではとの予想も多く出ている。

しかしそうなると本作Muleの公開時期にも影響が。イーストウッドは早撮り高速編集で有名。グラントリノは7月撮影開始もなんと年内公開。アメリカンスナイパーも4月撮影開始で11月には早速上映、12月公開。本作Muleもイーストウッドの通常のペースなら年内完成、年内公開が見込まれる。しかし両作品とも同じワーナー作品。ワーナーとしては同じクーパー出演作の作品をあまりに近い期間に公開したくないと考える可能性も。スター誕生、Muleと共に賞レースにからむような作品となると、評割れ、興行のつぶしあい、とワーナーが避けたくなるのは当然。イーストウッドファンは早く作品が見たい!


2018年6月20日
現地19日午後、ジョージア州ダグラスビル(アトランタからおよそ20マイル西)の撮影でイーストウッド、ローレンス・フィッシュバーン、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ペーニャがファンにより目撃された。

2018年6月18日
ブラッドリー・クーパーが撮影のためアトランタ入り。チームブラッドリークーパーのインスタグラムで写真が公開されている。

 

2018年6月13日
イーストウッド監督・主演作「Mule」にローレン・ディーン()Loren Dean)が出演決定。ディーン はテレビドラマ「ボーンズ」で主人公骨娘ブレナンの兄ラス・ブレナンを演じていた。またイーストウッド映画にも出演経験があり2000年の「スペース・カウボーイ」に出演。イーストウッド、サザーランドらベテラン宇宙飛行士に対抗する若手宇宙飛行士役で出演していた。 ディーンはDEA(Drug Enforcement Administration=麻薬取締局)捜査官の役で出演。ブラッドリー・クーパー演じるDEA捜査官の同僚役。


64日から行っていたジョージア州オーガスタでの撮影が12日終了。今後同じジョージア州のアトランタへ撮影場所を移す。ただしオーガスタの映画ファンにとっては再び撮影隊と再会出来るチャンスが。オーガスタでの撮影が順調す進まず、7月に追加撮影があるかもしれないという。

2018年6月11日
日本時間610日、本作に出演しているアリソン・イーストウッドがインスタグラムに投稿した写真。中央に本作に出演しているアカデミー女優ダイアン・ウィーストが。ウィーストはイーストウッド扮する主人公の元妻として出演と伝えられている。ウィーストの左わきにクリント・イーストウッド監督、右わきにイーストウッドの娘アリソン。ほかプロデューサーのTom Moore、撮影監督のYves Belanger、カメラオペレーターStephen Campanelliらが映っている。

 

2018年6月10日
元気に撮影中。結婚式のシーンの撮影らしい。なお撮影地オーガストは連日テレビが撮影風景を伝え盛り上がっているが、今のところブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーンらの出番はないようで目撃情報なし。

 

2018年6月6日
現地月曜日、ジョージア州オーガスタでの撮影風景。監督・主演のイーストウッドが花を片手にてくてく。イーストウッド演じる90才の麻薬の運び屋レオ・シャープの本業は園芸家。

2018年6月5日
イーストウッド監督・主演作「Mule」に
ダイアン・ウィースト(Dianne Wiest)は元妻役、
マイケル・ペーニャ(Michael Peña)はenforcer(殺し屋?)役で出演。さらに
ローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)、
アリソン・イーストウッド(Alison Eastwood)、
タイッサ・ファーミガ(Taissa Farmiga)、
イグナシオ・セリッチオ(Ignacio Serricchio)が出演とHollywood Reporterが伝えた。
なんとイーストウッド映画にしては珍しい、有名俳優をそろえてきている。前作が素人3人を主役に添えたのでその反動か、それともイーストッド最後の出演作に、出演させろ依頼が殺到したか。
上記俳優陣でイーストウッドと共演、もしくは監督作に出演したことがあるのは、ローレンス・フィッシュバーン(ミスティックリバー)、娘アリソン(タイトロープ、真夜中のサバナ他)。
また本作はグラン・トリノの脚本を書いたNick Schenkが脚本を担当している。

2018年6月4日
現地土曜夜、クリント・イーストウッドがジョージア州オーガスタのレストランで目撃される。地元WRDW-TVのリポーターがあるイベントの取材を終え、さらに次のイベント取材へ移動の途中の話し。レストランバーで持ち帰りの食事を注文し料理を待っていたところ、横のバーのカウンターにイーストウッドらしき人が。彼女は隣に待っていた初対面の人に
「あれってクリント・イーストウッドじゃないかしら?」と聞くと、
「えっ!あっ、イーストウッド。間違いない!!」と興奮。
イーストウッドに近づくと、セキュリティが“写真駄目です”と断るも、イーストウッドが、“いいよ。おいでよ。なにへんなもんぶらさげてんの?”という話しかけてきたという。
「すいません、私この間テレビで撮影隊が来るって伝えた地元テレビのリポーターなんですけど、写真とってもいいですか?」というと、
「いいよいいよ」と撮影に応じてくれたという。

2018年6月4日
現地4日、ジョージア州オーガスタで本作クランクイン。
地元局WRDW-TVでは我が町オーガスタに映画撮影隊がやってくる!とニュースでも喜びの報道。ダウンタウンでの5日からの撮影に向けては、ストリートのお店に“映画の撮影するんでよろしいくね”の挨拶お手紙が配達されていることなどを伝えている。
美容師の女性は
「うちのビルの屋上に上って、誰にも邪魔されず映画撮影を見るぞー」
カフェのオーナーは
「イーストウッドのファンなんだよ!うちきてコーヒー飲んでってくれないかな・・・」などの街の声を紹介。
ただし現地撮影コーディネーターによると、オーガスタダウンタウンでの撮影のほとんどはストリートにある銀行の中での撮影がだという。

 

本作のキャストにRobert LaSardo(ロバート・ラサード)が加わった。誰それ?というなかれ。アメリカのドラマ、映画をたくさん見ている人ならかならず一度は見たことがある人。しかも一度みたらなかなか忘れることは出来ない超個性派俳優。
この人だ!

こんな外見をしているので悪い人役でテレビ、映画で大人気のLaSardo。CSIマイアミでは我らがホレイショ・ケインを悩ますギャングのマラ・ノーチェのメンバーフィエロ役で出演。
ちなみにこのラサード。外見から俳優になる前は不良だったのかな・・・・と想像してしまうが、貧困から抜け出した努力の人。
NYのブルックリンで生まれたラサードは貧しく、父親と車生活。暖かい時期はキャンプ場で寝泊まり。寒くなると父の友達の家を転々。それでも学校には通っていたラサード。転機は中学校の先生がラサードにHigh School of Performing Arts(現在のFiorello H. LaGuardia High School)への進学を勧めたことだった。映画ファンなら聞いたことがあるかもしれない。1980年のアランパーカー監督の映画「フェーム」の舞台となった。ラサードはオーディションを受け見事に合格する。同校で演劇を学んだラサード。しかし生活環境からギャング、犯罪と隣り合わせの生活がつきまとっていた。ラサードが学校で素晴らしい成績を残す一方、環境を変えるため陸軍に入隊する。4年間の軍隊生活を送るがしかしだんだんと高校で学んだ演技が恋しくなり、また演技への欲望が高くなっていく。高校時代の演技の先生であり人生の恩師Anthony Abesonは高校卒業後も連絡をとりあっていた。除隊後Abesonの口利きでNew York Actors Studio、さらにStella Adler Conservatoryで演技を学ぶ。そして多くのオーディションを得てワーナー映画と3ヶ月の契約を結び、ハリウッドでの役者人生が始まる。あれから30年間。今もその人生は続いている。
なおラサードは映画やテレビではニスパニック系の役が圧倒的だが、イタリア系である。

2018年5月28日
本作は
「90歳にして麻薬の運び屋として暗躍した実在の退役軍人レオ・シャープの半生を描く」実話映画・・ではなくどうやら
「90歳にして麻薬の運び屋として暗躍した実在の退役軍人レオ・シャープの半生」を基にしたかなりフィクションに近い作品の模様。この映画、当初から“inspired by(~インスピレーションを得て、~を基にして)”と表現されている。Deadline.comは本作を
「物語の一部はレオ・シャープの物語を採用しているが、映画の大部分はフィクション」と伝えている。

6月初旬から撮影開始の本作。ロボ・セバスチャン(Lobo Sebastian)の出演が確認された。

本作の編集をJoel Coxが担当することが明らかに。本人がインタビューで話したもの。Coxは1970年代からイーストウッド映画の編集(アシスタント時代含む)担当。アメリカン・スナイパーの編集を担当後、「ハドソン川の奇跡」「15時17分、パリ行き」ではCoxの弟子のBlu Murrayが編集を担当していた。
5月11日付けのprovideocoalition.comのインタビューでCoxは
「編集を外れていたのには理由があったんだ。アメリカン・スナイパーの後にクリントはしばらくオフにしたいって話していたいんだ。だから僕は違う仕事を受けていたんだけど、そしたら彼がハドソン川の奇跡をやることになってね。僕はその頃他の仕事中だったんだ。「15時17分、パリ行き」も僕が違う作品の編集中とバッティングしてね。それでBluが担当になったんだ。彼にとってはとても素晴らしい機会になったよ。彼は私から多く学んでいたからね。それで今回は彼に予定があったんで僕が戻ることにしたんだよ。クリントとは40年も一緒にやってるしソウルメイトみたいなもんだからね。クリントはすべてのショットを頭に入れているんだ。どれがどのシーンになるかってね。CGを使うシーンには簡単なストーリーボードを使うけど普通はストーリーボードなんて用意しないからね」と話している。

 

2018年5月20日
米エンタメサイトが、イーストウッド監督・主演「The Mule」にブラッドリー・クーパー出演の可能性が、と伝えている。現在麻薬取締局(DEA)の捜査官役で出演交渉中だという。
クーパーとイーストウッドとなると2014年のアメリカンスナイパーでのコンビ以来となる。またクーパーの監督主演作「スター誕生」が控えているがこの作品はもともとイーストウッド監督、ビヨンセ主演で準備が進められたいたところ、直線にビヨンセ妊娠、降板となっていた作品。その後イーストウッドがプロジェクトを去り、監督デビューのチャンスを探していたクーパーに話を振ったと伝えられている。ビヨンセにかわりレディー・ガガが出演する。
またクーパーは幼少期からイーストウッドの大ファンで、「エドガー」を始めイーストウッド映画のオーディションを何度も受けながら全部落ち。それが自身がプロデュサーを勤めるアメリカンスナイパーにイーストウッドが参加したところ、主役のスナイパー役の候補にクリス・プラットを考えていたクーパーに、「お前が主役やれ、食いまくって体大きくしろ」と主演を迫ったのがイーストウッド。あこがれの人から怒号のラブコール連発のクーパーである。

 

2018年5月09日
本作の映画のため、キャスティングサイトがアトランタ州ジョージアでの本作の出演・エクストラの募集を開始。
6月4日から12日までの撮影の募集。ということで撮影開始まであと1ヶ月を切っていることになる。

2018年4月23日
4月17日付けカメラマン情報サイトLenspire cinematography journalに、長らくイーストウッド映画の撮影監督を務めているTom Sternのインタビュー記事が掲載。
短いながら次のイーストウッド監督の予定にふれ
「明日クリントに電話しなくちゃいけないんだ」とStern。
イーストウッドが予定している次の作品に参加出来るかわからないと伝えるためだという。Sternはフランス映画の仕事があるのだという。Sternはフランス南部に住んでおり、この記事のインタビューもフランスのSternの牧場で行われたもの。 Sternの父はUnited Airlinesのエンジニアで1960年に一家はフランスに移り、3年間フランスに住んでいた。当時Sternは14歳。フランスで初めてのスチルカメラ(コダック製)を手にしたのだという。このインタビューが行われた日の翌日Sternが本作品の参加を断り、Yves BélangerがSternに代わり撮影監督を務めることになった模様。
なおBélangerは名前から想像できるようにフランス系。フランス系カナダ人が多く住んでいるモントリオール出身。この名前は特にカナダのフランス系には多い。当サイト18日づけでBélangerが撮影監督と伝えたが、その際のソースはカナダのフランス語ニュースサイト。モントリオールの都心部では70%近くがフランス語を第一言語としている。

2018年4月18日
どうやらイーストウッドの次回作は監督・主演を兼任すると伝えられていた「The Mule」で間違いない模様。カナダのフランス語サイトがカナダ出身の撮影監督Yves Bélangerがイーストウッド監督次回作「The Mule」で撮影監督をつとめると伝えた。同サイトによると撮影は6月4日から。2002年のブラッド・ワーク以来イーストウッド作品で撮影監督を務めていたTom Sternがなぜ今回担当しないのかは不明。

2018年1月31日
イーストウッド次回作か?
「新作「15時17分、パリ行き」がまもなく全米公開されるクリント・イーストウッド監督に早くも次回作の噂。監督・主演を兼任する新作「The Mule」で、90歳にして麻薬の運び屋として暗躍した実在の退役軍人レオ・シャープの半生を描く。主演作は2012年の「人生の特等席」以来。」 だそうです。
あくまでも噂です。「The Mule」はゾンビ・ランドやLA ギャングストーリーの監督として知られるルーベン・フライシャーが監督すると2014年にThe New York Times Magazineが伝えていました。なおイーストウッド次回作か?はそのまま立ち消えの単なる噂のケースも多いです。ただしイーストウッド監督は何かしらの準備はしているとみられ、ワーナー映画の2019年公開予定作にもイーストウッド監督作品が含まれていると伝えられています。

 

 

 

 

 

 



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